2019年11月14日(木) 更新
モラハラやパワハラ?圧迫面接をするのはブラック企業かどうかについて
目次
圧迫面接の企業=ブラック企業とは限らない
圧迫面接は日本特有の、パワハラ、モラハラをするような感じのブラック企業が行いそうな面接と思われがちですが、この面接手法は日本発祥ではなく海外から来た手法なのだとか。
ですから、このように嫌なことを言われる圧迫面接は、企業があえて嫌な内容を言ってみて面接者の受け答え方法などを見ているという可能性も考えられます。
ブラック企業だとはすぐに判断しない!
面接官もそんなことを言いたくて言っているわけではない場合もあるんです。その証拠に、嫌な内容を言われまくって、もう落ちたかと思っていた人も受かった事例もあります。
すぐにブラック企業だとは判断せずに、あなたの方もじっくりと企業を観察する必要がありそうです。早まって「圧迫面接だ!」「ブラック企業だ!」と判断して実は良い企業があえてやっていたという場合もありますので、じっくり見極めましょう。
モラハラ・パワハラに見える、圧迫面接の意図とは?
就活における圧迫面接とは、面接を受ける就活生に対してわざと横柄な態度をとったり、意地悪な質問、もしくは威圧的な発言や反論をし、就活生の反応を見る面接内容を意味します。あるいは、圧迫面接で質問をするときに、面接官が不機嫌そうな表情をしたり、机に肘をついたりして、意図的に悪い雰囲気を作り上げて、プレッシャーをかける場合もあります。では、なぜ圧迫面接を行うのでしょうか?その意図を見ましょう。
「ストレス耐性」と「機転の良さ」を見られている
圧迫面接を行う意図について見てみましょう。圧迫面接とは、実は日本特有の面接方法と言われています。では、どうして圧迫面接をするのか?それは、意地悪としか取れない質問を受けても、感情的にならずにいられるかという「ストレス耐性」があるかどうかと、想定外の圧迫面接に対しても「機転の利いた切り返し」ができるかどうかのふたつを見るためだと言われています。これらの点から、圧迫面接とは「地頭の良さ」や「要領の良さ」を見ているとも言えますね。
圧迫面接の意図は「対応力」の精査!
要するに圧迫面接とは、採用後・入社後でも臨機応変な対応ができるかどうかの「対応力」を見ているという点に集約されますね。ビジネスシーンでは理不尽な出来事も多いため、それらに耐えられるかどうか試しているわけです。
ただし、パワハラ・モラハラが横行する本当のブラック企業の場合も…
面接官側にとっても、威圧的な演技をしながら、論理的に就活生を追い詰めるいうのはかなり疲れるようです。なので、採用の見込みが一切ない就活生の面接でわざわざ迫力のある圧迫面接をする面接官はそうそういません。
ただし、圧迫面接を行う企業の中には本当のブラック企業であったり、性格の悪い面接官に当たる場合もゼロとは言い切れません。明らかに採用には関係ない暴言をはいたり、あまりにひどい内容のことを言われた場合には、一人で抱え込まずに大学や学校の就職課などに報告したほうがいいでしょう。
パワハラ・モラハラのあるブラック企業について確認
では、どのような圧迫面接をする企業が、パワハラやモラハラがあるブラック企業なのでしょうか。まずはされた質問を良く聞いてみましょう。
あなたの容姿や生活環境など自分の努力だけでは変えようがないような物事に対して罵倒してくるような面接官はパワハラ、モラハラの可能性があります。
ブラック企業がするプライバシーな質問は、圧迫面接の限度を超えている!
女性ですと、女性だからと馬鹿にしたような内容を言われたり、結婚や子供に対して嫌なことを言われたりするのはセクハラの可能性も否定できません。
やはり圧迫面接とはいえ限度があるのは当たり前ですから、言っていいことと悪いことがあります。そのあたりの企業の真意や誠意をくみ取りながらあなた自身で最終的にはパワハラやモラハラのあるブラック企業かどうかを判断する必要がありそうです。
モラハラは当たり前!ブラック企業には横暴が飛び交っている
人材を潰してしまうブラック企業には、横暴な社員が多く存在するそうです。たとえば、他の社員の前で罵声を浴びせる上司、理不尽なことを押し付ける上司、プライベートな飲食代を経費で落とそうとする上司、セクハラする上司など…数えあげればキリがありません。
このようなブラック企業に存在する「ブラック社員」が優秀な新人、やる気のある人材を潰しているというのが分かりますね。ブラック企業には、度を超えたパワハラやモラハラが蔓延しているのです。
パワハラに慣れきっている横暴な上司はなかなか変わらない
ブラック企業の横暴極まりない社員・面接官は、そのような体質に慣れきっており、パワハラやモラハラが当然になっているため、その環境や自分自身のやり方を変えようとはしません。
もしも会社自体はブラック企業ではなく、一部の面接官の横暴が目立つだけというのならば、まだ救いはあるかも。とはいえ、パワハラやモラハラが当たり前になっている社員はほぼ体質を改める事がないので、その辺りは覚悟しておきましょう。
許容できる範囲の圧迫面接かどうかを考えよう!
圧迫面接を受けた際に、パワハラをされた、モラハラをされたと感じるのはもちろん個人差があります。何か嫌なことを面接で言われても、あまり考え込んだりくよくよしない性格の人は大してなにも感じないでしょう。
一方で真面目で言われたことを受け止めすぎて悩んでしまい、ひどい場合にはうつなどになってしまう方も中にはいるようです。
圧迫面接でも許容できる企業を選ぶ!
ですから、圧迫面接の内容があなたが許容できる範囲のものかを判断する必要があるでしょう。圧迫面接をうけた際に言われたことは、おそらく企業に入って仕事をしている中でもあなたが言われる可能性があることでしょう。
その際にあなたはやっていけるかどうかが最も重要です。できればあなたが許容できる範囲の圧迫面接の企業を選ぶと良いでしょう。
リラックスして圧迫面接に対応しよう
ブラック企業か否かを問わず、圧迫面接の適切な対応方法は「落ち着いて対応すること」です。圧迫面接は、ブラック企業とされている一部の会社を除き、応募者が本当に嫌でそういう態度になっているわけでない、という事を今一度理解しておきましょう。よくある横柄な態度や嫌な質問などはほぼ演技であり、圧迫面接のために行っている事です。なので「あぁ、怖い面接官のフリですよね」といった具合に心の中でつぶやきながら、リラックスして受けるのが圧迫面接におけるポイントとなります。
圧迫面接では落ち着いて質問に答えよう
ブラック企業などでの圧迫面接では、どんな質問でも、取り乱すことなく落ち着いて対応しましょう。ありがちな質問も、とことん掘り下げられても答えられるように対策しておくのがおすすめです。ちなみに、これは圧迫面接以外の普通の面接対策としても重要です!
また、ブラック企業の圧迫面接でよく聞かれる質問についても、周囲に圧迫面接の経験者がいるなら聞いておくといいでしょう。多くの就活生にとってモチベーションダウンのきっかけとなる圧迫面接ですが、落ち着いて対応する事が重要です。それが、圧迫面接を受けるにあたりなによりも重きを置くべき対策と言えるでしょう。
質問の回答準備がブラック企業の圧迫面接対策
ブラック企業の圧迫面接の質問は、本当に答えにくいものばかり。なんだかそれを耳にするだけで辛い気持ちになってしまいそうですよね。けれども、万が一の時に備えてしっかりと対策を練っておけば、圧迫面接の質問にも落ちついて回答ができるようになります。面接前に「いいな」と思った企業が圧迫面接をしても取り乱さないよう、事前準備をしておくのがいいですね。
面接において第一印象が与える影響は大きい
自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。
圧迫面接をしていても、パワハラ・モラハラが横行しているブラック企業とは限らない!
「モラハラやパワハラ?圧迫面接をするのはブラック企業かどうかについて」見てきましたが、いかがでしたでしょうか。圧迫面接はパワハラ・モラハラをするようなブラック企業だけがしているとは限りませんが、やはりその内容はあなたが許容できる範囲のものであるということがベストでしょう。あまりにもひどいと思うようなことを言われると入社する気がなくなりますね。その点は良く注意して観察すると良いでしょう。いずれにしても、パワハラやモラハラは法的問題にまで発展するリスクがありますので、なるべく回避したいですね。
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