2020年06月29日(月) 更新

エントリーシートで「勉強」をアピールする方法3つと例文

エントリーシートで「学生時代に頑張ったこと」を聞かれたら?

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「エントリーシートで学生時代に頑張った学業を問われた時、どのように回答しますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 様々な分野をまんべんなく学んだ
  • 心理学
  • アルバイト。
  • ジャーナリズム
  • ゼミの発表で全く知らない人にでも分かりやすく説明し、史料を用いた見やすいレジュメ作りを行ったこと。また、博物館学芸員の資格取得を目指していること。

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「エントリーシートで学生時代に頑張った学業を問われた時、どのように回答しますか?」

エントリーシートではさまざまなことを書かなければなりません。もし「学生時代に頑張った学業」を聞かれたら何と答えますか?アンケート結果を見ると、「様々な分野をまんべんなく学んだ」「アルバイト」などをアピールする人が多いようです。各々力を入れて頑張ったものを題材にするようですね。 こちらの記事では、エントリーシートで「勉強」をアピールする方法をいくつかの例文とともに見ていきましょう。

エントリーシートで「勉強」からアピールできる内容は多い

エントリーシートで「勉強」をアピールするとなると、どうしてもインターンシップやサークル活動に比べて、内容が地味になりがちです。しかし、実は勉強したことからは多くの内容をアピールすることができます。大きく挙げると、以下の5つです。

・実績
・苦手分野の克服能力
・目的意識がある
・コツコツ取り組める
・協調性がある

どれも仕事に対して必要となる能力なので、エントリーシートで上手に勉強をアピールできれば、高評価が得られるでしょう。

自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用してみよう

学生時代に頑張ったことで自己PRを作成する際、伝えたいことは沢山あっても、文章で上手くまとめる自信がない就活生も多いはず。

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アピールする方法①:勉強内容が何の役に立つのかを書く

まずは、その勉強したことが何の役に立つのかを書きましょう。エントリーシートは、全てを何らかのアピールに繋げるための書類です。以下では、エントリーシートで勉強したことをアピールする際のポイント4つを、見ていきましょう。

ポイント

  • 勉強内容(その分野についても詳しくない人でもわかるように)
  • その勉強が何の役に立つのか
  • なぜその勉強内容を選んだのか
  • その勉強内容は仕事のどんなところに活かせるのか

最後の場合は勉強の内容が仕事内容に直結している場合です。では、その例分を見ていきましょう。

例文:「勉強内容をどう役に立たせられるのか」

エントリーシートを記入する際は、会社があなたを採用したいと思う内容を意識して下さい。

例文「勉強内容をどう役に立たせられるのか」

私は社会学部でコミュニケーション論を学び、初対面の人と円滑なコミュニケーションをするための方法を学びました。そして、その学んだ理論を実際の営業の仕事に活かせると思っています。もちろん、理論と実践は違いますが、理論を知っているからこそ工夫できる点もあると思うので、仕事において活かしていくつもりです。

アピールする方法②:勉強方法とそこから得たものを書く

学校での勉強は、ただ頭に知識を入れただけでしょうか。エントリーシートにおいては、実際の学校で勉強したことを通してこんな経験をしたというのもアピールになります。記入する際のポイントは以下の3つです。

ポイント

  • あれば具体的な場などを書く
  • 何をしたのかも具体的に書く
  • 自分が生きた知識を勉強してきたかどうか

特に3つ目の「生きた知識」とは、つまり「今後も使える知識かどうか」を意味するので重要な部分となります。

例文:「どう勉強を行いそこから何を得たのか」

例えば、弁論やディベートなど、何かの大会などは良いアピール材料になります。また、「こんな実験をした」「調べるためにこんなことをした」などでも良いでしょう。勉強のためにどんな行動を取ったのかがアピールできれば、問題ありません。

例文「どう勉強を行いそこから何を得たのか」

私は10の大学が参加する弁論大会に出席しました。銀行の合併に関する論文を作成したのですが、弁論大会では論文の内容について詳しい質問がくるため、多くの文献を調べて毎日日経新聞を読みました。特に、弁論に供えて経済関連の雑誌をたくさん読みましたので、○○銀行と○○銀行の統合に関することならばどんなことでも答えられる自信があります。

アピールする方法③:勉強によって学んだ姿勢を書く

エントリーシートで最も大切なのが、「その勉強によって何を学んだのか」です。最終的には「勉強したことを活かしてこんな仕事をしていきたい」という志望動機や自己PRに繋げることができます。記入する際のポイントは以下の3つです。

ポイント

  • その勉強によって何を学んだのか
  • その学んだことは仕事にどのように役立つのか
  • 勉強で得た知識をどう仕事に活かしていきたいのか

例文:「勉強から何を学びどう感じたか」

では、例を見ていきましょう。以下の文章は例文なので話が抽象的ですが、「実際にはどんな実験だったのか」「何時間を費やしたのか」も具体的に記載できると、好印象を与えられます。

例文「勉強から何を学びどう感じたか」

私は卒業研究の実験を通して、成果を出すために諦めず、正確にやり続けることの大切さを知りました。また、ちょっとした間違いが大きな影響になり、やり直しになる可能性がある点も学びました。ここで得た正確性や注意力、忍耐力を薬の研究に活かしていきたいと思います。特に正確性を活かして、ミスの全くない研究を実現させていくのが目標です。

勉強をアピールした例文

勉強をアピールした例文

私が学生時代に頑張ったことは勉強です。
特に選考である日本史に関する研究を通して私の強みをお伝えできると考えています。

中学の時に日本史の面白さに気づき、さらに勉強をしたいと思って大学でも専攻しました。
私が日本史を面白いと思うポイントは2つあり、一つずつの出来事が綿々とつながっていること、新たな発見により歴史解釈がどんどん更新されていくことです。

一つ目は当たり前の事でもありますが、年号でしか認識していなかった歴史上のイベントが、次の時代にどのような影響を及ぼすか、という因果が見えることに非常に面白さを感じます。また新たな解釈、例えば鎌倉幕府の創設年の解釈が変わったり、ということも、因果を紐解いた結果ではないかと考えています。

私はただ漠然と教科書の内容を受け入れるのではなく、それは本当か、なぜそのような解釈ができるのか、ということを考えるようにしています。ですので常に論文を書くときには過去と最新の歴史解釈を並べ、どのような変化があったのか確認すること、また図書館や施設を回って自分の手で情報を集めることを心掛けています。
周りの方より論文にかける時間は多くなりますが、その分、自分の思考を存分に込めた研究結果をこれまで発表してきました。具体的な成果のようなものをお伝えするのは難しいですが、教授から院進学を進められたということや、大学の奨学金制度を獲得できたということは一つの成果なのではないかと考えています。

このエピソードからは、目の前のことを鵜呑みにせず、常に自分の意見・考えを持つ私の個性をお伝えできるのではないかと考えています。

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就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!

最後に、キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:自己PRでアピールできる能力としては何が挙げられますか?また、それを効果的に伝える方法としてどのように伝えるのがいいと思いますか?

就活生の回答

私が自己PRでアピールできるポイントだと思うのは、諦めずに物事に取り組む力です。この能力を伝えることが出来れば、挫折を成長に繋げることができるイメージを持たせることが可能だと思います。これを効果的に伝えるための最善策としては、自分の経験を踏まえて話すことが重要です。自分がどれだけ落ちて、そこからどう這い上がったかを具体的に述べることで、より鮮明に相手に伝えることができます。自分自身も、テストの順位で後ろから数えたほうが早い時期があったのですが、それでもあきらめないで勉強し続けることで、何とか学年10位以内に入ることが出来ました。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

エントリーシートでは勉強の「役立つ場面・得たもの・学んだ姿勢」をアピールしよう

エントリーシートに勉強したことを書く際には、インターンシップやサークルに比べると内容が地味になりがちです。それでもあなたが本当に一番頑張ったことなのであれば、何かしら伝えられるべき「ウリ」があるでしょう。そんな自分の「ウリ」が会社に伝わるように、エントリーシートを記入してください。

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