2020年06月25日(木) 更新

入社前の健康診断で必要となる検査項目・費用

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

入社前の準備として健康診断に行かなければいけない

正社員として会社に入社をするとなると、その準備もいろいろと必要になります。身の回りの品を揃えたりする以外にも、会社から、資格を取るように、等の指示があったりするような会社もあったりします。

労働安全衛生法という法律によって、会社は働いている社員に対して、健康診断を受けさせなくてはいけないという義務があるのです。そのため、そこで働く社員にも、入社前健康診断をうける義務が生じます。その会社で働く者として入社前健康診断をしっかり受けましょう。その際、入社前の健康診断項目のチェックもお忘れなく。

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健康な人を採用したいという企業の意図がある

入社前健康診断の結果で見るのは、業務にあたって問題のない身体状態か、選考時に提示した健康状態に嘘偽りがないかといった部分です。そのため、プライバシーを探るのを目的として健康診断を行うのは禁止されています。

また仮に入社前健康診断で問題が発覚したとしても、業務遂行に直接関係ないものならば、その結果を基準に採用を判断するのも、同様に禁止されています。あくまでも結果から、きちんと働けるかどうかを判断するために実施されるのです。入社前の健康診断項目には、そういった根拠があって設定されます。

就職前に健康診断書の提出を求められる

正社員として入社する場合、就職前に会社から健康診断書を提出するようにという指示があります。このため就職前に、入社に先立って入社前健康診断を受けなければいけなくなります。だいたい時期としては、夏ごろに受ける場合が多いようです。

入社前の健康診断は、受けた後に会社に対して健康診断書を提出するわけですから、忘れずに受けなければなりませんね。また、どの項目について健康診断を受ける必要があるかは、事前に確認しておくと安心ですから、あとで見ていきましょう。入社前の健康診断項目を見落とす人は意外と多いようです。

入社前検診の替わりに、学校の健康診断でいいケースも

大学生は、1年に1回学校で健康診断を受けるはずです。その健康診断を受けた年月と項目を把握し、人事に伝えれば、場合によってはその健康診断書でOKというケースもあります。その場合には、入社前の健康診断を受ける必要性がなくなり、費用もなくラッキーだったという事例もあります。学校で受けた健康診断の項目が、入社前の健康診断項目と一致していればかなり得ですね。

健康診断は病院を指定される場合とされない場合がある

こういった入社前の健康診断というのは、ある程度の病院であれば基本的に受けられます。そのため、かかりつけの病院で入社前健康診断を受ける場合もありますし、入社する会社が指定する病院の場合もあります。受付にて、「入社前の健康診断を受けたい」といえば、大丈夫です。

就職前に会社へ出向いて行う健康診断もある

また内定をもらった会社に行って、就職前に健康診断を受けなければいけないケースもあります。それは、就職前に内定者全員を対象に一斉に入社前健康診断を実施する事で、抜けをなくしたり、効率化を図ったりするためです。

その際は悪い結果が出た際には誤魔化しが利きませんね。もし悪い結果が出たら再検査ということもあり、その再検査でも駄目だったら取り消しが待っている事がありますが、そういった事例はあまりないのが実情です。

大学で診断書を再発行するときは「発行機」か「学生課の窓口」で

大学生は、学校で毎年健康診断を行うはずですよね。その際、せっかく受診したのに診断書を紛失してしまう方も少なくはないようです。大学によって細かい違いはありますが、健康診断書の再発行をしてくれる場合がほとんどです。では、どのような方法を取ればいいのでしょうか?

大学で健康診断を受診したのであれば、大学内の各書類の発行機を利用するか、学生課などの窓口を利用すれば再発行の手続きがとれます。費用は一概にいえませんが、おおむね100円~200円程度がほとんどですね。ただし、健康診断自体を受けていないケースや、再検査の必要ありと診断されていてまだ終わっていない場合には、健康診断の再発行ができないので、大学に問い合わせるようにするのがおすすめです。

入社前の健康診断項目とは↓

■調査方法:メールを配信して学生にアンケート
■調査実施日:2017/1/26~1/29
■投票数:438

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「入社前に行う健康診断の検査項目・費用を把握していますか?」という質問に対して、14.8%の人がYes、85.2%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)
やはりというべきか、入社前にする健康診断の検査項目を知っている人は少ないようです。もちろん、そこまで特別なことをするわけではありませんが、念のためどんなことをするのか知っておきましょう。

だいたい、入社前の健康診断項目としては、以下のようなものになります。入社前の健康診断項目は、いわゆる一般的な健康チェックの項目です。

・身長、体重、視力、聴力の検査項目
・胸部X線検査項目
・血圧の測定、貧血検査項目
・肝機能検査項目
・血中脂質検査項目
・血糖検査項目
・尿検査項目
・心電図検査項目

また、これらの検査項目に加えて、既往歴、病歴などについての調査もあったりします。さらに、問診などで、自覚症状、他覚症状の確認があります。だいたい、こういった就職前の健康診断では、まず検尿するように言わるようになります。受付前にトイレに行かないほうが、スムーズに検尿できるので、注意しましょう。繰り返しになりますが、入社前の健康診断項目を見落とす人は多いようなので注意しましょう。

項目に漏れがあると二度手間や提出日の遅れに繋がる!

入社前の健康診断項目を確認せず、健康診断当日に検査ができなかったら、もう一度予約を取り直さなければならず、二度手間になります。、さらに下手をすれば、診断結果の提出日に間に合わなかった事が理由で不採用や内定取り消しという事態もありえます。入社前の健康診断項目はきちんと確認しておきましょう。

入社前検診では、自分の身体の事をしっかり伝える

業務に影響しない様な健康状態であったとしても、身体に関する事柄は入社前検診の問診の際に伝えるべきでしょう。実際、明確な持病を持っているのに入社前検診でそれを伝えなかったのが原因で落とされてしまった…というケースもある様です。なので、自分でも認識している身体の問題がある場合には、選考段階・入社前検診でしっかりとそれを伝える事が大切になってきます。

入社前の健康診断については、予約が必要な場合もありますので、事前に病院に確認をしておくのをおすすめします。かかる時間は、1時間程度となりますが、病院の大きさや込み具合、検査項目によっては時間がかかる場合もありますので、余裕がある時間帯に行くのをおすすめします。また、もし、会社によって、血液検査も必要、という場合は、食事制限があるかもしれません。そういった場合は、予約時に病院へ確認するようにしましょう。

健康診断は、都合が合う日に行く

健康診断は、入社前に必ず受けなくてはいけないものになりますね。ただし、もちろん自分の都合・スケジュールを考えて受診しましょう。仮にアルバイトをしていて、どうしても忙しい時に検診に行かざるを得ないのならば、引き継ぎをしてから行くようにしましょう。

入社前健康診断の費用は5,000円程度が相場

健康診断には、個人で健康診断を受ける場合、大学で受診する場合と、会社が行う健康診断を受ける場合の3種類がありますね。ここでは一般的に費用はいくらくらいで受診できるのか、目安をご紹介します。

この、入社前の健康診断については、自費と言う場合も多いようです。ただ、金額自体は、それほど高くはなく、5,000円程度となります。心配な人は、金額についても、予約時に聞いておくとよいでしょう。

入社前の健康診断項目や費用はしっかり確認し、企業に迷惑をかけないようにしよう!

入社前の健康診断項目や、入社前検診における注意事項について見てきました。入社前の一般健康診断については、受けること自体は、難しいことでもありません。ただ会社によって、入社前健康診断で必要となる検査項目が違ったりします。もし、その辺が曖昧なようであれば、予約したあと二度手間にならないよう、病院に予約をする前に、事前に会社に詳細を確認しておくのをおすすめします。就職前の健康診断も、一つのタスクですから滞りなく進めましょう。

キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

小さなミスを防いで信頼を得よう

入社前の健康診断とはいえ、今後数年以上にわたりお世話になる企業ですから、「基本的なミス」をしてしまうのはもったいないことです。せっかくあなたに得意分野があったとしても、重要な場面で仕事を任されづらくなることもあるからです。

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