2019年12月05日(木) 更新
東京都庁のインターンシップの内容と受かるための選考対策
目次
東京都庁のインターンシップ選考対策①:実施目的
東京都庁へのインターンシップ希望者は多く、倍率が高いです。だからといって選考に落ちたと決まったわけではありません。東京都庁のインターンシップへの参加をお考えなら、実施目的を理解し、選考対策を考えていきましょう。
東京都庁では、平成13年度よりインターンシップが開催されるようになりました。その目的は、学生の就業意識の向上や都政への理解を深めること。より多くの就活生に都政の「価値」や「魅力」を知ってもらうために、都庁各局に147名を受け入れる89の実習部署を設けて、多様なキャリアプログラムを用意しています。
都政の魅力や価値を知ることができるインターンシップ
東京都庁のインターンシップが多くの就活生に人気の理由は、東京都庁で働くことに魅力を感じているからというだけではなく、それを通して都政の魅力や価値を知ることができるからという点にあるでしょう。
また、東京都庁は普段どのような業務を行っているのか、一般企業に比べてはるかに想像しにくいですよね。インターンシップ参加で東京都庁の取り組みを体験できるのも人気の理由と言えます。
東京都庁のインターンシップ選考対策②:実施内容
続いて、東京都庁のインターンシップ内容を把握して、選考対策に役立てましょう。東京都庁でのインターンシップは最短で5日程度、最大で4週間にも及びます。4週間のインターンシップというのは、一般企業でのそれと比べるとまずまずの長さですよね。それだけじっくりインターンシップに取り組めば、身につくことも多くなることは間違いありません。
倍率が高いからこそ濃密に実務アシスタントとして関われる
東京都庁のインターンシップのおもな内容は、実際に行われている業務のアシスタントです。インターンシップ先は89部署から決められ、その中で実務アシスタントをします。ひとつの部署につき1~2名が受け入れられる計算になり、より濃密に東京都庁の業務や現場の方と向き合うことができそうです。つまり、それだけ倍率が高いといえます。
東京都庁のインターンシップ選考対策③:エントリーシート
東京都庁のインターンシップ選考では応募者多数の場合、エントリーシートと面接による選考を設けています。東京都庁のインターンシップ人気・倍率を考えれば、対策をとっておかないわけにはいきません。落ちた人は対策を取っていない要因があります。
東京都庁のエントリーシート選考では、「インターンシップを通して成し遂げたい目標」や「志望動機及び意気込み」についての記載が求められます。
エントリーシート対策:自分の経験を紐づけて回答しよう
東京都庁のインターンシップのエントリーシート選考では、何を求められているのかを良く考えることが重要です。東京都庁は民間とは違って、公共の福祉に資する団体です。ある市民集団にとって良いことが、違う集団にとっては不利益になる場合もあります。あらゆる分野に対する興味・問題意識を備えている考えが要求されます。
それを踏まえて、自分のこれまでの経験をからめて、エントリーシートを記載するという対策をとりましょう。
通過するエントリーシートを作成する
インターンの選考に通るためのESを作成するために、実際の通過者のESを参考にしましょう。そこで活用したいのが「インターン選考通過者が実際に提出したES集」です。JALや日清製粉、三菱UFJ銀行や大正製薬などの通過者が提出したESを無料でダウンロードできます。設問の内容も確認できるため、事前の対策として持っておきたい資料です。
東京都庁のインターンシップ選考対策④:面接
インターンシップ選考に落ちた人は、面接の対策をしていません。東京都庁のインターンシップ選考では、3人1組のグループ面接が行われます。面接選考に挑む前に対策を立てて、自分の頭の中が整理しておきましょう。エントリーシートで落ちたと思わず、面接で挽回しましょう。
面接対策:社会問題に対して自分なりの解決法を考えておこう
東京都庁のインターンシップ選考の面接対策としては、いま社会の中でどのような問題が起きているのかを頭に入れるのがよいでしょう。特に、自分の専攻分野については、新聞やニュースをよく読み、インターネットを検索して、ブログなどを読み込んでおきましょう。そして、自分であればどのようにその問題を解決するのか、その解決策にはどのような利点とリスクがあるのかをノートに書きだしてみるのが対策のポイントです。
明るく前向きな雰囲気を感じるインターンシップ
東京都庁のインターンシップに対して好意的な雰囲気を感じた参加者が多いようです。個人業務ではなくチームとして対応が重視され、開放的な雰囲気を知ることができて、イメージが大きく変わったという声もありました。
何よりも、東京都庁職員の方々の「自分たちの東京」への想いの強さを感じることができるのが魅力でしょう。学生たちはその明るく前向きな雰囲気を感じ、志望動機を強める人が多いようです。
東京都庁のインターンシップ選考対策で重要なのは「社会問題への意識」
東京都庁のインターンシップ選考対策について見てきましたが、いかがでしたか?
倍率は高いわけですから落ちた人も多いです。しかし、インターンシップの期間も長いですし、その内容もアシスタント業務ということもあって、よりしっかり東京都庁について学べるでしょう。
実際に東京都庁で働くにはさらに厳しい選考・高い倍率が待っているでしょうから、単に体験としてみてもすごく意義のあるインターンシップだと思います。東京都庁を志望するからには社会問題に対する高い意識を常に持っておくのが最善の選考対策です。
東京都庁はこんなところ
東京都庁は、約1,300万人が暮らす日本の首都東京を支える役割を担っています。平成29年度の予算額は6兆9,540億円であり、一国の財政に匹敵する規模を誇っています。事業は主に、福祉・保健医療、環境、産業・労働・経済、教育・文化、都市づくり、財政・税務の6つに分かれており、その業務は多岐にわたります。2020年に照準をあわせ、東京を世界一の都市にするというビジョンを掲げています。しかし、多摩および島しょ部の高齢化、インフラの老朽化など、解決すべき課題は山積みです。その諸問題に向き合い、解決に向けて行動していく姿勢が必要とされています。
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