2016年11月29日(火) 更新

ホワイト企業の一般的な定義と企業偏差値の決め方

待遇?ネームバリュー?ホワイト企業の定義は何?

ホワイト企業には、実は明確な定義がないという説もあります。最近よく問題視される、ブラック企業の対義語として使われているだけだという説です。

しかし、明確な定義がないとはいえ、ホワイト企業・優良企業と呼ばれる会社にはいくつかの基準があるのは事実です。優良な企業を意味するホワイト企業の定義とは、どのようなものなのか。

ホワイト企業の一般的な定義は「待遇が良い企業」

業務内容に対して待遇が良かったり、残業時間が短いもしくは残業が常に無いなど働きやすいことが一般的なホワイト企業・優良企業の定義です。
ホワイト企業の偏差値ランキングなどが公開されていますが、これは非公式なデータなので、その企業以外にもホワイト企業は多く存在します。

自分にとって働きやすければ定義に関係なく、それはホワイト企業とも言えるので、情報に惑わされないように注意しましょう。

ネームバリューがあっても優良・ホワイトとは限らない

有名な会社、いわゆるネームバリューのある会社が、必ずしも優良・ホワイト企業にあたるとは言い切れません。会社の規模は、ホワイト企業の定義とは切り離されているからです。
有名な会社が、必ずしも優良ではない。当たり前の事にも感じますが、今一度確認しておきましょう。

ホワイト企業かどうかを見極めるポイント

ホワイト企業の定義は、ざっくりいうと待遇が良いかどうかだと確認しました。しかし、好待遇=すべてホワイト企業、とはならないのが難しい部分です。優良企業・ホワイト企業の一般的な定義を見たところで、次はその見極め方をお教えします。

隠れホワイト企業は多数存在する

一般的に名前が広く知られていない中小企業の中には、ホワイト企業の定義に当てはまる隠れホワイト企業と呼ばれる優良企業が多数存在します。
ホワイト企業偏差値ランキングなどに掲載されているような企業は、選考の倍率が非常に高くなりがちなので、入社するのは困難を極めます。

名前を知られていない隠れホワイト企業であれば、ホワイト企業の定義を満たしているうえに倍率が高くないので比較的入社しやすいです。

待遇が良くても性格に合っていなければホワイト企業にはならない

ホワイト企業の定義に当てはまってくても、例えばどれだけ給与が低くても、上司が非常に良い人が多く、働きやすい企業は人によってはホワイト企業になり得ます。また、給与が非常に高いが上司の性格に難がある場合においても定義を満たしていればホワイト企業として認識されるケースがあります。

肝心なのは次です。
ホワイト企業の定義を満たしており、偏差値がどれだけ高くても、自分の性格に合っていなければホワイト企業にはなりません。ホワイト企業の定義や偏差値に惑わされないように慎重に就職先を決めましょう。

志望する企業にホワイト企業偏差値を当てはめてみる

優良企業かどうかは、偏差値という基準で考えると分かりやすいです。
ホワイト企業偏差値ランキングに掲載されていない優良企業も多いので、時には志望先の企業にホワイト企業としての偏差値を付けて比較するのも大切です。

その際には、自分にとっての働きやすさだけではなく、企業の将来的な安定性や、自分が臨むキャリアプランを実行できるかどうかを基準にして偏差値を付けましょう。そういった部分を知るために企業研究をすると、志望動機の内容の充実にも繋がります。

ホワイト企業の偏差値は働きやすさや待遇で決まる

ホワイト企業の偏差値の定義は、働きやすさや待遇で決まります。30歳で年収が600万円を超えるなど、比較的給与が高い場合にも偏差値が高くなります。
また、給与面の待遇だけではなく、社員旅行に無料で参加できたり、特定の宿泊施設を格安料金で利用できるなど、様々な福利厚生が取り入れられている企業も偏差値が高くなります。

会社の状況が過去と変わっている可能性があるので注意

ホワイト企業の偏差値が高かったとしても、実際に選考で面接官の雰囲気を見ることで考え直すことになる場合があります。

就活生に対して威圧的な態度を取ったり、選考の案内が丁寧ではない場合においては、企業の状況が過去とは変わっている可能性があります。ホワイト企業だと思っていたら、社風から制度まで何から何まで変わっていたという事もあるので、慎重に選びましょう。

ホワイト企業の定義は"待遇のいい優良な会社"だが、偏差値よりも環境と性格のマッチングが大事

ホワイト企業(優良企業)の偏差値をインターネットの情報から知った場合も、自分で志望先の企業の偏差値を決めた場合も入社するかどうかは直前まで慎重に考えましょう。

どれだけホワイト企業の偏差値がわかっても、入社しなければわからないことは非常に多いです。参考にする程度に留めておいて、面接官の雰囲気や社員のクチコミなどを見て決めましょう。待遇はあくまでも、会社の一部です。ホワイト企業の定義に引きずられず、自分の意思で進みたい会社を目指しましょう。

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