2016年11月29日(火) 更新

就職活動における大手企業の募集人数とは

就職活動は企業にとっては人数を減らす為のふるいがけ作業

就職活動は得てして苦しいもの。晴れて新社会人となるための登竜門でもあり、企業からすると将来有望な人材や即戦力となれる人材をゲットするための「ふるいがけ」作業でもあります。ふるいで落とされたくない新卒者は皆必死に就職活動に取り組み、特に大手への就職活動となると非常に狭い門をくぐり抜ける=ほとんどがふるい落とされるようなイメージがあると思います。

有名・大手企業は意外と募集人数が多い現実もある

しかし有名・大手企業は大量の社員を抱えているのもまた事実です。企業は新卒者の募集人数を公開しており、2015年の有名・大手企業における新卒者募集人数トップ100の合計人数はなんと「46049人」!!実に45000人以上が新卒者として有名・大手企業へ就職していくことになるのです。狭き門……というイメージとはかけ離れるほどに多い人数ですね。有名企業の募集人数トップ10については後で触れます。

定年退職で会社を去る人数は新卒者を超えている

さて、そんなに多い人数を募集にかけていたら、いくら大手と言えど大丈夫なの?結局リストラされてしまうのでは?という疑問を抱くかもしれません。結論から言いましょう。大丈夫です。企業には定年退職者が大勢いるという紛れもない事実があります。人は年を取るもの。自然の摂理には逆らえません。定年退職者の人数は就職活動をする新卒者募集人数の1.5~2.0倍です。

大手企業は人数を多く募集してもコスト的には問題ない

その上、新卒者と定年退職間近の社員とでは給料に大きな差があります。募集人数トップ100の企業の合計募集人数が45000人を超えていても、定年退職者の数はざっと75000人~90000人程度いる計算になります。放っておいても30000人以上の大量リストラを行っているのと同じで、就職活動をする新卒者が心配する必要は全くありません。

新進気鋭の企業は勢いが欲しいのでそれなりの人数が欲しい

確かに、IT系に代表される新進気鋭の企業においては上記の話は当てはまらないでしょう。しかしそういった企業は、勢いを保つために新しい空気=新しい社員を取り込むことに必死になっています。こういった企業への就職活動では、堅実さよりも斬新や積極性を売りにしましょう。

就職活動をする学生は多めに募集人数を設定している事実を知っておく

上記の話はすべて就職活動をする学生に有利なようですが、少し穴があります。実は、募集をかけて有能な就職活動者を少しでも多い人数確保するために、企業側は最初から多めの人数を募集しております。というのも、お断りされる率が50パーセントという高確率で予測しているのです。せっかく有名・大手企業に就職活動をして合格したのに、実は半分しか就職していないのです。

就職活動で一番重要なのはやる気・根気となる

実際には、この人たちはお断りしなければ就職できるわけで、「就職可能な最大人数」は45000人に変わりはありません。安心できたでしょうか?不安になったでしょうか?結局のところ、就職活動で最も重要なのは「やる気と根気」です。本記事が就職活動者のモチベーションの維持に少しでも役立てば幸いです。

就職活動における大手企業の募集人数は約45000人だが実際多めに設定されている現実がある

就職活動における大手企業の募集人数について解説しました。就職活動者にとって狭き門と言われる、有名・大手企業への就職内定。本当は思っているよりも狭くはないかも?有名・大手企業の募集人数TOP100の合計人数はなんと45000人以上!想像していたよりも多いのではないでしょうか。人生を左右する就職活動に必要なデータかもしれません。

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