2017年06月27日(火) 更新

【就活に失敗したらどうしよう】と思わなくなる失敗後の進路3つと内定を獲得できるようになるマニュアル

就活に失敗したら多くの人が「不安」や「焦り」を感じる!

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「万が一、就活に失敗したときのことを考えるとどのような感情になりますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 悲しいが、次に向かう
  • 不安になります。
  • 憂鬱
  • 焦る
  • 次の選択肢を模索する

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「万が一、就活に失敗したときのことを考えるとどのような感情になりますか?」

就活に失敗した場合、気持ちが沈んでしまうのはあなただけではありません。就活生を対象にアンケートをとったところ、万が一就活に失敗したら「悲しいが、次に向かう」や「次の選択肢を模索する」といった前向きな考えもありましたが、多くは「不安」や「焦り」といった感情でした。 では、「不安」や「焦り」を感じる人は、どのように前を向いていけばいいのでしょうか?下記の記事で詳しく見ていきましょう。

「就活に失敗したらどうしよう」と不安に思う人はたくさんいる

就活は学生のうちに体験出来ないことを、たくさん経験することになるかと思います。もちろん良い経験をすることもありますが、嫌な経験をしてしまうこともあるでしょう。そんななか、「もし就活に失敗したらどうしよう」と考えてしまう人がいても不思議ではありません。このように、就活に対して不安を感じている人はたくさんいるのです。

つらい経験をして就活をやめたいと考える人も

「第一志望の企業から落ちてしまった」
「圧迫面接」
「周囲からのプレッシャー」
そんな状況が重なってしまうと、また最初から就活を始めることが億劫になってしまうかもしれません。「また新しい企業を探して、企業研究をして、選考対策をして」と考えると確かに気が滅入ってしまいます。
就職ジャーナルによる『就活、大変だった?』というアンケートに対しても、70%を越える学生がYesと答えているのです。

先の人生が見通せなくなって怖くなってしまう

「就活に失敗したら」と恐れるのは、自分が今後どのように生活するのか想像できなくなるのが原因かもしれません。これまで高校・大学と順調に進学してきた人ほど、“失敗する恐怖”は大きくなってしまうでしょう。
しかし、そんなに心配しすぎなくても大丈夫です。就活は確かに厳しくつらいものかもしれませんが、あなたを必要としている企業は必ずあります。

就活の失敗を感じてしまう原因4つ

では、就活生はどんなときに就活の失敗を感じてしまうのでしょうか?以下で紹介するのは、就活生がつらく感じる原因4つ。もしあなたが、就活の失敗を感じていたり、不安だったりする場合は確認してみましょう。

①何社受けても内定が取れない

最近の就活では40社50社とエントリーすることも珍しくなくなってきています。(就職ジャーナル『何社にエントリーしましたか?』より)しかし、いくつもの企業から不採用通知を受けとってしまうと、「自分が否定されている」と考えてしまうこともあるようです。
もちろん、就活は何十社から不採用をもらうことは珍しくありません。そして人事担当者が不採用を出す理由にしても、「志望者のポテンシャルが自社の方向性に合わなかった」というだけで、人間性を否定しているわけではないのです。

②第一志望の会社に落ちてしまった

誰しも、就活をする前には1社くらい「絶対に行きたい」と感じる企業があるでしょう。企業のホームページや説明会に参加して、どんどん行きたい気持ちを積み重ねているなか、いざ選考を受けると不採用になってしまう。そんな経験をした時も、就活に失敗したと感じやすくなるでしょう。
そうなると新しい企業を受けるときも第一志望の企業とくらべてしまって、なかなか企業を選べなくなってしまうこともあるかもしれませんね。

③圧迫面接やグループディスカッションでトラウマが出来てしまった

就活生が苦手としている選考方法には、圧迫面接やグループディスカッションがあるようです。圧迫面接は、就活生のストレス耐性やとっさの判断力を試すために、あえて高圧的な態度でネガティブな質問を出す選考方法です。その際に厳しい言葉を投げかけられて、面接が怖くなってしまう人も少なからずいます。
そしてグループディスカッションは、就活生数人でグループを作り、企業の出した議題に対して議論をグループで行いながらグループならではの回答を導きだすものです。この際に、知らない人達と話すのが苦手な人は全く発言できず、自己嫌悪だけを募らせてしまう人もいるようです。

④就活シーズンが後半になってしまった

就活シーズンが後半になってくると大企業の求人は少なくなり、募集している業種も狭くなってきます。自分の行きたい業種の求人がなくなってしまうとそれ以上就活をする気がなくなってしまうかもしれません。
そうして行動できないでいるうちに、どんどん時間は過ぎていってしまい、就活に失敗してしまったと感じる方もいるようです。

就活に失敗したら人生終わりというわけではない

就活に失敗したらそれで「人生が終わってしまった」と思ってしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。就活は諦めずに正しい方法をとれば、きちんと内定を貰える可能性は高まりますし、仮に失敗したとしてもその後の行動次第ではいくらでも挽回できるのです。

焦って就活しなくても大丈夫

就活がなかなか上手くいかない現状が続くと、どうしても焦って就活をしてしまうかもしれません。しかし、就活で一番良くないのは、焦って自分とマッチしていない企業に勤めてしまうことです。マッチしていない企業で働くと、どうしても疑問を持ちながら仕事をしなくてはならず、結局すぐに退職してしまう危険性があります。

3月まで就職のチャンスはある

厚生労働省の『大学等卒業者の就職状況調査』によると、12月1日から4月1日の間で、約20%の就活生が内定を取得しています。つまり、就活シーズン後半であってもまだまだ内定は取得でき、チャンスはたくさんあるのです。そして、4月1日になれば、就活生の約97%以上の人がきちんと就職先を見つけています。

就活に失敗したらとるべき進路とは?

先述したとおり、もし就活に失敗したとしても進路次第でいくらでも状況を挽回することができます。もちろん、他の就活生に比べて多くの努力をする必要があるかもしれませんが、闇雲にフリーターやニートを選択するよりも、自分のための就職が出来るでしょう。

海外へのインターンや留学を経験してから就活してもいい

就活をしていて、自分の能力に疑問を感じたことはありませんか?そんな時は、海外インターンや留学をすることで、ビジネススキルを向上させて視野を広くすることが出来るようになります。就活生の中には、早期に自分のスキルに限界を感じて海外へ旅立つ人もいます。
海外に行くときに注意しておきたいのが、必ず就職浪人をしたほうが良いということです。“新卒”を逃してしまうと、せっかくの経験をアピールする機会がぐっと狭まってしまいます。きちんと新卒の権利を残したまま目的を持って海外に行き、そこで得たスキルや体感したことを面接で話せば、必ず好印象を勝ち取ることができるでしょう。

資格の勉強をするという選択肢もある

就職する上で、どんな資格であっても取得してマイナスに働くことはありません。志望する企業や業界がハッキリと決まっているのであれば、その仕事に役立つ資格を取得することは大きなアピールになるでしょう。
そして、オールマイティーにアピールできる資格は以下の5つとなります。

おススメの資格5選

  • TOEIC
  • MOS
  • 日商簿記
  • 日経TEST
  • 中小企業診断士

これらの資格を取得する難易度は高めとなりますが、取れば今までの就活よりも自分のスキルをアピールしやすくなり、内定に繋げやすくなるでしょう。

転職を視野に入れて就職するのも良い

もしどうしても行きたい業界や企業があるのなら、そこへの転職を視野に入れながら就職するものいいかもしれません。一度他の企業に入ってスキルや知識を就けてから、転職すると、新卒時には狙えなかった企業にも就職できる可能性が高まります。実際、そのようにスキルを積んでから大企業に転職した先輩たちも数多くいるのです。

でも、そもそも就活の失敗ってなに?

就活に失敗したあとの進路を紹介してきましたが、そもそもあなたが置かれている状況は本当に失敗している状況でしょうか?仮に卒業式前日となって内定が一つもなかった場合、それは就活の失敗といえるかもしれません。しかし、まだまだ求人があるのであればそれは失敗とはいえません。

諦めずに視野を広くすればまだまだ可能性がある

就活ではどうしても視野が狭くなりがちですが、内定をとるために大切なのは志望する企業の視野を広くとることです。そうしなければ、自分の可能性に気がつくことが出来ず狭い枠で就活を続けることになってしまいます。もちろん、そのままだと不採用が続いてしまう可能性も高くなるでしょう。

就活に成功する人はこうしている!就活に失敗しないためにできること

それでは、どんな就活方法を取ればいいのでしょうか。内定を企業から貰いやすい人が就活で実践していることはどんなものなのかを、以下でご紹介していきます。就活で失敗したと感じないために、ぜひとも取り入れてみて下さい!

今後の生活を基準に目標を設定

まず企業選びなどの指針となる、就活の目標設定です。人によっては、就活の目標をある特定の企業に入社することと設定してしまうかもしれません。しかし内定を貰い安い人は、就活の目標を「自分が将来送りたい生活」に合わせている人が多いようです。

・ガンガン働いて、お金をたくさん稼ぎたい
・自分の時間を大切にしたい
・社会貢献を大切にしたい
・モノづくりで充実した毎日をおくりたい

など、まずは自分が望む生活を思い浮かべてみるのです。そこから、その生活を手に入れるにはどの企業で働けば良いのかを考えて、条件を満たす企業を全て受ける。そうすると、志向が合っているため企業ともミスマッチを起こしにくく、働いた後も充実した毎日を送れるでしょう。

中小企業への先入観を取り払おう

「就活サイトで目につくのは大企業ばかり」
「中小企業は待遇面での不安もあり、なかなか志望しようとは思わない」
そういったように考える就活生も珍しくないでしょう。しかし、実際日本の企業の9割以上は中小企業なのです。そこに目を向けなければ、就活の選択肢は狭まってしまいます。たしかに中小企業は福利厚生の面で大企業に劣る部分もあるかもしれません。しかし、「早くから活躍できて収入アップ」「自分の時間を自由に取れるワークライフバランス」など、中小企業には大企業にない魅力がたくさんあります。就活の際には、ぜひ中小企業にこそ目を向けてみましょう。

選考では自分を売り込む営業と考える

エントリーシートや面接が就活の主な選考方法となりますが、その際に「選んでもらう」という意識で挑んでいませんか?このように考えてしまうと受け身の就活となってしまい、なかなか強気の就活ができなくなってしまいます。
そんなときは就活の選考は自分を売り込む営業と考えてみましょう。他の応募者とくらべて、「自分はどこが優れているのか」「長期的にどんなメリットがあるのか」を人事担当者に伝えることが一番大切なことになります。

自己PRの仕方をもう一度確認してみよう

選考は営業といっても、自分の経歴やスキルをずらずらと述べてしまうだけでは、人事担当者に全く響かないかもしれません。就活で効果的に自己PRする方法としては、「相手に想像させること」が大切になります。
例えば、自分はコミュニケーション能力があると言いたいときに、
「私は20人の友人がいるのでコミュニケーション能力があります」と言っただけでは、全くアピールできていません。
そうではなく、
「私には20人の友人がいます。そのなかで意見の食い違いがでないように会話を誘導し、みんなが楽しめるイベントを企画するなどして、交友関係が深まるように尽力しています」
と言った方が、「この人はコミュニケーション能力があるのかな」と人事担当者に想像させることができます。

就活に行き詰まったら就職エージェントを利用してみよう

もし一人での就活に行き詰まってしまったら、就職エージェントを利用するのもおすすめです。就職エージェントを利用することで、学生一人に対して専属のキャリアアドバイザーがつきます。そのため、就活で悩んでいることや、疑問に思っていることを相談することが出来るのです。就活のプロに相談することで、今後の就活に対して前向きに挑むことが出来るようになるかもしれません。

多くの非公開求人からあなたの天職が見つかるかも

就職エージェントの利点は、いくつもの非公開求人を保有していることでもあります。キャリアアドバイザーは就活生と面談を重ねて、企業が求めている人物像と就活生の志向を考えて求人を紹介してくれます。そのため、自分ひとりで就活していただけでは気がつけなかった天職に巡り会える可能性もあるのです。

充実したES・面接指導も無料で受けられる

キャリアアドバイザーはESや面接の指導も行ってくれるので、就活の技術的な不安も解消してくれます。また、受ける求人に合わせて選考対策を行ってくれるので、他の就活セミナーなどでは体験できない、ピンポイントな指導を受けることができるのです。そうすれば、かなり自信がつくので選考でも効果的なアピールが出来るようになるでしょう。

スピード求人を受けて早めに就活を終えることも可能

就職エージェントが保有している求人には、「書類選考なし求人」「内定まで2週間のスピード求人」「何度でも選考を受けられる求人」などユニークなものもあります。もしとにかく就活を早めに終わらせたいなら、スピード求人を受けるのがおすすめです。今から2週間で就活を終わらせることができるのは、かなり魅力的です。もし就職エージェントについてもっと知りたくなったら『就職エージェントを活用する方法』の記事を見てみましょう。きっとあなたの就活の幅が広がるはずです。

就活に失敗したらと不安に思うことはたくさんある!だけどその後の人生も巻き返し可能なので一度就活に本気になってみよう

「就活に失敗したら」と思わなくなるためのマニュアルを紹介しました。確かに就活は心理的な負担も多く、「就活に失敗したら」と不安に思うポイントも多いです。しかし、仮に就活に失敗したとしても、海外インターンや資格取得など、巻き返し可能な進路はたくさんあります。
なので、失敗を恐れず今は就活をもう一度頑張ってみませんか?上記で紹介した内定をとるためのコツを参考にすれば、あなたが納得できる企業から内定を貰える可能性はかなり高くなります。
そして一人きりの就活に限界を感じたら、就職エージェントにたよってみるのもいいでしょう。そうすることで、視野が広がりいままで考えつかなかったあなただけの天職が見つかるかもしれませんよ。

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