日本郵船の面接の通過率を上げるための対策と回答例

日本郵船対策：面接の流れと内容

日本郵船の質問例に基づいた回答例を見る前に、日本郵船の面接の選考がどのように行われるかを理解しておきましょう。同社の面接選考は年や人によっても変わりますが、概ね最終面接を入れて3回行われます。終始穏やかなムードでの面接なので、必要以上に緊張する必要はないと言えます。それよりも現場で自分の自然体が出せるような対策をとっておきましょう。

企業理念に共感することをアピールする

1回目と2回目はグループ面接、3回目に対役員との個人面接が待っています。業界理解よりも学生と企業とのマッチングを重視しての面接を行う傾向があるため、対策としてしっかりと自己分析を行う必要があります。面接では、日本郵船の企業理念である、安全・確実な「モノ運び」を通じ人々の生活を支えることに共感していることを、面接官に伝えられるような回答ができれば、より好印象を与えられます。では次に回答例のもととなる日本郵船の過去の面接での質問について見ていきましょう。

日本郵船対策：面接で聞かれた質問例集

・自己紹介
・辛かったこと
・サークルについて
・ゼミについて
・なぜうちなのか
・他社選考状況
・なぜ海運か。
・ゼミについてかなり突っ込んでの質問。
・世界経済について。
・コミュニケーションで大事なこととは。
・相手の意見と衝突したらどうする？
・尊敬する人は誰か。
・国際的なビジネスなら、なぜ商社じゃないのか。
・公益性を重視するなら、なぜ公務員ではないのか。
・なぜ留年したのか。
・なぜ英語の資格を取らないのか。
・自分の欠点は何か、それをどうするべきか。
・OBには会ったか。
・どうして海上社員なのか。

日本郵船の面接対策として特に有効なのは自己分析

もちろん人や状況によって細かい質問内容は変わりますが、日本郵船の面接では概ね基本的な質問が多いようです。日本郵船の業界や事業、職種についての理解を問う質問をいくつかはあるものの、やはり自分自身に関する質問が中心になっているため、対策としての自己分析は徹底的に行う必要があります。面接対策をするのであれば、これらの質問をもとに、以下で見るような回答例を自分なりに作成しておくのがおすすめです。とはいえ、面接本番では回答例を丸暗記するのではなく、「だいたいこのように答える」程度の記憶にとどめておきましょう。でなければ面接会場での会話が不自然になってしまい、コミュニケーション能力欠如とみなされる危険があります。

日本郵船対策：面接の質問と回答例①

【質問例】
コミュニケーションで大事なことってなんだと思う？

【回答例】
客観的な事実の共有と相手を思いやる気持ちです。正確な事実が共有されていなければどうしても先入観や感情的なコミュニケーションになってしまい、正しい意思疎通ができなくなってしまいます。しかし十分な客観的な事実の共有がされていても、そこに相手を思いやる気持ちがなければ、結局感情論に陥りがちです。よってこの2つは切っても切れないコミュニケーションの重要事項だと思います。

日本郵船対策：面接の質問と回答例②

【質問例】
公益性を重視するなら、なぜ公務員ではないのか。

【回答例】
公務員という仕事は堅実性が最重要視されるため、なかなか新しい価値を生み出すのが難しい環境だと考えています。また組織の硬直性も否めず、より早くより大きく社会に貢献するためには、御社のような規模でかつ民間企業という条件が必要だと思ったからです。

日本郵船対策：面接の質問と回答例③

【質問例】
なぜ留年したのか。

【回答例】
お恥ずかしいことに卒業単位が足りなかったためです。留年が決まってからは親に仕送りを止められ、学費も自分のアルバイト代で稼ぐようになりました。その過程でお金を稼ぐことの大変さと楽しさ、そして何より今まで仕送りをしてくれていた親への感謝の気持ちが一層深くなりました。学生生活も改め直し、今では研究室の教授から後輩たちの卒論指導をする役目に任命されるほど信頼していただいています。

【注意点】
世間一般で言う「マイナスな経歴・体験」は隠さずに、それを糧にして今や未来に生かしているというふうに解釈し直すようにしましょう。

日本郵船の面接対策は回答例を参考にしつつ自己分析を徹底し企業理念に共感することを伝えると好印象

面接では日本郵船に限らず、普段以上の能力は発揮できないと考えておきましょう。なぜなら緊張や予期せぬ質問に対応するので精一杯だからです。そのためできるだけいつも通りの平常心で面接に臨むために、対策として模擬面接を就職課だけではなく、友人や親などと繰り返すようにしておきましょう。もちろん対策を万全にしていても失敗はあります。しかしその失敗を極力なくすために、対策はしっかりしておく必要があるのです。ここでみた回答例はあくまで回答例にすぎません。要は自分の答えを、相手に伝わるような言葉で伝えるのが大切なのです。その点に注意しながら、自分だけの日本郵船の面接対策を行いましょう。