2019年12月19日(木) 更新

東宝のインターンシップ内容と就活・新卒向けの選考対策【ES・企業研究】

東宝のインターンシップは有意義な時間を過ごせる

国内の映画配給会社の最大手である東宝は、映画好きにとって憧れの企業です。そんな東宝のインターンシップでは、実際に業務を体験することができ、非常に有意義な時間を過ごせるでしょう。東宝への就職を希望している人は、【働き方】や【社風】を生で体験するためにも、インターンシップに参加することをオススメします。

東宝のインターンシップ選考対策①企業研究

東宝の事業内容:映画製作や不動産経営

インターンシップの内容をみていく前に、東宝とはどのような会社なのかご紹介します。
東宝は、1932年8月に設立した企業で、映画や演劇だけでなく、不動産経営など多角的な事業展開をおこなっています。ニューヨークなど3つの拠点を海外に構えるなど、非常に大きな企業なのです。 東宝は、設立されて以来、映画興行により発祥した企業であり、断トツの人気があるといえるでしょう。

東宝の経営理念:「健全な娯楽を広く大衆に提供すること」

東宝の企業研究をするうえで、欠かせないものが経営理念です。東宝は「健全な娯楽を広く大衆に提供すること」を掲げ、映画・演劇を中心に、【笑いあり涙ありのエンタテインメント作品】を制作しています。 また、創業者の言葉である「吾々の享くる幸福はお客様の賜ものなり」を企業全体の価値観とし、「映画・演劇・不動産」の3つの事業すべて、真剣に取り組んでいるのです。

2016年は映画事業が豊作

90年代までは洋画が優勢だった映画興行も、近年は邦画の方が人気を取り戻しています。2017年2月期決算の有価証券報告書によると、東宝の経営利益は515億円です。これは、2016年夏に公開された映画「シン・ゴジラ」や「君の名は。」などの作品の影響によるものだといえます。顧客の満足度を意識した映画作りが、きちんと市場に受け入れられている証拠だといえるでしょう。

東宝の競合他社も知ろう

業界動向SEARCH.COMによると、映画業界の売上高は、1位東宝、2位東映、3位松竹と続きます。邦画が順調なことや、TVドラマの映画版などの影響もあり、興行収入も順調に推移しているでしょう。

映画業界売上高ランキング

  • 第1位:東宝
  • 第2位:東映
  • 第3位:松竹
  • 第4位:東北新社
  • 第5位:東映アニメーション

東宝の事業内容・状況

企業情報から分かる東宝の事業内容・状況について解説します。東宝は、TOHOシネマズとグループ不動産事業による収益の他、「シン・ゴジラ」「君の名は。」の2台作品の記録的メガヒットにより、売上を大きく伸ばしました。
今後は、コンテンツ作成ビジネスとプラットフォームビジネス、不動産賃貸ビジネスの3分野に重点投資をおこなっていくでしょう。

東宝のインターンシップ選考対策②実施内容

合言葉は「企て、そして楽しませよ」

東宝のインターンシップは『企画』の仕事を体験できます。観客に満足してもらえる映画を考え出す経験は、映画を愛する人にとってはたまらないものでしょう。合言葉は「企て、そして楽しませよ。」という挑戦的なものです。 映画・演劇づくりの現場でインターンシップをおこなうことで、普段の生活では体験できない様々な仕事を知れる内容となっています。

実施内容:映画企画コース

映画企画コースでは、映画の企画立案、企画書作成、映画制作現場の体験などとなっています。新入社員同様の研修・業務をし、最終日には企画内容についてのプレゼンテーションと、社員による講評があります。映画の企画という視点だけではなく、多角的に学ぶことができる、素晴らしい機会となるでしょう。

【具体的な実施内容】
 ・新入社員研修と同内容の研修
 ・業務を経験
 ・映画の企画立案、企画書作成に取り組む
 ・撮影スタジオへの現場・編集作業見学、完成披露などのイベント見学への参加

実施内容:演劇企画コース

演劇企画コースは、演劇制作現場での仕事を直に体験できるよう、演劇の企画を実際におこなえる内容です。また、企画書を作成し、それをプレゼンテーションで発表する機会もあります。社員からの講評もあり、より現場での仕事を知ることができるでしょう。

【具体的な実施内容】
 ・演劇業界やミュージカルの基礎知識に関する講習
 ・稽古場見学
 ・帝国劇場およびシアタークリエにおける上演作品や劇場舞台裏の見学等

実施内容:映画宣伝コース

映画宣伝コースは、どのように宣伝していくのかといったプランを作成する内容です。また、実際に試写会などの宣伝イベントに立ち会え、現場の雰囲気を経験できます。インターン最終日は、自分が作成した宣伝プランを発表し、社員の方からの講評があるのです。

【具体的な実施内容】
 ・映画における宣伝業務のレクチャー
 ・試写会などのイベント立ち合い
 ・宣伝プランの企画立案、プレゼンテーション

東宝のインターンシップ選考対策③応募条件

4年生大学卒業予定で映画・演劇業界の仕事に興味がある人が対象

2017年8月21日から開催されるインターンシップは「1994年4月2日以降に生まれ、2018年4月1日から2019年3月31日までの間に、4年制大学または大学院を卒業予定の方で、映画・演劇業界の仕事に興味のある方」と東宝の公式ページに記載されています。
映画企画コースと演劇企画コースは東京での開催ですが、映画宣伝コースは大阪でもあるようです。自分がどのコースに参加したいのか、事前に確認しておきましょう。

選考フローの確認

東宝のインターンシップに参加するためにも、選考フローを確認しておきましょう。応募から当選までどのような流れか把握することは大切です。

①WEBサイトからプレエントリー
②マイページにて課題を提出
③説明会への参加(東京)
④選考:企画書提出 →1次選考 →最終選考
⑤インターンシップへ参加

東宝のインターンシップ選考対策④書類選考

企画書の提出が必要

東宝のインターンシップ参加は、狭き門だといえます。 参加するには企画書の提出が必須で、さらに3つのコースとも3~4名の募集であるため競争率はかなり高いです。企画書の作成に慣れていないと四苦八苦してしまうため、今のうちから作成スキルを磨いて慣れておくようにしましょう。

企画書対策:映画への愛だけでなく客観的な分析を

映画の企画書を提出する場合は、「自分が好きな映画が撮りたい!」というだけでは選考通過は難しいかもしれません。大切なのは、世の中でヒットした作品が、なぜヒットしたのか分析することです。名作と呼ばれる作品を自分なりに研究したうえで、企画を練ることが重要だといえるでしょう。そして、その意図が東宝に伝わるような企画書を作る必要があるのです。

志望動機作成に役立つジェネレーター

志望動機を作成する際に、「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。

未来を見つめる東宝が求める人材像を押さえてインターンシップの選考対策をしよう

東宝のインターンシップは現場で企画を体験できる非常に有意義なものです。しかし採用枠も少なく、さらには課題による選考もあるので、インターンシップ参加は非常に狭き門であるといえます。東宝の経営理念や求める人材像を押さえて、今のうちからその人材像を目指していきましょう。

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