ANAに採用されるための志望動機の書き方と回答例

ANA対策：受かる志望動機の作り方

ANAは、世界三大アライアンスであるスターアライアンスに加盟し、日本史上初めての5スターを獲得している航空事業会社です。その「航空事業」とは、文字通り、航空機を運航して「人」や「物」を「安全に、快適に」輸送する事業です。ANAの事業基盤は、国内シェア約５０％を誇る国内線にありますが、更なる成長は国際線における「ネットワーク」と「グローバルビジネス」の拡大を実現していこうとしています。また、あらゆる価値創造の源泉は「人」をモットーにしており、人材を大切にしています。そこで注目したいのがグループ行動指針。ANAの行動指針は「あんしん、あったか、あかるく元気！」がANAらしさであり、ANAのいつも変わらない心構えとしています。それを踏まえて、回答例を参考にして、ANAの志望動機を作成してみましょう。

親しみやすさを大切にしてグループ行動指針を交えながら他社との差別化を図る

このような場合、他の旅行会社との違いを深く理解していること、そして自分の強みがANAの求める人物像に近いことを組み込んで作成しましょう。下の「志望動機の書き方の例」でも紹介しますが、自分がいかに旅行を好きかということや、それを活かしてどう会社に貢献するのかをしっかりと志望動機に記載するようにしましょう。

内定者が実際に提出したESから学ぼう

航空業界の内定を得るためには、エントリーシートを通過させる必要があります。エントリーシートでは、志望動機だけでなく各企業ごとに色々な質問が用意されています。そこでおすすめなのが「航空業界の内定者ESまとめ」です。

この回答集には、ANAとJALに内定をもらった就活生のESが掲載されています。パイロットやキャビンアテンダント内定者のESが無料でダウンロードできるため、他の就活生に差をつけて対策をしたい就活生におすすめです。

ANA対策：志望動機の回答例①

【回答例】
就職活動するにあたり、自分と向き合って考えたときに、出来る限り社会全体に対して影響力のある仕事がしたいと考えました。今までも誰かの笑顔が見たいと思い、学園祭の運営に携わったり、グループでも先陣を切ってリーダーを志願したりしてきたので、自分としては、大きな仕事に関わる一員になりたいと思ったのです。そう考えたとき、「自分のサービスを使ってくれている人が目の前で見える」との思いから御社を選びました。また、合間を縫って空港の展望デッキから飛行機を見ていたある日、離陸する御社の飛行機の力強さに大きな感動を覚え、御社を志望いたしました。

ANA対策：志望動機の回答例②

【回答例】
父親が航空会社に勤めていたため、空港は私にとってとても身近な存在でした。また、幼いころから、飛行機を利用する機会が多く、機内で見かける客室乗務員の方たちの仕事をする姿は、とても素敵で印象的でした。客室乗務員は、お客様と直接向き合うことができるだけでなく、お客様に寄り添ったおもてなしを自分自身で考え、行動する必要があるため、業務以上に学べることが多く、やりがいを見出すことができると感じています。昨年には約半年間、自らの能力を高めるために留学を決意し、アメリカに語学留学をしていました。その結果、英語の日常会話スムーズに可能となり、環境の変化にも柔軟に対応することができるようになりました。自らの経験と向上心を活かして、お客様に対する真摯な姿勢を学びながら、ぜひとも御社に貢献したいと思います。

ANA対策：志望動機の回答例③

私が航空業界に転職しようとした理由は、ホスピタリティを重視した仕事が向いているなと感じたからです。前職では外資の戦略コンサルティングファームに努めており、クライアントに対しての経営戦略についてのアドバイス等を行っていました。そこで感じたのは、「誰かのために働くことに喜びを感じている自分がいる」ということでした。その点において、クライアントが望むことに対し、戦略を練り、提案することは私にとって非常に喜ばしいことと言えました。しかし、どうしてもクライアント個人としての意見ではない、企業の成功を進めるという場面が出てくることは明らかでした。それは、自分が納得できなくても進めざるを得ないことだったのです。そこで私は「お客様の笑顔が見たい」ということからホスピタリティで最高峰と言われる航空業界を目指しています。

ANA対策：志望動機の回答例④

小さい頃から家族で利用している貴社の飛行機で、旅に出る人々を笑顔で送り出したいと思ったからです。小さい頃から家族旅行で貴社の飛行機によく乗っていました。貴社の飛行機は私にとって家族団らんの場所だと考えています。そんな貴社で、今度は私がたくさんの家族や旅行者の方々、お仕事に行く方々がリラックスして空の旅を楽しめるようお手伝いをしたいと思い、志望いたしました。また、誰とでも人見知りをせず、笑顔で対応できる強みを活かして外国人の方にも物怖じせずに働きたいと考えています。

質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

ANAの志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的にANAに採用される志望動機を完成させましょう。

ANAの志望動機でスキルアピールをする際のポイント

「自分自身のスキルをアピールすること」については、人によって持っているスキルが違うので、一概には言えません。ただ、学生時代に学んだことを、ANAの業務内容とつなげることができればベターです。また、航空会社に限っては学生時代に、サービス業に携わった経験や飛行機に搭乗した経験等があれば、直結したアピールにつながるので、積極的に活用してみましょう。

スキルによってどのような活躍やメリットがあるのか具体的に書く

ANAの場合、「特別資格はいらない」としてはいます。ですが、TOIEC600点以上を求められるので、最低限の語学力を取得する必要がありそうです。また、空港では外国人のお客様も対応する場合もあるので、ある程度の語学力があると良いでしょう。中国語など多言語にも堪能であると有利に働くかもしれません。

ANAの志望動機の書き方として回答例を参考に企業の特徴や自分の強みを交えて作成する

ANAの志望動機の書き方と回答例を、いくつか紹介してきました。ANAは、日本の2大航空会社の一つです。そのため、大切になってくるのはANAが他社とどう異なるのかという点になってきます。自分自身のストーリーや経験を組み込んで、どうしてANAにこだわるのかを伝えられるようにするのも良いでしょう。また、先輩のESを参考にして他社ではなく、ANAに入社したい意思をしっかりと答えられるようにするのも一つの手段ではないでしょうか。キャリアパークでは、先輩のESを集めた資料を無料で配布しています。先輩の回答例を参考に、自分なりの書き方で志望動機をまとめるよう努めましょう。