既卒になると人生終わり？第二新卒の期間までにすべき行動と注意点

既卒になると人生終わりと言われる時代があった

既卒なると、「人生終わり」とまで言われる時代がありました。これは新卒採用を逃してしまうと、既卒の人はすべて中途採用枠に回され、社会人経験者とも比較されてしまうからです。そうなると、就職するのが不利なので、「人生終わり」と言われていたのです。
しかし、企業によって対応が異なっていたものの、現在は第二新卒が枠があるため、既卒でもできるだけ早く就職が決められればリスクを減らせる可能性があります。

既卒であれば最長3年の猶予「第二新卒」がある

「第二新卒」とは実質的に新卒枠として扱う採用枠で、学校を卒業してから2年から3年間に当たります。この定義は企業によって異なるものの、既卒であっても最長3年間の猶予があることになります。自分を試すために様々な経験を積むことは大切ですが、この間までに1度は正社員として働き、数年間の実務経験を積んだ方がその後の転職にも繋がりやすくなるでしょう。第二新卒の終わりが見える前に目標を明確にし、場合によっては就職活動の計画を変更していく必要があります。

既卒になったらバイト就職活動を並行する

既卒になったら、とにかくアルバイトと就職活動を並行しましょう。生きていくためにはお金が必要ですし、就職活動とアルバイトなどを同時進行する必要があります。生活費や家賃だけでなく、保険料の支払いや奨学金の返済なども始まるでしょう。既卒の人が就活する際は、働くまでに何をしていたかが問われます。ブランクの期間に就活しかしていなかったとなると、説得力に欠ける可能性があります。バイトなどをして、少しでもアピールポイントを増やしましょう。

大手や有名企業にこだわりすぎるのは危険

既卒に限らず、新卒枠での活動の終わりが見えてきた場合はより現実的な選択が必要になる場合もあります。これは新卒枠での採用しか行わず、第二新卒での採用枠がない企業もあるからです。応募する企業の絞り込みや時間の使い方だけでなく、自己PRの方法などもしっかりと見直すことが重要になる場合もあるのです。
特に、競争が激しい企業ばかりに挑んでいる場合は注意が必要しましょう。既卒になると、新卒のときのように大手起企業への就職にこだわるのは危険です。企業規模を落とすなど、より現実的な対応が必要になるケースもあるのです。

既卒期間が終わると実務経験を求められるので注意

新卒と第二新卒の終わりは、既卒として就職活動を行うデメリットとの比較にもなります。これは少し年齢が上の求人情報を探せばよく分かりますが、既卒であれば数年の実務経験を求められるケースが多くなってくるのです。業界によっては経験を問わずに募集している場合もありますが、新卒枠以外が非常に厳しいケースもあります。
中小企業でも働いた経験の方が大切になる事もあるため、そのまま既卒になって活動することのデメリットと比べてみるのも重要なポイントです。

新卒期間が終わっても次につなげる努力をする

新卒が終わり、既卒になっても人生は続きます。既卒になってからでも就職を決める人は存在し、落ち込むよりも次につなげる努力が重要になってきます。例えば資格の取得や、未経験を歓迎する業界への転向など、様々な方法があります。
実際に就職しても、適正があるかどうかわかるのは時間がたってからというのは社会の常です。まずは自分のできる仕事を探し、アピールポイントを磨く努力をしましょう。

エージェントや紹介予定派遣の活用がおすすめ

正社員としての採用を目指すのであれば、エージェントや紹介予定派遣を活用するのも方法です。エージェントを利用すれば、適性に合った非公開求人を紹介してももらえる可能性があります。また、紹介予定派遣だと、最長6ヵ月の派遣期間の終わりと共に正社員として迎えられる可能性もあるでしょう。しかし、職場の内情や人間関係を見る意味や、適正を計りやすいとメリットも存在するため、積極的に活用するのも手段なのです。

既卒になっても第二新卒期間の終わりまでは大丈夫！バイトと並行して就職活動をしよう

既卒になったから終わりではないものの、厳しいことは視野に既卒になったら終わりと言われる理由は、新卒採用しかない企業や、第二新卒を過ぎると中途採用枠で就職活動をすることになり、実務経験者との競争を強いられるからです。そのため、第二新卒までに就職を決めるのが基本であり、中小企業でも就職して経験を積んだ方が次につながりやすくなる事もあります。
第二新卒の終わりと共に選択肢が大幅に減る事もありますが、未経験者を受け入れてくれる企業や業界も存在します。自分の希望に固執することなく視野を広げることが自分を生かすポイントになるのです。