第二新卒や既卒で就活を行うメリット＆デメリット

第二新卒と既卒の意味とは？

既卒の就活 は新卒と比べると厳しいと一般的にいわれていますが、そもそも既卒者とはどのような人をさしている言葉かご存じでしょうか？

まずは既卒と第二新卒の紹介をしますので、しっかりと確認しておきましょう。

既卒とは「就職浪人」の意味

就活市場でいう既卒の意味は、「大学を卒業したけれど就職していない人」です。一般的にいう「就職浪人」と同じ意味です。既卒者の数は、その年の経済状況や就活市場の状況に大きく影響されます。

第二新卒とは「新卒入社後の早期離職者」の意味

一方、第二新卒は、「大学（大学院など）を卒業後、一度は就職したけれども、数年で退職し転職活動を始めた人」という意味です。大学卒業（就職）後何年以内の離職までを第二新卒と呼ぶかは、企業によって違いますが、一般的には大学卒業後一年から三年以内の離職者を第二新卒ということが多いです。

第二新卒・既卒で就活を行うときのメリットとは？

既卒と第二新卒の意味をご紹介しました。既卒や第二新卒は、内定がでればいつでも就業可能です。既卒や第二新卒は内定から実際の入社時期までのタイムラグは、新卒に比べても抑えられるでしょう。

そのため、人員不足ですぐにでも入社してほしいと考えている企業も少なくありません。では既卒や第二新卒で就活する、主なメリットを見ていきましょう。

メリット①：中途採用の枠組みに入らない

既卒や第二新卒として、採用活動に臨んだ場合のメリットは中途採用の枠組みに入らないという事です。多くの企業の場合、既卒や第二新卒は中途採用（経験者採用）の枠組みではなく、新卒の枠組みで考えられるというところにあります。

これはあくまでも、企業側が即戦力ではなく、新卒と同じ枠組みの中で採用し、自社で1から社員を育てていくことを考えているからです。

メリット②：経験者と同じ土俵で勝負しなくて良い

たとえば内定辞退をして既卒、第二新卒として就職活動をしている側としては、経験がありません。経験がないと言っても、マイナスポイントにはならないのです。そのため経験者と同じ土俵で勝負しなくて良いぶん、メリットと言えるでしょう。

また企業側としても、既卒や第二新卒を採用するメリットがあるのです。前職時についた癖などが無い分、早い段階で企業の特色や特徴に馴染んでもらえるので、積極的に採用を行っているようです。

メリット③：短期間での就職活動が可能

また、既卒での就職活動のポイントとして、短期間での就職活動が可能という点にあります。一般的に新卒で就職活動に臨んだ場合、半年～1年間ほどは実際に就職するまでタイムラグがあります。

これは、現状の新卒の入社時期が学校を卒業する4月にほとんど限定されているために生じます。内定辞退をして既卒として就職活動に臨んだ場合、学生時代と通算するとある程度の期間、就職活動をしていることにはなります。

第二新卒・既卒で就活を行うときのデメリットとは？

デメリット①：すべての企業で受け入れられるわけではない

既卒や第二新卒で就活する、最大のデメリットは未だにすべての企業で受け入れられているわけではないという点です。新卒のブランド化が進んでいる現代では、やはり嫌煙されがちなのかもしれません。

企業の採用担当の中には、既卒などのフレーズに対してあまり良くないイメージを抱く人もいます。このように、すべての企業がいいイメージを持って採用をしているわけではないという事です。

デメリット②：理解されないという問題点がある

既卒や第二新卒になったとしても、あくまでもそれは当人の事情によるものです。何故そういった形になったかを、伝えられる状況下までもっていかないと理解されないという問題があります。

あくまでも、企業や採用担当がどのように既卒、第二新卒を評価しているかということを念頭に置く必要があります。

デメリット③：両天秤にかけられると新卒が選ばれる

そもそもの応募可能枠の数で差がある上に、企業側は既卒者に対して、スキルや経験を求めるので不利となります。採用状況によっては、既卒者は中途採用に近くなるのです。例えば採用枠が1名で、最終選考まで残ったのが新卒者と既卒者の2名だった場合は、よほどの理由が無ければ新卒者を選ぶでしょう。

その「よほどの理由」として挙げられるのが、応募先の企業で活かせる資格であったり、スキルや実務経験となってきます。

第二新卒や既卒で就活を行うメリット＆デメリットを参考に就職を成功させよう！

第二新卒や既卒で就活を行うメリット、デメリットをお教えしました。内定辞退をする前に、既卒や第二新卒になるメリットとデメリットを知っておきましょう。

大切なのは、志望している業界、企業が既卒や第二新卒をどのように評価、対応しているかを良く調べることです。今回紹介したところをポイントとしておさえておきながら、就活を有利に進めて内定を勝ち取りましょう。