2016年11月29日(火) 更新
インターンシップ制度を利用する企業の目的
目次
インターンシップ制度は学生が企業のなかで研修性として働く事
インターンシップ制度というのは、学生が一定期間企業などの中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験をすることができる制度のことです。 日本では、大学本科生が3年次の夏・春の長期休暇中に行く事がほとんどです。その理由としては、3年秋から本格化する就職活動に先駆けて就業体験をすることにより、自分の理想の業務と、自分に本当にあった業務の違いなどを知ることで、就職活動本番でのミスマッチを防ぐことにあります。
多く大学がインターンを単位にしている
最近では大学でもインターンシップ制度を推奨しているところが多くなっています。なんと70%以上の大学がインターンを単位として認定しているのです。もちろん、インターンを導入する企業は年々増加傾向にあります。最近では「3年3割(=新卒で採用した大学生のうち、3割は3年で離職してしまう)」と言われています。そのためインターン制度を利用することで、企業としても入ってすぐやめてしまうことを防ぐことができるというメリットがあるのです。
インターンシップでは仕事への姿勢やマナーを浸透させる目的がある
インターンシップ制度は、新卒学生の下見の場でもあります。社風や求められているスキルは企業ごとに異なりますが、多くの企業が判断材料としているのは主に人物像、得意・不得意などの『人間性』です。また、仕事への姿勢、業務の取り組み方などの『仕事観』も見られています。そして、忘れてはいけないのがマナーなどの『常識』です。社会人としての常識は知らなくても問題ありませんが、一般的なマナーは見られていると思って間違いないでしょう。
企業の中で働くことでアルバイトやボランティアとは違う目的意識を持てる
インターンシップ制度はアルバイトやボランティアとどのように違うのでしょうか。最大の違いは「何を得るために働いているのか(目的)」ということです。アルバイトであれば目的は収入でしょう。ボランティアであれば社会貢献が目的ですし、インターンの場合は自身の成長を目的としています。もちろん、アルバイトやボランティアをしながら自身を成長させることは可能ですが、あくまでも副産物でしょう。インターンは何よりも経験と言う財産を得ることができるのです。
短期インターンシップ制度の目的は企業との相性を計る
短期インターンシップ制度にたくさん参加することにより、あらゆる業界を経験することができます。また、自分の憧れていた企業や業界の短期インターンシップで実務を経験してみたら思っていたのと違ったということもあるでしょう。インターンシップに参加することで自信を付けてどんどん成長していく人、実力不足を痛感し飛躍的成長を遂げる人など様々なタイプがいますが、インターンシップに参加することは学生にとって大きなメリットがある経験であることは間違いありません。
長期インターンシップ制度の企業の目的は投入して実力を持った学生を見極める
長期インターンシップ制度に参加し、長い間その企業で働くことによって、早い段階でその企業から内定をもらえることがあります。長期インターンシップに参加した学生の30~40%がインターンシップ先にそのまま新卒で入社されています。社会人としての能力・知識を持った学生は就職活動の際に企業が喉から手が出るほど欲しい人材になることができるのです。
企業はインターンシップ制度を通して学生のスキルアップと精査をする目的を持っている
企業のインターンシップ制度にはたくさんのメリットがあることが分かりました。どんなインターンシップにも学ぶことはたくさんあります。明確な目的がないから、どのインターンシップも受けないというのはもったいないでしょう。短い学生の時間を、たくさんのインターンシップを経験する事であなたの将来のキャリア構築につながるのです。企業の目的を把握して、どんどん参加しましょう。
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