教育業界のインターンシップで体験できる内容と参加するメリット

インターンシップは教育業界を肌で体験できるチャンス

まず、インターンシップの意味について理解しましょう。インターンシップとは、学生が一定期間、企業などの研修生や訓練生として働き、その企業での仕事を体験できる制度のことです。いわば、本格的な職業体験といえます。特に大学3年生の夏や冬に行われる場合が多いです。教育業界の場合、講師や子どもたちの育成などについて、長期にわたって行われるインターンシップが多いといえます。では、インターンシップはアルバイトと何が違うのでしょうか？

アルバイトよりも自分自身の成長を重視する

教育関係のインターンシップで講師をするのであれば、塾や予備校のアルバイトと同じではないかと思う方もいるでしょう。アルバイトはお金を稼ぐといった目的でするかもしれませんが、インターンシップは違います。インターンシップでは、学生の「学びたい、仕事を知りたい」という強い気持ちから、積極的に参加するものです。企業によって異なりますが、報酬もありません。つまり、アルバイトよりも自分自身の成長を重視しているのです。では、教育業界のインターンシップにはどんな仕事があるのでしょうか？

教育業界のインターンシップでは企画や講師などが体験できる

教育業界のインターンシップでは、教育サービスの企画・運営、進学塾や語学の講師などを体験できます。中には知育アプリの企画・設計や就職サイトの運営など、理系の学生を求めているインターンシップもあります。教育業界と入っても、想像以上に幅広い職種があることが特徴です。教員志望の学生であれば、NPOで子供の教育に携わる長期インターンも良いでしょう。

被災地で教育支援や復興支援事業を体験できる場合もある

教育業界のインターンシップの中には、被災地での教育現場で働くプログラムもあります。東北や熊本などで被災した生徒と信頼関係を築きながら、学習支援などを行います。中には講師として勉強を教えるだけでなく、被災した学生と協力して復興支援事業を立ち上げるインターンシップもあるのです。これはなかなか体験できないケースなので、おすすめのインターンシップです。

指導やパソコンのスキルを身に付けられる

教育業界のインターンシップでは、上記のように様々な体験ができます。講師のインターンシップであれば、講師として人に指導するスキルや、カリキュラムの組み方について学ぶことができます。一方でサイトの企画や設計、運営などでは、実際に社員に混じってプログラミングをしたり、デザインを考案したりするため、パソコンでのスキルやデザインスキルが身に付くでしょう。インターンシップに参加すれば、教育現場に必要なスキルが得られるはずです。

インターンシップに参加すると教育現場への適性がわかる

インターンシップは大変ですが、参加するメリットがあります。インターンシップでは、実際の業務を体験できるため、自分がその企業にあっているのか、前もって確認できます。自分が働くときのイメージも湧くため、教育関係への就職に対する意欲が高まるでしょう。
また、インターンシップに参加すれば、今持っている自分のスキルの向上や、自分と同じ業界を目指している学生からの刺激を貰えるメリットがあります。

インターンシップの成果によっては内定につながるケースも

企業は忙しい中、学生のためにインターンシップを開催します。企業はいい人材がいないか、インターンシップで探しているものです。企業によって異なりますが、インターンシップでの成果や活躍によってはその後の内定に大きく関わります。その企業が自分に合っていると感じ、活躍できれば企業も前向きに採用を考えるでしょう。インターンシップは体験できるだけでなく、採用の基準になることも意識しておく必要があります。

教育業界のインターンシップでは企画や講師の体験ができ指導のスキル向上などにつながる

ここまで、教育業界のインターンシップについて、その内容やメリットなどをお話してきました。教育業界を志望する学生は、その多くが「人に何かを教えたい」「社会のために良い人材を生み出したい」という、強い気持ちを持っています。その中に紛れ、一生懸命になって自分の力試しをする場としても、インターンシップは最適です。気になる方は、ぜひインターンシップに参加してみてください。