就活を嫌いになった人が立ち直るためにしておきたいこと

就活は誰にとっても厳しい面がある

就活が嫌いなのは、決してあなた一人ではありません。年齢、性別を問わず、就活で理不尽な思いをして涙をのむ人は多いのです。新卒の就活であれば、比べたくなくても同級生の内定情報が耳に入ってきてしまい、余計に就活が嫌いになる方もいるでしょう。聞きたくもない情報を聞かされ、誰にも話したくない就活の状況を聞かれてしまうのは、精神的に追い詰められているときほど苦痛なものです。偏差値が高く、就職率が高いと言われる大学にいる人ほど、実はつらい思いをしている方が多いといいます。学歴偏重社会が見直されはじめ、高学歴であればプラス要因にはなっても、マイナス要因を補うのは簡単ではありません。むしろ、あの大学の割にはと評価される場合もあります。就活を嫌いになる要因には、大学や人によっても様々です。

転職活動ではより鋭い質問が容赦なくされる

転職活動であれば、逆に孤独な戦い故の辛さがあります。それによって嫌いになる方もいるでしょう。夢と希望を胸に入社した前職の会社でパワーハラスメントなど理不尽な目に遭ってやむなく退職したケースなどでは、前向きになろうとしてもトラウマ的に前職を思い出してしまう人もいます。新卒のときには聞かれなかったような、鋭い質問も容赦なくされるでしょう。スキルも経験もあるにもかかわらず、年齢だけで判断されて、書類選考で100社に落とされるなども、珍しくはありません。

なぜ就活が嫌いなのか自分と向き合うのが大切

就活が嫌い、という極端な思いが前に出てしまうときは、それだけ辛い思いをしてきたということです。まず、これまでがんばってきた自分を認めてあげましょう。自分が経験してきた辛さや理不尽な思いは、わかってもらいにくいものです。周囲や面接官を恨むのではなく、自分自身の気持ちと向き合うのが就活を嫌いと思う状況を好転させる鍵だと言えます。就活が嫌いだと感じるのは、留学や結婚など、別の夢があるという場合も多いです。就活が嫌いだから現実から逃げたいだけなのか、そうではないのか、自分に問いましょう。

自分の人生をコントロールできるのは自分だけ

若い頃は特に、周囲に流されがちです。本当は別の夢があるのに、皆が就活をするから仕方なく就活をしている方は、就職活動自体が大嫌いになってしまっても仕方ありません。皆に合わせる必要はなく、自分がどういう人生を歩んでいきたいのか、よく考えてみましょう。そして、人生の方向転換は早ければ早いほど挑戦しやすいといえます。理想だけでなく、現実とも向き合うのが大切です。海外留学をしたいのであれば、その費用はどう捻出するのか、卒業後はどうするのかなど具体的なところまで考えましょう。自分の歩んでいきたい人生プランを練ってみると、現実に則した、かつ自分の本当に進むべき道が見えてくるはずです。就活が嫌いだと思っても、自分でしっかりその後のプランを決めていきましょう。

就活が嫌いなら無理にしないという選択肢もある

心身に不調をきたすほど、就活が嫌いという方も中にはいます。その場合には、しばらくは就活を休む方がいいでしょう。嫌い、辛い、と思いながら就職活動をしても、上手くいく可能性は低いのです。実際に、面接が得意な人でも、メンタルがマイナスに傾いているときは不採用になりやすいといわれます。面接官は多くの求職者を見ているため、そうした内心を見抜くのには長けているでしょう。不採用が続くと、「企業研究に時間をかけて、嫌な思いをしてまでスーツを着てがんばったのに、また落ちた」と余計に就活が嫌いになってしまう結果につながります。

追い詰められている時は潔く離れる方が効果的

就活を中断したことを、後になって後悔する方もいるという現実をまず知っておきましょう。特に新卒時の就活は、後からやり直しができません。あのとき逃げずにがんばっていれば、アナウンサーにもしかしたらなれていたかもしれない、一流企業に入れたかもしれない、そんな思いを引きずって生きていくのはつらいです。それよりは、たとえ失敗しても、やるだけのことはやったと納得できるよう行動する方が、後になると誇らしい気持ちになれるでしょう。ただし、前向きに考えられないほど追い詰められている場合には、潔く就活から離れてみる方法も一つです。

就活が嫌いを克服するにはしっかりと自分と向き合い時には思い切って休むのが大事

就活は厳しいものです。学生時代あるいは社会人になってから、真面目に努力をしてきたのに、初対面の相手に短時間でアピールできないがために不採用が続くこともあります。また、面接官によっては容姿や年齢、性別で判断するという方も中にはいるそうです。大きなストレスがかかりますから、就活が嫌いになってしまっても仕方ないでしょう。周囲に心無いことを言われても、自分で自分を責める必要はありません。余計に苦しい思いを自分にさせても、状況は良くならないからです。それよりは、気持ちを前向きにできるようにストレス解消を試みる方がいいでしょう。少し休めば、また意欲が出てくるかもしれません。