2020年06月26日(金) 更新

ペーパードライバーが就職する場合に起こる問題|内定を得たらすぐ実行しておきたい解決法

ペーパードライバーのまま就職活動や仕事はできる?

運転経験が少ないまま就職する就活生は意外と多い

就活生の中には、運転経験が少ないペーパードライバーの状態で内定をもらい、就職するケースが少なくありません。特に、電車やバスなどの公共交通機関が発達した地域に住んでいると、その傾向が強いようです。しかし、仕事を始めると様々な場面で運転する機会が存在します

営業職や事務職でも自動車を運転する機会がある

「運送業者じゃないから運転する機会はない」と考える就活生もいますが、決してそうではありません。営業職や事務職でも、自動車を運転する機会があるのです。営業職の場合、顧客や取引先への移動手段として用います。また、事務職も営業補佐や医療事務などは、営業担当の送迎や薬局とのやり取りのために、自動車を運転しなければなりません。他にも、地方への転勤で自動車通勤が必要になることも考えられます。

ペーパードライバーで就職する際に起こる問題

運転する機会にあたった場合に対応しきれない可能性がある

ペーパードライバーのまま就職すると、どのような問題が起こるのでしょうか。1つ目は、運転する機会にあたった場合に対応しきれない可能性がある点です。電車やバスで代用しようとしても、アクセスの悪い地域だと余計に移動時間がかかってしまい、相手に迷惑をかけてしまいます。
また、急な用事や体調不良などで他の社員が運転できない場合、ペーパードライバーが1人で運転せざるを得ない状況になることも考えられるのです。

事故を起こすと本人だけの責任では済まされない

ペーパードライバーのまま就職して起こる問題は他にもあり、交通事故を起こすリスクが高いことが挙げられます。対人の交通事故を起こした場合、本人の責任だけでは済まされません。ペーパードライバーでありながら自動車を運転させたとして、企業側も責任を問われてしまう可能性があるのです。また、自損事故であっても、企業の資産(社用車)を傷つけることになるため、企業側にとって大きな損失となってしまいます。

顧客が同乗していた場合の事故はさらに重い責任を負うことに

事故を起こした車両に顧客が同乗していた場合、さらに重い責任を負うことになりかねません。例えば、不動産の営業は、物件巡りのために顧客を自動車に乗せることがあります。その際に事故を起こして何らかの被害を与えた場合、顧客に対する賠償責任や、刑事責任を負うことになるのです。また、対向車にぶつかるなどした場合、運転技術が未熟だからとの理由で重い責任を課されることも考えられます。
そういった最悪の事態を避けるためにも、ペーパードライバーを克服しなければなりません。いったいどのような解決策に取り組めばいいのでしょうか。

適職診断もできる自己分析マニュアル

自分にどんな職が向いているか考える際にやっておきたいのが、自己分析です。でもいざ始めようと思っても、何を参考にすればいいのか解らず、すぐに行動に移せないことがあります。そこでおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプが診断できます。技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。

就職前にペーパードライバーを改善するための解決策

手順①就職前にペーパードライバーであることを伝える

内定をもらった後の仕事内容確認で、自動車を運転する可能性があると分かったら、その段階ですぐにペーパードライバーであることを話しましょう。交通事故のリスクを減らすだけではなく、企業側が余裕を持って業務内容の調整を図れるようになります。ペーパードライバーだと伝える際には、運転の練習をすると約束しましょう。

手順②教習所でペーパードライバー講習を受ける

ペーパードライバー解消のためには、ひたすら運転して慣れるしかありません。まず始めに、教習所で実施されているペーパードライバー講習に参加しましょう。自動車運転の基礎をもう一度学び直すことができます。大抵の場合、1講習当たり5千~1万円程度で受講可能です。教習所内や路上での運転を、指導教官に教えてもらいながら見直すことができます。

手順③家族や友人に指導してもらいながら運転する

ペーパードライバー講習で運転の基礎を掴んだら、今度は運転に慣れている家族や友人に指導してもらいながら運転しましょう。中には、指導に熱が入りすぎてしまう人がいるかもしれません。しかしそれは、「速く運転に慣れて、安全運転を心がけてほしい」との思いが強いからです。言葉に苛立って運転が乱暴にならないよう、常に冷静さを保つことが求められます。

手順④交通量の少ない場所と時間帯を探して1人で練習を積む

ある程度遠くまで運転できるようになったら、早朝や昼前、夜間など比較的交通量や人通りの少ない時間帯に1人で運転しましょう。その際、交通量が少なくても幹線道路で走るのは避けてください。生活道路や比較的道幅の広いエリアで走るのがおすすめです。1人での運転に慣れた段階で、同乗者と一緒に幹線道路や高速道路を走りましょう。

ペーパードライバー克服に向けて押さえたいポイント

運転に必要なスイッチの位置を再確認する

ペーパードライバー克服に向けて、押さえておきたいポイントを紹介します。まずは、運転に必要なスイッチの位置や機能を再確認してください。ペーパードライバーは、シフトレバーやウィンカーなどの場所や動かし方、役割を覚えていないことが多いです。停車した状態で、どこにどういった装置があり、どのような動きをするのかを、ベテランドライバーと一緒に確認しましょう。

始めから1人での運転は避ける

2つ目のポイントとして、始めから1人での運転は避けましょう。すぐにでもペーパードライバーを克服したいからと、いきなり1人で運転するのは危険です。運転操作を誤って、事故を起こすリスクが高くなってしまいます。先程紹介した手順にもある通り、助手席にベテランドライバーを乗せて教えてもらうのがベストな方法です。

近距離から徐々に長距離運転にシフトする

運転に慣れたら徐々に長距離ドライブに挑戦することが3つ目のポイントです。ずっと同じ道路を走り続けているだけでは、運転に慣れたとはいえません。1週間ごとに走行距離を伸ばし、最終段階として、数十㎞のロングドライブができるか挑戦してみましょう。どんな道路状況でも運転できるようにならないと、ペーパードライバーから完全に脱却するのは難しいのです。

バック駐車の練習を欠かさないようにする

駐車の仕方を覚え直すことも大事なポイントです。特にバックでの駐車を身につけましょう。運転に慣れてない人は、入れやすいからと前向きに駐車をおこないます。しかし、前向き駐車は自動車を出すときに接触事故を起こしたり、ブレーキとアクセルを踏み間違えてどこかに突っ込むリスクが高いです。そういったリスクを避けるためにも、公園や大型モールの駐車場を使って、バック駐車の練習をしておきましょう。

ペーパードライバーだと仕事に支障をきたす可能性があるため就職までに克服!

営業職や事務職であっても、自動車を運転する機会は少なからず存在します。ペーパードライバーのままでは、業務に支障が出る場合があるでしょう。運転が未熟なせいで交通事故を起こすと、重い責任を負わなければならないケースもあるため、克服しておかなければなりません。
ペーパードライバー解消には運転に慣れることが大切です。最初は教習所で講習を受け、ベテランドライバーと一緒に交通量が少ない時間帯を狙って運転の練習をおこないましょう。運転に必要なスイッチの位置や、バック駐車なども覚えておいてください。

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