2021年09月01日(水) 更新
テストセンターの使い回しは可能?【使いまわす判断基準と注意点】
目次
テストセンターの使い回しはOK?
使い回す予定の就活生は多い
キャリアパーク会員の就活生を対象に「テストセンターの結果は別企業でも使いまわす予定ですか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
就活生の声
- しない予定
- はい。
- はい。
- なし
- 今のところは使い回すつもりです
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「テストセンターの結果は別企業でも使いまわす予定ですか?」
テストセンターの結果を使い回す予定の就活生は多いということがわかりました。「しない予定」や「なし」と回答した就活生もいましたが、テストセンターの結果を使い回すことで時間を短縮することができます。しかし、テストセンターの結果を使い回す時には注意しなければならないポイントがあるのです。本ページでは、テストセンターの結果を使い回すときの注意点3つについて紹介します。
テストセンターの使い回しは可能!
結論から言うと、テストセンターの結果を使い回すのは可能です。基本的に各企業で同じ試験を受けるよう指示されることも多いため、その場合は一度受けた結果を複数の企業に提出するかたちで問題ないでしょう。
テストセンターの結果を使い回すことによるメリットとしては、まず時間の節約が挙げられます。企業の選考の度に同じような試験を何度も受けるのは時間の無駄とまでは言いませんが、あまり時間を有効活用しているとは言い難いのではないでしょうか。
テストセンターの結果を使い回すことにより、同じ試験であれば一度受けるだけで事足ります。そして、空いた時間を自己分析や企業研究、そして新しくエントリーする企業探しに割くことができるでしょう。
使い回しがバレることは基本ない
テストセンターの結果を使い回しているのがバレることは基本的にはありません。テストセンターから企業に通知されるのは原則的にテストの結果だけですので、応募者が他にどういった企業を受けているか、また同じ結果をどういったところに提出しているかといった情報の受け渡しは行われないのが通常です。
もし万が一使い回しがバレたとしても、それは違反には当たらないので選考に影響することはまずありません。そもそも、一度受ければ事足りるような同じ内容のテストを何度も受けるのは効率が良いとは言えませんので、企業としても最低限足切りレベルを突破してくれていればとやかく言う必要はないのではないでしょうか。
時間は限られていますので、なるべく有効に使いましょう。
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使い回しの判断基準①試験の種類
同じ試験でないと使い回しできない
テストセンターの結果を使い回す場合の注意点としては、まず提出先企業が同じ試験を採用しているかどうかをチェックしておくことが挙げられます。テストセンターで受けることのできる試験には、「SPI」や「玉手箱(C-GAB)」等複数の種類がありますので、提出先企業が採用しているテストをしっかりと受験することが大切です。
その辺りを統一してくれていれば応募者としては有り難いところですが、企業によって重視する項目が異なる以上、なかなか難しいところでしょう。ある企業では純粋な頭の回転の速さを重視しているところもありますし、また別のところでは人間力を重視しているところもあるかもしれません。
それにより、テストの種類が異なってきます。
違う種類を使い回しすると選考から落ちる
もし異なる種類のテスト結果を使いまわしてしまった場合、選考に落ちてしまう可能性があります。応募者からすると「ついうっかり」というレベルの間違いになりますが、企業からすると「就職という大事なイベントの際にミスをする応募者」であると認識されてしまうでしょう。
何事もそうですが、大事なことを決める際にはしっかりと内容を確認しておくことが大切です。しっかりと確認しておけば防げるミスをしてしまうことにより、当人の注意力を疑われてしまっても無理はありません。
なので、自分が志望している企業がどのテストを採用しているかをしっかりと把握しておきましょう。頭で覚えるだけではなく、一覧表のようなものにしておくのがおすすめです。
使い回しの判断基準②有効期限
有効期限の切れた結果は評価対象にならない
テストセンターで受けた試験結果を使い回す際の注意点としては、有効期限に気を配ることも挙げられます。テストセンターで受けた試験結果には有効期限が設定されていますので、もしそれを超えてしまっているようであれば再度受験しなおす必要があるでしょう。
試験結果の有効期限は、原則的には一年間と定められています。そのため、一年で就職活動を終わらせる人にはあまり関係ないかもしれませんが、前年に就職活動を行い、留年してしまったために今年もう一度就職活動を行うといった場合には注意が必要です。
有効期限の切れている試験結果は基本的に無効になってしまいますので、間違えて提出してしまったら選考に落ちてしまう可能性があるでしょう。
事前に結果の有効期限を確認しておく
試験結果の有効期限はテストセンターのページで確認することができますので、もし期間が空いているような場合は、一度確認しておくことをおすすめします。直近に受けた場合等であれば問題はないかもしれませんが、もし受験してから期間が空いているような場合は念の為事前に確認しておいた方が良いでしょう。
土壇場になってから有効期限切れに気付いた場合、再度受験する時間が持てないケースもあります。その場合は泣く泣く応募を諦めなければならない可能性もありますので、やはり事前にしっかりと確認することが大切です。
それは試験結果だけではなく、実際に仕事をするにあたって、そしてプライベートでもあらゆる面に言えることではないでしょうか。
テストセンターの結果を使い回す際の注意点
企業に使い回しと公言しない
テストセンターの結果を使いまわしていることをわざわざ公言する必要はありません。いくら使い回しに問題はないからといっても、試験結果を使い回されていることを知ったら複雑な気持ちになる企業もあるのではないでしょうか。
聞かれた場合は素直に答えるしかありませんが、そのようなことを聞かれる機会はまずないでしょう。企業としては使い回しでもなんでも足切りラインを突破していれば機械的に選考通過の判断を行うところが多いため、基本的には点数以外を重視することは少ないと考えられます。
せっかく良い点数をとっても、失言一つで選考通過をふいにしてしまうのは勿体ないものです。「口は災いの元」という言葉もありますので、噤むべき時を見極めましょう。
低い点数を使い回ししても良い結果は出ない
テストセンターで試験を受けたはいいものの、あまり良い点が取れなかったという場合は使い回しを考え直した方が良いでしょう。選考企業で落ちてしまった点数の低いテストセンターの結果を他企業で使い回したとしても結果が変わることは少なく、どれだけ応募しても面接に呼ばれないといった悪循環に陥ってしまいます。
テストセンターの試験結果は自分には通知されないため、その辺りを見極めるのは難しいところですが、自己採点の結果や応募企業の通過状況からシビアに判断しましょう。その結果としてあまり点数が芳しくなさそうな場合、その結果を使い回すのはやめた方が良いかもしれません。
選考に通過しないという状況は、モチベーションを下げてしまいます。
大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
テストセンターは何度も受けられる
テストセンターの試験は時間が許す限り何度でも受けることができます。そのため、もし試験結果が芳しくなかったとしても繰り返し受けることで徐々に点数を伸ばすこともできるでしょう。
勉強が苦手という人は最初こそ良い点数は取れないかもしれませんが、繰り返し継続することによって力をつけることができます。勉強というのは基本的に時間と成績が正比例するものですので、苦手な場合は余計に時間をかけることが大切になるでしょう。
勉強する時間が増えればそれだけ知識が増える
何度もテストセンターの試験を受けるということは、それだけ勉強する時間が増えることになります。そして、勉強する時間が増えれば増えるほどそれだけ知識量も増え、次第に良い点数を取れるようになるでしょう。
就職活動においてテストセンターの結果が重視されるのはほんの一部に過ぎませんが、テストセンターの勉強をしておくこと自体は社会人として好ましいことです。社会に出ると業務に携わる知識や資格試験等、様々な機会に勉強することが求められますので、今の内に勉強の仕方や効率の良い知識の得方等を習得しておくのは悪いことではありません。
また、勉強をすることで脳が活性化しますので、仕事における基礎能力を養うことができます。
もっと高得点が取れるかもしれない
何度も繰り返して試験を受けることにより、徐々に高得点を取ることができるようになります。応募企業の選考を通過することだけを考えるのであれば、足切りラインを突破すれば問題はありませんが、今まで分からなかった問題を解けるようになればモチベーションも上がるでしょう。
勉強の醍醐味としては、今まで理解できなかった部分を理解できるようになることが挙げられます。誰しも最初から多くの知識を持っていたわけではなく、生きていく上で少しずつ学び、時には失敗をして徐々に多くのことを覚えていくものではないでしょうか。
勉強というのは比較的努力が実りやすい分野ですので、人によっては、コツを掴めば俄然やる気が溢れてくるかもしれません。
テストセンターの結果を使い回しするなら「種類・有効期限」を判断基準にしよう
テストセンターの結果を使いまわすときには、特にテストセンターの種類と有効期限には注意が必要です。前年のテストセンターの結果を使いまわすときには、必ず受検した日付をもう一度確認してください。また、結果が良くないテスト結果を使いまわすことのないよう、時間の限り試験を受験して、最高の結果を求めるのも大事な姿勢です。
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