2020年06月29日(月) 更新

【就活でボランティア経験は有利になるのか】自己PRでアピールする場合の書き方と例文

就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!

自己PRでアピールできる経験とはどういったものなのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:自己PRの際に有効だと思うアピール経験(サークル、バイト、留学、インターンなど)は何だと思いますか?その理由と、あなたが自己PRで実際にアピールする経験内容を教えてください。

就活生の回答

私が考えるに自己PRでは、スポーツ系の部活動やボランティア活動での経験があると有利だと思います。スポーツ系の部活では継続力や体力が必要となりますし、部員同士でのコミュニケーション能力も大切となるため、アピールに繋がるからです。また、ボランティア活動は社会貢献としてアピールできるでしょう。私の場合はアパレルショップでのアルバイト経験があるため、自己PRをおこなう際は、そこで培ったコミュニケーション能力と観察力をアピールしています。もちろん、具体的なエピソードを添えるのも忘れないよう、気を付けているつもりです。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

ボランティア経験なしの就活生は意外といる

キャリアパーク会員の就活生を対象に「あなたが経験したボランティア経験は就活でのアピール材料になりそうですか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • したことありません。
  • ボランティア経験なし
  • 経験してません
  • 特になし
  • いいえ

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「あなたが経験したボランティア経験は就活でのアピール材料になりそうですか?」

アンケートの結果から、ボランティアを経験した就活生は少ないことが分かりました。「ボランティア経験なし」などの、そもそも経験自体のない人がいる一方で、経験はあるがアピール材料にはならない、と考えている就活生もいるようです。
そこで本ページでは、ボランティア経験をアピールする場合の書き方をご紹介します。ボランティア経験がない方は、ぜひ参考にしてください。

ボランティア経験を効果的にPRする

ボランティアに力を入れたことは、就活の中でも大切なアピール要素です。学生時代に力を入れたことを正しくアピールして、学生時代の経験やそれによって得た能力を伝えましょう。学生時代に力を入れたことを考えるときに活用したいのが『人気企業内定者の「ガクチカ」まとめ』です。作り方や例文18選を収録しています。無料でダウンロード出来るので、面接対策中の就活生にもおすすめです。

ボランティア経験は就活において有利となる

ボランティア経験が就活で有利になるかどうかは、「どんな成果を得られたかによる」といえるでしょう。ボランティアによって人脈を広げられたり、新たなスキルを身につけられたりという成果がある場合は、アピール要素にできますので、就活で有利となります。
ただし、ボランティアはアピール要素にするためのものではなく、あくまでも自主的な奉仕活動です。就活のためにボランティアに参加するのは失礼なので、控えてください。

就活でボランティア経験をアピールする場合の書き方

①:どのくらい貢献したかを伝える

就活でボランティア経験をアピールする場合は、自慢話にならないように気を付けてください。つらつらと活動内容を書くだけでは、「就活のためにボランティアをした」と思われ、評価が下がってしまいます。活動内容を具体的に挙げることは大切ですが、その活動によってどのくらい貢献できたかを書くことが、アピールする際には効果的なのです。具体的に書く場合は、自分にしか分からない表現にならないよう、注意しておきましょう。

②:学んだことを明確にして書く

ボランティア経験によって学んだことは、企業の人が最も知りたい部分です。企業の人は、「どんなことをどうやって学んだか」という部分から、応募者に物事を学び取る力があるかどうかを判断しています。
ボランティア経験で学んだことをアピールする場合は、具体的に書くように意識してください。志望先での業務に活かせることを学んでいると、高評価が得られます。次にご紹介する書き方と組み合わせれば、さらに良いアピールができるでしょう。

③:志望先の事業内容に結びつける

ボランティア経験のアピール文をただの体験談としないためには、志望先の事業内容に結びつけることが大切です。「○○の経験から貴社で✕✕の仕事をしたいと思った」「○○の経験は貴社の業務に活かせると思う」など、具体的に書くことで熱意を伝えてください。
ボランティア経験を事業内容と絡めてアピールする場合は、「✕✕の仕事のどこで活かせると思うか?」など、その内容を深掘りされることがあります。ここで企業研究が足りていなければ、上手に答えられず評価が下がってしまいますので、気を付けましょう。ホームページやパンフレットを活用して、企業研究をしておくことも大切なのです。

ボランティア経験をアピールする自己PRの例文

ボランティア経験をアピールする自己PRの例文を、以下でご紹介します。もちろんそのまま使用するのはNGなので、参考に見てみましょう。

例文

私は行動力のある人間です。高校時代、足腰の弱ってきた祖父のために知識を身につけたいと思い、老人ホームの介護ボランティアに参加したことがあります。その中で仲良くなった利用者の1人が、図鑑を見せながら大好きな花の話を毎日してくるのを見て、「この人に本物の花を見せたい」と思いました。そこで、老人ホームのオーナーに掛け合い、花壇を設置する許可をいただきました。いろんな花屋で多くの種類を集めて花壇を設置したところ、その利用者の方が泣いて喜んでくれたのがとても嬉しかったことを、今でも覚えています。介護ボランティアの経験からは、人のために行動することの楽しさを学べました。この行動力を活かして、貴社でおこなっている✕✕にも貢献したいと考えています。(324文字)

ボランティア経験は就活で有利!3つの書き方をおさえてアピールしよう

ボランティア経験は、自主的な奉仕活動です。しかし、何かを得た成果がある場合には、就活を有利にするアピール要素となります。人脈を広げられたり、新たなスキルを身につけたりした場合には、積極的にアピールしていくと良いでしょう。
アピールする際には、【どのくらい貢献したか】【何を学んだか】【志望先の事業内容で活かせるか】といった部分が大切です。意識することで、採用担当者に好印象を与える文章が書けます。ご紹介した例文も参考にして、ボランティア経験をアピールしていきましょう。

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