2020年06月30日(火) 更新
履歴書への印鑑の押し方|欄がない場合の対応や・失敗例を画像で解説
目次
履歴書に実印・認印などの印鑑は必要?
日本のビジネスシーンにおいて、重要なビジネス文書には印鑑が必須です。履歴書も重要なビジネス文書のひとつですが、押印する欄がある履歴書と、ない履歴書があり、印鑑が必要なのかどうかわからなくなりますよね。
実際、履歴書に印鑑を押す必要があるケースとはどのようなものなのでしょうか?知っておくべきマナーや失敗した場合の対処法を見ていきます。
履歴書に押印欄があるなら必要
用意した履歴書や渡されたものに押印欄があるのなら、印鑑を押すべきです。そこに押印をしないと、採用担当者は「忘れたのかな?」と思います。
そうなると、注意不足だと思われてマイナスイメージが付いてしまいます。履歴書に押印欄がないのであればあまり気にしなくても問題ありません。しかし、例外もあるので注意が必要です。
押印欄がなくても企業から求められれば印鑑を押すべき
押印欄がないからといって、一概に印鑑を押す必要がないというわけではありません。場合によっては、企業側から履歴書に印鑑を押すように指示されるケースもあります。
そういった場合も、もちろん押印が必要です。企業ごとに変わるので、不安なら採用担当者に確認するのもひとつの手です。
履歴書に使う印鑑は認印
履歴書に使う印鑑は「認印」がベストです。実印や銀行印のほうが、重要性の高い書類に使うので「ふさわしい」と思いがちですが、個人情報流出のリスクがあるため履歴書には適しません。
「印鑑の種類なんて何でもいいだろう」と思う人もいるかもしれませんが、印鑑ひとつで与える印象は大きく変わります。
100均の印鑑でもいいがシャチハタはNG
「認印なんて持っていない」「履歴書提出に印鑑の準備が間に合わない」といったケースもあるでしょう。その際は、100均の認印でもOKです。しかし朱肉を用いないスタンプ型のシャチハタはNGです。
シャチハタはインクが長期保存にむいておらず、公的文書や重要文書では使用しないようになっています。履歴書も選考にかかる重要文章のため、雨ですぐ消えてしまったり、保存ができないシャチハタは使用を控えましょう。
履歴書に見栄え良くきれいに押印するコツ
履歴書の出来を左右する印鑑。見栄えよく押印するためには、どのようなコツがあるのでしょうか?
適当に押してしまうと、かすれたり滲んだりしてしまいます。しかし、コツさえ掴めば簡単に見栄えよく押印できるようになります。ここでは、そのコツをいくつか見ていきましょう。
捺印マットを使用する
印鑑をきれいに押すには、平らで床と平行な場所がベストです。加えて、履歴書の下に少し弾力のあるものを置くと安定するでしょう。そんな時に使えるのが「捺印マット」です。
もし用意する時間がない場合は、ノートなどを履歴書の下に敷いて押印するのも良いでしょう。硬い素材の上で押印するよりも、より見栄え良く印鑑を押せるようになりますよ。
新しい朱肉を使う
履歴書の出来は、就活において非常に重要なものになります。ですので、できれば新しい朱肉を用意しましょう。古い朱肉はかすれてしまう原因になってしまいます。また、印鑑の溝に朱肉が詰まってしまっているときれいに押印できません。ですので、事前に印鑑の溝もきれいにしておきましょう。
「の」の字を書くように押印する
いざ印鑑を押すとき、力の入れ方を間違ってしまうときれいに押印できません。力の入れ方のコツとしては、「の」の字を書くように押印しましょう。
そうすると、全体に満遍なく力が入り、かすれたりせずにきれいに印鑑が押せます。以上3つのコツを意識すれば、見栄え良く履歴書に印鑑を押すことができますよ。
完全に乾いてからファイルに入れる
綺麗に印鑑を押せても、朱肉が乾いていないまま触ったりファイルにいれてしまったりすると、横に広がり見栄えが悪くなります。
履歴書に印鑑を押した場合は、完全に乾くまで待つか、急ぎの場合はティッシュで軽く上から押さえて、朱肉が広がらことを確認してからファイルに入れるようにしましょう。
履歴書への押印を失敗したときの対応
どんなに注意していても、失敗する可能性はゼロではありません。「印鑑がかすれた」「印鑑が薄い」そんなとき、どのような対処をすればいいのでしょうか?
そのまま提出するのはNGです。履歴書の印象は内定に大きく関わりますから、正しく対処しましょう。
最初から作成し直すのが無難
押印を失敗してしまったら、最初から履歴書を作成し直すのが無難です。時間があるのなら、迷わず作り直しましょう。
しかし、「時間がない」「履歴書が1枚しかない」といったケースもありますよね。そんなときはどのように対処すれば良いのでしょうか?
作り直しができない場合は訂正印で対応
作り直すのが難しい場合は、訂正印を押して押印し直すのもひとつの手です。訂正印を押す手順を見ていきましょう。まず、失敗した印鑑の上に、もう一度押印して下さい。
そのあと、失敗した押印と被らない位置の空欄に印鑑を押しましょう。訂正印は万能ではありませんが、応急処置としてはアリです。最終手段として、訂正印を押す手順を知っておきましょう。
修正液や修正テープの使用はNG
履歴書の印鑑をミスしたとき、一番やってはいけないのが「履歴書に関してはNGとなりますので注意して下さい。もちろん、印鑑に限らず他のミスでも履歴書を作成しないようにしましょう。
一番最初に押印すれば失敗するリスクが少ない
履歴書の最後に押印してミスをしてしまうと、全てが台無しになってしまいます。そうならないためには、最初に押印しましょう。
そうすれば、たとえミスしたとしてもリスクは少ないです。簡単な方法ですがオススメの対策法ですよ。最初に押印する際は、印鑑が乾いてから履歴書の作成をはじめましょう。
履歴書に印鑑を押す際は位置も重要なポイント
履歴書に印鑑を押す際は、位置も重要なポイントになります。「印」の欄がある場合はそこに押せばいいのですが、ない場合はどうすれば良いのでしょうか?
あまり意識せずに押印する人が多いかもしれませんが、採用担当者によっては位置まで細かくチェックする人もいるでしょう。そのような時に、「おっ、やるな」と思わせるような履歴書にするためにも、印鑑を押す位置も知っておいて下さい。
「印」がない場合は名前の最後の一文字に少し掛けて押印する
中には、押印欄がない履歴書で印鑑を求められるケースもあります。そのような場合は、名前の最後の一文字に少しかけて押印するといいでしょう。画像でわかりやすく説明しますので、参考にしてみて下さい。
■押印欄がある場合・・・欄の真ん中にまっすぐ押す
■押印欄がない場合・・・名前の最後の一文字に掛かるように押す
印鑑は下の名前のものを使っても問題ない?
印鑑は、名字の入ったものが一般的ですが中には下の名前のハンコもあります。履歴書でそういった印鑑を使用するのはいいのでしょうか?
女性であれば、結婚すると名字が変わってしまうため下の名前の印鑑を使う人は少なくありません。女性ならではの疑問を見ていきます。
名字の印鑑を使用するのが無難
履歴書に使う印鑑ならば、名字のものを使用するのが無難です。下の名前の印鑑を使うのがマナー違反というわけではありませんが、採用担当者によっては違和感を覚える人もいるかもしれません。
そのようなリスクを背負うより、履歴書では誰にでも受け入れられる名字の印鑑を使用しましょう。
履歴書に押す印鑑の失敗例一覧
履歴書に押す印鑑は失敗しがちです。しかし、どのようなものが「失敗」といえるのでしょうか? ここでは、色々な失敗例を見ていきます。
履歴書に印鑑を押し忘れた場合の対処法
履歴書に押印欄がなかった場合、印鑑を押し忘れてしまうケースが多々あります。履歴書を提出したあとは、取り戻して押印するのも不可能です。
だからといって、何も対処をしないと採用担当者からのイメージは悪くなってしまうでしょう。そうならないためにも、履歴書に印鑑を押し忘れた場合の対処法を見ていきます。
履歴書に印鑑を押し忘れた場合は謝罪の連絡を入れる
履歴書に印鑑を押し忘れたと気づいたときは、すぐに採用担当者に連絡を入れましょう。謝罪は早ければ早いほど誠意が伝わります。採用担当者への連絡先は調べれば分かるはずです。
言い訳はせず、謝罪の意思を伝えましょう。その後、担当者から指示されるはずなので、それに従って下さい。
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履歴書では「認印」を使用!失敗例ときれいに押印するコツを参考に見栄え良く仕上げよう
履歴書の印鑑に関するマナーについて見ていきました。市販の履歴書でもWeb履歴書でも、押印が必要かどうかは履歴書の仕様、あるいは企業によって異なります。
履歴書に認印を押す箇所があるか、よく確認しましょう。認印を押す箇所があるのに押し忘れて企業に提出した場合は印象が悪くなる可能性があるので、すぐさま連絡して下さい。
就職活動中は、いつどこで印鑑と朱肉が必要になるかわからないので、常に印鑑と朱肉を持ち歩くのをおすすめします。 履歴書に認印を押す前には、必ず綺麗に押印する練習をしましょう。印鑑の押し方には人柄が表れますから、綺麗に押す練習を欠かさないでください。
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