2017年07月26日(水) 更新

就活の時期が後ろ倒しになったことによる影響

就活時期の変更は賛否両論!

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「就活の時期が変化したことに対してどう思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • もう少し早くてもいいと思う。
  • 焦りを感じる
  • 3月以前に採用活動を始めている企業もあり、就活時期が調節されたとはいえ自分自身は遅れをとっているように感じている。
  • よいと思う。集中して短期で終わらせたいから。
  • 短期集中型で良い

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「就活の時期が変化したことに対してどう思いますか?」

就活の時期は年によって変わっています。今年も就活の時期は変わってしまいましたが、就活生はどのように感じているのでしょうか?アンケート結果によると、「もう少し早くてもいいと思う」「よいと思う。集中して短期で終わらせたいから」「焦りを感じる」といった意見があります。就活生の間でも賛否両論のようですね。 実際にはどのような影響があるのでしょうか?就活の時期が後ろ倒しになったことによる影響を見ていきましょう。

就活の後ろ倒しの背景とは

まずはじめに、今回から就活が後ろ倒しになったことについて見ていきます。
なぜ就活が後ろ倒しになったのか、その背景について探って行きましょう。

「学業に専念できる環境を整えるべき」の背景がある

就活がなぜ後ろ倒しになったのか。その理由は、安倍首相が経済3団体トップと会談し、学生なのだから学業に専念できる環境を整えるべきという考えから、大学生の就職活動の開始時期を後ろ倒しにするよう要請したことがきっかけです。これに対し経済3団体は揃って受け入れ、大学3年次に既にスタートしていた選考をとりやめ、大学4年次の6月(18年卒の場合)から始めることになりました。

就活の後ろ倒しによる影響とは

まず就活の後ろ倒しによる背景と影響を見ていきました。
それでは次に、就活の後ろ倒しによる影響を確認しましょう。学業優先のために立てられた就活後ろ倒し案はどういったデメリットがあるのでしょうか?

後ろ倒しの影響①理工系学生への影響

後ろ倒しの影響でまず考えられるのが、理工系学生への影響です。文系の学生と違い、理工系の学生は大学4年次に卒業研究をしなければなりません。しかし、卒業研究のさなかに就活を始めなければならず、取り組みが中途半端になってしまうことがあります。中には大学院に進学して就活を回避する人もいますが、博士課程などを得るにはこちらも研究を続けなければならず、就活を再度スタートする時に支障が出てしまうかもしれません。

後ろ倒しの影響②教員・公務員併願者が難しくなる

公務員・教員試験ともに、時期は元々4年生の春から夏にかけて実施されています。また、教育実習が実施される時期は学校側に大きな行事が少ない4年生の6月頃からが多いです。しかし、上記でも紹介した通り、民間企業の選考開始が大学4年の6月と時期が被ってしまいました。こうなってしまうと、民間企業と併願しながら就活することが難しくなってしまいます。そのため、大学1年や2年の段階から今後のキャリアビジョンを決める必要があるでしょう。

後ろ倒しの影響③授業出席率の低下

就活の解禁が12月から翌年の3月に後ろ倒しされることによって、就職せず卒業する学生が「増える」とみる大学が半数近くにのぼることが、とある調査によってわかりました。
これを見る限り、就活の後ろ倒しが、多くの大学・学生に悪影響を与えてしまいそうです。
また、就活が後ろ倒しになったことにより、学生が回る会社数が大幅に減り、自己分析や業界・企業研究が浅くなる・中小企業に目をむかなくなるのでは?といった心配もあります。
また、後ろ倒しは、就活の長期化を防ぎ、学業への妨げを少なくするものですが、就活生の授業出席率が下がる可能性もあります。

就活が後ろ倒しになったことで授業の出席率・公務員などの出願が低下する影響も!

いかがでしたか。就活の後ろ倒しは、人それぞれ事情も違うので、一概にはいいとは言えませんね。就活が後ろ倒しになったことで、学生の授業出席率、教員・公務員の出願率が低下する影響が考えられます。
学業に専念できるようにとられた就活の後ろ倒しですが、様々なところで影響がありそうですね。

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