履歴書とESの「健康状態」の正しい書き方｜書く意味や良い時悪い時・転職・中途の場合などケース別でご紹介

健康状態は正直に記入することが大切！

キャリアパーク会員の就活生を対象に「履歴書やエントリーシートで、「健康状態」を記入する時の注意点は？」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月7日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「履歴書やエントリーシートで、「健康状態」を記入する時の注意点は？」

エントリーシートや履歴書に健康状態を記入する場合には、正直に書かなければならないと就活生も意識しているようです。しかし、「悪い風に書かない」という意見もあります。健康状態が悪いといっても、その程度には差があるでしょう。何を基準にして健康状態を記入すれば良いのでしょうか。この記事では、健康状態が良い時と悪い時別の書き方についてご紹介します。

履歴書の正しい作成方法をマスターしよう

履歴書を作成する際は、誤字脱字に気を付けること以外にも基本的なルールやマナーを守る必要があります。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか作成前後にチェックすることが大切です。

そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。履歴書の書き方に悩んでいる就活生におすすめです。無料でダウンロードできるので、実際に履歴書を作成する際のお手本としても持っておいて損はありません。

企業が応募者の健康状態を確認する意味

まず履歴書やエントリーシートで健康状態を確認する意味について紹介します。仕事をする上で健康というのは能力以上に重要視される点です。たとえ有能な実績があっても、健康に問題があり仕事ができないでは本末転倒です。

また企業側は社員の健康管理も義務とされていますので、入社する段階の健康状態を把握しておく必要があります。新卒でも中途採用（転職）でも、変わりありません。

履歴書・エントリーシートの健康状態は事実を記載

勿論、健康状態は良い方が良い訳ですが、健康に問題を抱えているのにも関わらず良好と記入すると、後々トラブルになりかねません。

入社時には必ず健康診断があるので大きな持病などを持っているとそこで確実にバレますし、後々報告したのでは採用が取り消される場合もあります。履歴書・エントリーシートは重要な書類ですから、健康状態と言えども、決して軽視せず事実を記載する事が大切です。新卒の場合、一斉に健康診断を受ける機会もありますし、嘘をつきとおすのはかなり困難ですよ。

履歴書やESの書き方～健康状態が良い場合～

健康状態が良い場合は、履歴書・エントリーシートに「良好」と記入しましょう。健康状態を記入する上で「通常の業務に問題や支障のない健康状態か」が判断ポイントとなります。

特に健康に問題がなければ良好、今現在風邪を引ひいているなどでも、一時的なものなら良好で構いません。以前大きな病気やケガをしていても、現在完治しており治療などを行っていなければ良好で構いません。通常の業務は問題なく行える、治療などで仕事を遮る理由がない場合は良好と書きましょう。

健康状態に特に自信がある場合【転職・中途採用】↓

健康状態に特に自信があり前職でも無欠勤であった場合は、「きわめて良好　前職では○年間無欠勤」と記載しましょう。きわめて良好と記入する場合、自己の判断だけでなく無欠勤の事実がポイントとなります。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。

履歴書やESの書き方～健康状態が悪い場合～

既往症や持病を抱えていたり、入社後も治療が必要な場合は、良好と書いてはいけません。

この場合、「通常業務に支障なし」（○○の持病がありますが、前職では通常業務は支障なくこなしていました。）や「通常業務に支障なし」（○○の持病があり、月○回通勤を希望します）といった書き方になります。「悪い」、「通常業務に支障あり」といった書き方は控えましょう。もし既に完治している病気などであれば良好と書いて問題ありません。

以前の会社を病気で辞めた場合【転職・中途採用】↓

ただし以前の会社を病気が原因で辞めた方、長期療養期間がある方などの場合は、完治している場合であっても補足事項を記入する必要があります。この場合、「良好」（○○のため前職を辞めましたが、現在は完治）といった書き方をするのが良いでしょう。

履歴書やエントリーシート（ES）の健康状態欄は正直に！新卒者も中途採用組も十分注意を！

履歴書やエントリーシート（ES）の健康状態欄の書き方についてお分かりいただけたでしょうか。履歴書やエントリーシートの健康状態は、健康な人は勿論、少々身体が弱くても明確に病気を抱えていない場合は「良好」と記入して問題ありません。新卒者も中途採用組も、正確かつ正直に記載しましょう。

ただし、ESなどの応募書類は重要書類です。持病を抱えており、通院などで一時的に業務を遮る可能性がある方はその旨をしっかりと記入しましょう。