2019年11月12日(火) 更新

留学の経験をエントリーシートに書く場合の書き方

就活生の多くは「目的・期間・得られたこと」などを書くべきとの意見が多い

キャリアパーク会員の就活生を対象に「留学経験をエントリーシートに書く際はどのようなポイントに注意すべきだと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • 留学からなにを得たかを具体的に
  • 行った感想だけでなく行ってどうだったかなにが変わったかなど話を広げて書く
  • 何をしたか、なぜ行ったか
  • 期間
  • 留学先と目的、期間

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「留学経験をエントリーシートに書く際はどのようなポイントに注意すべきだと思いますか?」

学生生活を送る中で、語学留学や技術留学など、様々な名目で海外留学をする人もいるでしょう。その経験をエントリーシートなどに記入する場合、どうすべきでしょうか。就活生の皆さんからいただいた回答によると、主に「場所・期間・目的・得られたこと」を記入するべきではないかとする意見が多数を占めました。はたしてそれらの意見は本当に正しいのでしょうか。ポイントを確認してみましょう。

留学経験をエントリーシートに書くポイント① 留学で何を得る事ができたか

まず企業の方々が知りたいのはその留学で何を得ることができたかだと言えるでしょう。近頃はグローバル化されています。旅行などでも比較的簡単に海外へ行ける時代となりました。多くの学生が留学などを経験している中で、あなたは留学中何を感じたのか、そして何を得る事ができたのか、それらをエントリーシートに記入しましょう。海外で学習し、生活をした経験はなにものにも代えられない大変貴重な経験です。

また、それは実際にそこに行った人でないとわからないものです。面接官はそれらに興味があるはずです。以下に例文をご紹介します。

留学経験を例文に書く際はどんな表現が良いか?

例文①「異文化に触れることで最初は戸惑いを感じたが、日本との違いを再確認でき、広い視野を身に着けることができた。」

例文②「日本人と海外の人との表現の違いを肌で感じ、今後のグローバル意識が高まるきっかけになりました」

上記の例文に挙げた通り、その後に生かせたようなことをエントリーシートに書くと良いでしょう。また、今後の仕事に通じる点が何かしらああるならば、積極的にアピールをしていきましょう。

留学経験をエントリーシートに書くポイント② 留学をした事による語学力アップ

留学をしたことにより、語学力は日本にいた頃よりもアップしておられる方も多いのではないしょうか。
特に、日本では鍛えにくい、リスニング力、スピーキング力などは生活をするうえで必要ですので、上がったという話も良く聞きます。
また会話はキャッチボールとも言われますが、瞬発力が上がったという事はないでしょうか。実際に海外で生活をしてきたことによる語学力アップは大変貴重なことです。こちらもエントリーシート書く際の例文を紹介します。

語学力UPをアピールする際の例文

例文①「日本ではできない、英語圏(または中国語圏などあなたが留学した場所)で実際に生活をする経験を通じて、リスニング力が上がり、会話力が飛躍的に伸びた。」

例文②「現地の人と生活を共にする事により、向こうでしか学べない語学力が身についた事は非常にいい経験になりました。」

など具体的に例を出して、留学などをしたことがない方などにもわかりやすくエントリーシートに書くと良いでしょう。語学力を活かせる仕事であれば、積極的にエントリーシートでアピールするべきです。ぜひ例文を参考にしてみてください。

留学経験をエントリーシートに書くポイント③ あなたのことをアピールできるように書く

エントリーシートに書いた内容を見ながら、面接官はあなたにいろいろと質問をしてくることが予想されます。
留学での経験や語学力アップなどの事柄に続いて面接官が知りたいと思うことはあなた自身のことです。人柄や性格などがわかるように、あなたのことをアピールでき、面接官にあなたと一緒に、仕事をしてみたいと思えるようなエピソードがあれば書いてみましょう。

その留学経験が、今後どう活きていくのか?をアピール

たとえば、「留学中に現地で多くの友人ができ、今もメールでのやり取りが続いています。」などと書くだけで、あなたの社交性や友達や人との縁を大切にする性格を感じてもらえる可能性がありますね。エントリーシートというと味気ない感じになりがちですが、できるだけあなたがどんな人間かをわかってもらえるような書き方を工夫してみると良いでしょう。

就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!

最後に、キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:自己PRでアピールできる能力としては何が挙げられますか?また、それを効果的に伝える方法としてどのように伝えるのがいいと思いますか?

就活生の回答

私が自己PRでアピールできる能力は、語学力とチャレンジ精神が挙げられます。私は、学生時代、1年間海外に留学しておりました。誰も知り合いがいない海外に行くことで、自分はどこまでできるのか試したいというチャレンジ精神があったためです。留学中は、英語をもっと使って話せるようになりたいと思い、毎日勉強に励みました。その結果、語学力が向上できたり、多くの人と関われたりでき、コミュニケーション能力も培うことができました。私は、企業に入社しても、この経験を役立てたいです。私は、自己PRは具体例を挙げて説得力をもたせると、企業側に効果的に伝えられると思います。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

大手企業の内定を得たエントリーシート(ES)から学ぶ

大手企業に内定した先輩方は、どのようなESを作成したのでしょうか。内定者の回答から、どのような考え方、アピールをしているのかを把握しましょう。「内定者ES100社まとめ」では、なかなか見ることのできないESを100社分ご用意しました!ANA、トヨタ、三菱東京UFJ銀行、伊藤忠商事、サントリー、IBMなど、就活でも人気が高い企業のESを無料でダウンロードできるため、内定者の回答だけでなく設問の確認がしたいという就活生にもおすすめです。

エントリーシートで留学経験をアピールするなら、今後のビジョンを踏まえて書こう

いかがでしたでしょうか。
留学と言う貴重な体験を、エントリーシートに上手に、書くことによって就職にも有利になります。
上記の例文を参考にしてあなたをアピールし、あなたの良さを、より解ってもらえるように努力しましょう。今は短期留学も気軽にできる時代になっていますので、数年後の就職活動を見据えて、時間があるなら留学経験をしておくのも良いのではないでしょうか。

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