2019年05月22日(水) 更新
面接でクールビズを案内されたときの服装【ノーネクタイはOK?】
この記事の監修者
キャリアアドバイザー
赤塩 勇太大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。
目次
クールビズでのネクタイの扱いについて迷う就活生は多い
調査方法:twitterを使用して学生にアンケート
調査実施日:2017/1/25
投票数:183
クールビズ時のネクタイについてアンケートをとったところ、回答が綺麗に分かれました。いくらクールビズと言われても就活生である以上、ノーネクタイには抵抗がある人もいるようです。この記事ではクールビズの服装マナーについて説明していきます。
面接前に確認!クールビズの基本的な考え方
今では浸透してきたクールビズですが、もう一度その基本ルール・マナーについて確認しておきましょう。ノーネクタイ・ノージャケットが一般的に定着したことで「身だしなみがだらしなくなった」と考える人もいます。クールビズの期間はネクタイ着用の義務がなくなる場合が多いとはいえ、身だしなみが疎かになっては本末転倒ですから、クールビズ期間中の適切なマナーを再確認しましょう。
ジャケットなし・ノーネクタイのスーツスタイル
環境省によると、半袖シャツは良いがポロシャツは不可、チノパンは良いがジーンズは不可など、いくつか項目が設けられていますが、ノーネクタイ・ノージャケットという認識が最も強く定着しています。ですからクールビズの認識としては、通常のビジネススタイルからジャケットとネクタイを取り除いたものがクールビズと捉えて良いでしょう。
ネクタイなしでもジャケットは必要になる場合あり
クールビズが一般的ではなかった頃の習慣を大切にしている企業だと、ネクタイ・ジャケットを求められることがあります。そのため、必ずしもネクタイ・ジャケットがなくて良い、というわけではありません。
シャツだけだとラフな印象を与えやすいため、ジャケットを着ておいた方がマナーとしては良いです。実際、ジャケットとネクタイを着用していたほうが、シャツのみの服装よりも真面目で誠実な印象を与えられるでしょう。真面目な印象を与えつつクールビズを取り入れたい人は、ジャケットを着たままネクタイだけを外すと良いです。
面接でクールビズを案内されたときの服装
夏のクールビズ期間中に、面接を受ける人も多いでしょう。その際、企業側が「服装はクールビズで構いません」とクールビズスタイルでもOKと案内がある可能性もあります。
ここでは、そのクールビズを案内されたときの服装について紹介します。
ノーネクタイ・ジャケットなしでもOK
先ほども説明したように、現在の日本では、クールビズといえばノーネクタイ・ノージャケットスタイルという認識が最も強く定着しています。そのため、就職面接も同様に、通常のビジネススタイルからジャケットとネクタイを除いた格好がクールビズに適していると言えます。
パンツは、チノパンやジーンズを選ばずスーツのパンツを着用するようにしましょう。靴もビジネススタイルと同じく、革靴やパンプスを着用してください。
シャツは長袖を着用する
クールビズといえど、面接では長袖シャツを着用した方がよいでしょう。クールビズという言葉から、涼しい格好をするべきだと連想されやすいですが、面接はビジネスシーンでもあるので、正装に近い服装が適切です。半袖はカジュアルな印象がありますが、長袖は誠実な印象を与えどんなシーンでも対応できます。
「クールビズ=オフィスカジュアル」ではない
クールビズはオフィスカジュアルを指すと思っている人はいませんか。クールビズは、いわゆる夏場のオフィスカジュアルではありません。ジャケットを着用しない・ネクタイを締めないというスタイルから、フォーマルを崩したカジュアルな格好をしても良いものだと勘違いしている人も少なくないでしょう。
企業からクールビズを指定されたからといって、決してオフィスカジュアルに見えるポロシャツやチノパン、フレアスカートなどを着用しないようにしてください。
クールビズをオフィスカジュアルだと履き違えて面接に行ってしまえば、指示通りの服装ができない人だと思われ、選考通過は難しくなるでしょう。このような服装は、企業から「面接には私服でお越しください」と指示があった場合のみするようにしてください。
クールビズの案内がない場合の面接はジャケット・ネクタイが必須
企業からの案内に「服装:スーツ」「当日はスーツでお越しください」という文言があれば、通常通りジャケット着用・ネクタイありのスタイルで面接に行ってください。
また、そもそも服装の案内がないケースもあるでしょう。その場合は、どんなに蒸し暑い夏場であっても、自分からクールビズを選ぶのは控えましょう。クールビズの指示がない場合は、ジャケットを着用し、ネクタイを絞めて面接に向かってください。
就活で恥をかかない服装とは?
ビジネスの場では身だしなみは非常に重要です。それは就活でも全く同じ。そこで就活マナーマニュアルでは就活で好印象を与える服装や髪型のマナーを解説。これを使えば、マナー対策はバッチリです。
面接にクールビズで行く際の注意点
面接にクールビズで行く際の注意点を2点ご紹介します。これまで、クールビズを指示された場合、どのような格好をするべきか説明をしてきました。では実際にクールビズの服装する際に守るべき注意点とはどのようなものになるのでしょうか。
ワイシャツにはアイロンをかける
クールビズでジャケットを着用しない場合、普段ジャケットで隠れていた部分が表に出ることになります。つまり、シャツがあらわになるのです。シャツはジャケットよりも柔らかい生地のため、しわになりやすいです。しわが目立つと、身だしなみが整っているとはいえません。そして、しわやよれた箇所があると、だらしない印象を与えてしまいます。必ずワイシャツにはアイロンをかけましょう。
洗濯して干す際、しっかり洗いじわを伸ばしてハンガーに掛けて少しでもしわができにくいように干すと、アイロンがけも楽になります。アイロンをかける余裕がない場合は、通常のシャツよりも価格帯が高くはなりますが、洗濯後のアイロンが不要の形状記憶シャツも販売されているので購入を検討してみてもよいでしょう。
女性は下着が透けないようにする
夏用の薄手のシャツは、涼しく過ごすためには必須のアイテムです。しかしながら生地が薄い分、下着が透けやすいというデメリットもあります。そのため、女性は薄手のシャツを着る際は、必ず肌着を着用し、ブラジャーなどの下着が透けて見えないようにしましょう。
下着が透けて見えてしまうと、下品な印象を与えてしまいます。身だしなみが乱れていると思われかねませんので、夏場のシャツの着用には注意を払うようにしてください。
また、肌着を着用すると余計暑苦しくなるのではないかと懸念する人もいますが、実際は肌着を着用した方が汗をよく吸い取ってくれるので快適に過ごすことができます。昨今では冷感タイプの肌着も販売されているのでぜひ試してください。
面接でクールビズを案内されたときはノージャケット・ノーネクタイ
企業から「面接にはクールビズでお越しください」と案内されたときは、ノージャケット・ノーネクタイで行くことをおすすめします。慣習や社風などで長年クールビズが定着していない企業や、クールビズを導入したばかりの企業もあるため、クールビズを指定された場合は、多くの企業で見受けられるノージャケット・ノーネクタイの格好で面接に行くのが得策といえます。
キャリアアドバイザー|赤塩 勇太
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近年では、服装に関する細かい規則をしいている会社も少なくなってきました。とはいえ、万が一のことを考えるのであれば、無難なリクルートスーツで就活をしておくにこしたことはないですよね。
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