2020年06月30日(火) 更新

タバコを吸う就活生が与える印象とは|面接で不利にならないために気を付けたいマナーと答え方

タバコは悪い印象を与える?

就活生の声

キャリアパーク会員の就活生を対象に「タバコを吸う人は就活にどのような影響を与えると思いますか?理由もあわせて教えてください」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 質問をされなければ特に差し支えはないと思う。
  • わかりません
  • タバコの臭いが嫌いな人には悪印象を与えてしまう。

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「タバコを吸う人は就活にどのような影響を与えると思いますか?理由もあわせて教えてください」

「質問されなければ特に差し支えはない」と回答した就活生もいれば、「臭いが嫌いな人には悪印象を与えてしまう」と答えた人もおり、賛否両論の結果だといえます。タバコは、どうしても臭いでわかってしまうものです。しかしタバコの臭いがするというだけで、面接で印象を悪くすることがあるのでしょうか。タバコについて面接で聞かれた際のポイントについても、見ていきたいと思います。

タバコを吸う人の割合は全国で19.3%

JTの調査によると、男女計で19.3%、2016年5月時点での全国の喫煙者数は、2,027万人ということがわかりました。数値にすると19.3%と、5人に1人は喫煙者ということになります。年々喫煙者は減少しているようですが、まだまだたくさんの人がタバコを吸っているはずです。

タバコを吸えない施設の増加が見込まれる

受動喫煙防止対策の強化について(たたき台)によると、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを前に、受動喫煙防止対策の強化を図る目的でさまざまな施設において禁煙が進む動きにあります。建物内禁煙、施設禁煙、原則建物内禁煙(喫煙室設置可)として、飲食店やホテルのロビーでも禁煙が推進される動きです。
また、受動喫煙防止対策の強化について(基本的な考え方の案)【参考資料】によると、喫煙禁止場所で喫煙をした人が中止などの命令に違反した場合、30万以下の過料に処するとあります。現在気軽にタバコが吸えている施設も、2020年までに禁煙となることが予想されるでしょう。

あなたのマナー力はどのくらい?

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就活中はストレスでタバコの本数が増える人が多い

就活中にストレスが溜まってしまい、ついついタバコを吸ってしまうという人もい多いのではないでしょうか。しかし、タバコでストレスを解消しようとするのは逆効果なのです。百害あって一利なしという、ことわざの通りだといえるでしょう。

毎日タバコを吸う男性の平均本数は18.5本

先ほどのJTの調査によると、タバコを毎日吸う男性の平均本数は18.5本、女性は14.7本とあります。タバコはほとんどが20本入りなので、1日でほぼ1箱を吸い切ってしまう人が多いようです。就活生の中でこの平均値より多くタバコを吸っている人がいる場合は、吸い過ぎと判断していいでしょう。

タバコを吸う就活生が与える印象はよくない

面接の際に、タバコを吸うかどうかを聞かれる場合があります。場合によっては、タバコが自分の印象を悪くしてしまう可能性もあるでしょう。それには、様々な理由があります。接客業や勤務中に喫煙ができない職種なら仕方がありませんが、そうでない企業でも不利になってしまうことがあるのです。喫煙が直接合否に関わる場合もありますので、理由を知っておいた方がいいでしょう。喫煙者を採用しない企業もあるため、タバコを吸う就活生は募集要項をよくチェックしておく必要があります。

社会的な禁煙の流れによりタバコを吸う人は不利

上記でご紹介した厚生労働省の受動喫煙防止対策からも分かるように、社会的に禁煙の流れが広まっています。就活においても、面接官がタバコを吸わない人であった場合は喫煙者にいいイメージを持たないため、印象面で不利になる可能性もあるでしょう。

時間的・金銭面なロスを生むこともある

就活中は遠方に出向くこともあり、交通費などにお金がかかります。これにタバコ代も加わると、金銭的に苦しくなる可能性もあるのです。また、その際に長距離の移動における時間の拘束もあります。そのようなときはタバコを吸いたくなる気持ちが大きくなりますが、なかなか吸うタイミングや場所を確保できずにイライラしてしまうかもしれません。そのような心理は、面接にも悪影響を及ぼす恐れがあるのです。

自分だけでなく周囲の健康にも影響を及ぼす

全国健康保険協会によると、タバコは全身のガンのリスクを高めて心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めるとあります。また、タバコを吸う人から出た煙を吸う受動喫煙による健康被害は、喫煙者を上回るそうです。自分と周囲の健康を考えると、タバコを吸うリスクはとても大きいといえます。

タバコを吸う就活生が気を付けること4つ

タバコを吸う就活生は、面接において具体的にどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。企業で働くことを志望する就活生は、面接官を不快な気持ちをさせる行為は避けたいものです。ここからは、タバコを吸う就活生が気を付けたいことをご紹介していきます。

①:説明会や面接でタバコの臭いをさせない

タバコを吸わない人にとって、タバコの臭いは敏感に感じ取れるものです。気分が悪くなるなどの強い不快感を示す人もいるため、人と接する説明会や面接ではとくに気を配りましょう。スーツを着てタバコを吸うことをせずに、消臭スプレーなどでケアをすることが大切です。

②:企業の喫煙所でタバコを吸うのは控える

タバコを吸う就活生ならば、面接会場である企業で一服したくなるかもしれません。しかし、面接当日は採用試験を受けている身です。喫煙所で一服している姿は、就活生に求められる爽やかで誠実そうなイメージから遠ざかってしまいます。企業の社風もありますが、あまりいいイメージを持たれないでしょう。

③:口臭ケアをしっかりする

タバコを吸っていると、どうしても口臭にも影響がでます。タバコに含まれるタールとニコチンは、口臭に影響を及ぼしてしまいます。口臭対策としては、歯磨き、舌磨き、うがい、水分補給などが挙げられるでしょう。どれも簡単にできるものなので、説明会や面接当日の朝に実践してみてください。そして、当日はできるだけタバコを吸わずに説明会や面接に挑みましょう。

④:歩きタバコやポイ捨てをしない

歩きタバコやポイ捨ては、マナーとして許される行為ではありません。これが就活生の立場となると、さらにマイナスのイメージを持たれてしまうでしょう。どれだけ面接のマナーや身だしなみに気を配っていても、企業を一歩外に出たときに歩きタバコやポイ捨てをしてしまえば、それだけで一気にイメージを悪くしてしまうのです。面接が終わり気が緩んでこのような行為をしてしまわないよう、最後まで気を引き締めておく必要があります。

タバコについて面接で聞かれたときは正直に答えた方がいい

タバコについて面接で聞かれた場合は、正直に答えましょう。タバコを吸っているかどうかは、服の臭いや口臭ですぐに分かってしまいます。印象を気にして面接で嘘をついても、バレてしまえばより悪印象になってしまうでしょう。また、タバコを吸うとしても、ヘビースモーカーだというのはわざわざ言う必要がありません。そういう事実がなくても、自制心がないと判断される場合があります。

タバコを吸う就活生の印象はよくない!本数の減少や禁煙を心がけよう

タバコを吸う就活生に向けて、タバコを吸うことによる影響や説明会や面接での注意点についてご紹介してきました。社会的に禁煙が広がっていることにより、喫煙者は不利な立場になっているといえます。喫煙者を採用しない企業もあるなど、禁煙に対する本格的な取組みが目立ちます。タバコを吸う就活生が説明会や面接に参加する場合は、タバコの臭いや口臭、マナーなどに気を付けましょう。印象が大切な就活において、面接官にマイナスなイメージを与えないためにも大切なことです。

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