2019年12月25日(水) 更新
大学院生の就活を失敗しないための方法【時期や対策を紹介】
この記事の監修者
キャリアアドバイザー
赤塩 勇太大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。
大学院生の就活でも失敗する場合がある
大学院生は、就活で内定が出やすい思っている人は多いでしょう。これは大学院生が高い専門性を持っていること、大学院に進むうえで高学歴であることもあり人材への評価が高いのが理由です。新卒市場は、現在「売り手市場」とも呼ばれています。
ですが大学院生であっても、就活に必ず成功する訳ではなく、理由により失敗してしまうこともあります。大抵の場合、大学院生だからこそ必要な就活の事前準備ができていない、という理由であることがほとんどです。逆に言えば、準備さえしっかりしておけば、自身の行動で就活で失敗することは少ないとも言えるでしょう。
それらを踏まえて、大学院生は大学院生向けの就活準備をしっかりおこなうようにしましょう。
大学院生の就活は6~7月にスタート
インターンシップや業界研究は早めに始める
大学院にあがると、講義が学生より多くないかもしれませんが、研究に時間を割く必要があるため、希望する企業すべてのインターンシップや、合同説明会に参加するのが難しくなります。
修士卒での就職を最初から考えているのなら、できるだけ早めにインターンシップへ参加をしておきましょう。
早めに始めればそれだけ、大学院の研究のスキマ時間を利用して応募できる可能性があります。ある程度自由になる時間を確保しやすいタイミングにインターンに参加することで、企業研究もはかどります。
その点を考えても、インターン参加だけでなく、説明会や企業研究もあわせて早めに始めるように心がけましょう。
就活に必要な実力はどれくらい備わっているか
大学院に進んで研究を深めた姿勢は企業も高く評価してくれます。
しかし、その中でも2~3割の人が就職できないのにはどんな問題があるのでしょうか。内定をもらえるかもらえないかに関しては、勉学に励んだか否かだけでない別の要素も関係してくるのです。
まずはこの【大手企業に受かる実力があるか】就活力診断シートで、あなたの就活力を診断してみてください。あなたの強みや足りない部分を可視化することが出来るので、この結果を今後の就活に活かしていくと効率的に就活が進められます。
選考スタートは修士二年生から
大学院生の場合、本選考が解禁されるのは修士1年生の3月頃になります。つまり実際に本選考が盛んにおこなわれるのは、大体修士二年生からです。
この修士二年生での選考開始にあわせて、修士1年生の3月までには事前の準備や就職を希望する企業の絞り込み、インターンシップへの参加をしておきたいところです。
夏のインターンであれば修士1年生の6月からおこなわれるため、それまでには基本的な就活準備を終わらせておきたいところです。大学院で必要な就活の準備は大学生の時とは異なることが多いので、その点を忘れないようにしましょう。
また6月以降のインターンであれば、夏季中参加で考えるなら、ある程度まとまった時間をとる事も不可能ではありません。
大学院生が就活を成功させるための方法
院生でも勉学に励む
大学院に進学すると研究に日々追われることもあります。そのため勉学にはなかなか時間をかけられない、という人もいるかもしれません。
就職活動をする予定なら、実は研究以上に勉強をすることが重要になってきます。勉強にも力を入れることで、その後の就活の中で役に立つことがあるからです。
よく院試など、大学院で必要な勉強と就活を両立させるのは難しい、と言われます。実際は言われるほど難しくはなく、ある程度勉強時間や予定を意識して就活計画を立てるようにすれば、勉強時間を作ることは可能なようです。特に就活の準備を早めにおこなえば、より余裕のある就活と勉強が可能でしょう。
人によっては資格取得も目指している場合があるかもしれません。その場合も、並行して勉強できるよう計画を考えるのが望ましいでしょう。
成績によっては学校推薦がもらえる
勉学に力を入れるメリットのひとつに、成績によっては学校推薦就職がもらいやすくなる、という点があります。
大学院生の場合、就職に関しては学校推薦がもらえる場合があります。学校推薦で就職するのは多少就活への制約も出てきますが、基本的に推薦を受けられれば、かなり高い確率で企業へ就職が可能になります。そのため、可能であれば積極的に学校推薦での就職を狙っていきたいところです。
学校推薦を考えるなら、研究だけではなく勉強にいかに打ち込んだかも重要になってきます。勉強での成績や学業への姿勢が良いほど、推薦を受けやすくなります。
そのため、学校推薦からの企業就職を目指す場合は、大学院での勉強についてもしっかりとおこなっておきましょう。
専門職を求める企業の研究
企業によって違いはありますが、大学院生の採用に積極的な企業や業界はあります。研究職や管理職などの採用を希望する企業では、専門的な知識のある学生を優先的に採用したい場合が多いようです。
これら専門職を求める企業の場合、就活では自身の関わっている研究と企業側の求める、専門知識へのマッチングができているかどうかが重要です。
まずは企業研究を進めて、企業がどのような専門知識を求めているか、そのうえでどのような専門職に就職することになるのか、しっかりと事前に調べておくようにしましょう。その上で、自身の志望理由とマッチさせることを忘れないように心がけましょう。
院に進んだ理由を明確にしておく
大学院生が就活をする場合、面接の際に「なぜ大学院への進学を決めたんですか?」と聞かれるケースがよくあります。
この質問にきちんと答えられるよう、自分の中で大学院に進んだ理由を明確にしておき、面接の場で答えられるように事前に準備しておきましょう。
こういった理由を語る場合、きっかけから企業への活かし方まで、一貫性のある流れとして内容を作ることが大事です。
例えば院への進学を考えたきっかけが「学部での勉強で○○という研究に興味をもった」ということなら「研究をより深く学び探求するため進学した」ということになるでしょう。ここから得た能力や、専門性を活かせるように企業への就職を志望したというのが、一貫性のある流れの一例です。
大学院生が就活に失敗しないためにはまずスケジュール把握と進学目的を明確にすること
大学申請が就活に失敗しないためには、まず研究や就活イベントなどのスケジュールを把握し、計画を立てることが大事です。またあわせて、大学院への進学目的を明確にするようにしておきましょう。
もちろん、学生の勉強や研究も重要です。これらを基本としてスケジュール把握や進学目的を明確にすることで、企業へのアピールもしやすくなり、スムーズにインターンなどにも参加できるでしょう。そのためにも、できるだけ早く就活に関して動くことを意識しておきましょう。
大学院への進学は、研究結果をその後の就職に活かすことができるなど、正しく活用すれば就職にも良い結果をもたらしてくれます。大学院へ進学するのであれば、その後のことも検討したうえで行動しましょう。
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