2021年10月05日(火) 更新

エントリーシート(ES)においての一人称の適切な書き方

エントリーシート(ES)の書き方、本当に大丈夫?

就活生がESに用いる一人称は「私」が一般的

突然ですが、19卒のみなさんは就活は順調ですか?
キャリアパークでは、会員の就活生を対象にアンケートを実施しました。

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「エントリーシートを書く際の、あなたの一人称は?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • わたし
  • 私は

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「エントリーシートを書く際の、あなたの一人称は?」

アンケート結果を見ると、ESで就活生が用いる一人称は「」であることがわかりました。就活では基本的に「私」を用いて履歴書を作成したり、面接を受けたりするので、就活生も一人称は何を使うべきか把握していることがわかるでしょう。本記事では、適切な一人称をどう使うのか、また敬語で話す際に何に注意したらいいのかを見ていきます。

エントリーシート(ES)や履歴書では適切な一人称がある

就活をしていると、エントリーシート(ES)や履歴書を書く機会は多くあるでしょう。その中で、自分を表す時に使うべき一人称があります。
一人称とは、書き手・話し手であるその人自身を表す代名詞です。男性であれば「僕・俺」、女性であれば「私・あたし」などが一人称として一般的ですよね。さすがに「俺・あたし」をエントリーシートや履歴書に書く人はいないでしょう。しかし、「僕」なら良いのでは?と思う人はいるかもしれません。
では、エントリーシートや履歴書の適切な一人称の書き方として相応しいものはなんなのでしょうか。

一人称は性別問わず「私」とするのが望ましい

エントリーシートや履歴書に一人称を書くときは、「私」が適切な表現になります。「私」の読み方は「わたくし」であり、これは「自分」の謙譲語、丁寧語です。書面の場合、読み方は関係ありませんが、面接では「わたし」よりも「わたくし」とするのが適切となるでしょう。「僕」とは本来、仲間内や目下の相手と話す際の言葉です。そのため、社会人としては「僕」ではなく、「私」とするのが望ましいでしょう。もちろん、エントリーシートや履歴書、面接などでは使ってはいけません。

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就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

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エントリーシート(ES)での一人称の多用は避ける

先述の通り、エントリーシートや面接における一人称は「私(わたくし)」とするのが適切です。ただし、エントリーシートや履歴書などの書面の場合、一人称の多用は避けたほうがいいでしょう。
エントリーシートでは各設問への回答に対し、文字数に制限があります。その制限内でいかに内容ある文書を作成出来るか、という能力も問われています。となれば、不要な表現はできる限り省くのが望ましいでしょう。

主体性を主張したいときに一人称を使うと効果的

たとえば、「私は剣道部部長として」であれば、「私」を省いて「剣道部の部長として」とするのが良いでしょう。また、「私が卒業した学校では」の場合は「母校では」と言い換えられます。
このように一人称の使用を避ける理由は、説明部分で「私が」を繰り返すとくどい印象となる傾向があるためです。その場合は極力省いて、主体性を特に強調したいときなど、効果的に一人称「私」を使用するように、エントリーシートや履歴書の書き方を意識しましょう。

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エントリーシート(ES)ではその他の人称にも注意すべき

エントリーシートにおいては、自分以外を表すときの書き方にも注意しなければなりません。たとえば自己PR欄で、サークルや部活動など仲間と共に活動した旨を述べたいとき、「私達」でも構いませんが「我々」という書き方のほうがより良いでしょう。
もし、口頭で「私達」を謙譲語にする場合は、「私共(わたくしども)」となります。話し方と書き方は違うので、「われわれ」と言わないように注意して下さい。

謙譲語と尊敬語を適切に使いわけよう

社会人のマナーとして当然ですが、両親を「お父さん」「お母さん」としてはいけません。「父」、「母」が適切です。これは兄弟姉妹、祖父母についても同じです。基本的に、自分に関わることを述べる際は謙譲語となるため、それを踏まえて適切な人称を使いましょう。
また、相手に関わる内容は尊敬語で表します。相手の人称も間違わないようにしましょう。考えられる例としては、以下のものが挙げられます。

■こっち、そっち → こちら、そちら(そちら様)
■あなた → 貴方様
■みんな → 皆様、皆様方
■会社 → 貴社、御社

これらはエントリーシートだけでなく、面接の場でも応用できます。マナーを守って謙譲語と尊敬語を適切に使いわけましょう。

社会人になると「私(わたくし)」を使う機会が多くなるので慣れておく

エントリーシートや履歴書で「私(わたくし)」を使う理由は、社会人になると、この一人称を用いるケースが多くなるからです。社会人になって「俺・僕」と言う機会はなかなかありません。ビジネスシーンであれば、やはり「私(わたくし)」を使うのが適切でしょう。就活のうちから一人称を「私」にしておくと、社会人になってから苦労しなくて済みます。

エントリーシート(ES)や履歴書の一人称は「私(わたくし)」が適切な書き方

エントリーシート(ES)での適切な一人称の書き方について見ていきました。ビジネスの場における一人称は、「私」が基本です。男性の場合つい「僕」も使ってしまいがちかもしれませんが、それはくだけた表現であると理解してください。
また、エントリーシートに記載した内容は、いずれ面接の際に口頭で話すことになります。そこでスムーズに「わたくし」と言えるよう、普段から意識しておきましょう。

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