2021年10月12日(火) 更新
【CAB適性検査】SEが受験する検査の内容とは|試験を行う理由・時間・問題の形式について徹底紹介
目次
CAB適性検査の知名度は低くないが受検の経験がある就活生は少ない
就活生の声
キャリアパーク会員の就活生を対象に「CAB適性検査を知っていますか?また、受験したことはありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- わかりません。
- いいえ
- 知っている。未受験
- 知っているけど受けたことは無い
- ない
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「CAB適性検査を知っていますか?また、受験したことはありますか?」
CAB適性検査についてのアンケートを取ったところ、一部の就活生は「知っている」との回答が得られたものの、多くの就活生は「知らない」「未受検」との回答がほとんどでした。知名度はそれなりにあるものの、実際に経験した人はそこまで多くないこのCAB適性検査ですが、どのような内容で構成されているのでしょうか。
CAB適性検査とはSEなどのコンピューター職への適正を見るテスト
CAB適性検査は、SHL社が運営している適性検査のことで、コンピュータ職適性検査と呼ばれることもあります。文字通り、コンピュータ職としての適性を判断する検査と言えるでしょう。SE・プログラマーそれぞれについての職務適性に加えて、「ヴァイタリティ」や「チームワーク」といった特性を見分けるためにも用いられています。
最近ではSE・プログラマーだけでなく、より多くの会社がこのCAB適性検査を用いるようになってきています。事前にどの検査を用いるか知らせていない企業が、突然この検査を用いることもありますが、初めて目にする求職者にとっては全く歯が立たないこともあるでしょう。
論理的思考力を確認するため行われる
ここ最近は一般企業でも利用されるようになったとはいえ、いったいなぜSEやプログラマーは以前からこのCAB適性検査を行っているのでしょうか。SEやプログラマーの仕事においては、開発したシステムを稼働するために、どのようなプログラムを構成したり動作を行えばよいのか、常に論理的な思考を持たなければなりません。もし稼働することができたとしても、なぜ稼働できたかを認識しなければ、いざアップデートや別の場所で同様の開発を行う際に、方法がわからず行き詰ってしまいます。時間に追われるこれらの企業にとって避けなければならない問題のため、論理的思考力を確認できるこの試験を実施するのです。
SEだけでなくIT関連企業の志望者は対策が必須
なお、論理的思考力を確認する試験は他にもあり、代表的なものとしてSPI検査があります。しかし、それよりもさらに専門性を高めたこの適性検査は、コンピュータ関連職はもちろん、最近ではSE・プログラマー職以外を募集している企業でも、このCAB適性検査を用いるようになってきています。
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CAB適性検査には95分の時間制限がある
CAB適性検査では、テスト全体の所要時間が95分となってます。内訳は以下の通りです。
・暗算50問10分
・法則性40問15分
・命令表50問20分
・暗号読解39問20分
・性格テスト68問30分
つまり、暗算なら1問12秒、法則性は1問22秒、命令表は1問24秒、暗号読解は1問30秒、性格テストは1問26秒程度で答えなければならないのです。いずれも、1問の設問に対する解答時間がとても短いと言えるでしょう。そう考えると、ある程度普段からこの手の問題に慣れていないと、時間配分やスピードの点で遅れを取ることになりかねません。
過去問を使って時間配分の対策をするのが必須!
CAB適性検査をクリアするには、常に過去問で予習を行うしかありません。ただ、基本的にインターネット上にほとんど過去問が載っていません。どう調べてもその一部がわずかに例題として掲載されているだけで、詳しい解説はほとんどないのです。そのことから、書店で過去問を購入しての対策が必須だと言えます。過去問を解く際は、時間を意識してください。どの問題に何分時間がかかったというのもメモしておき、自分なりの時間配分を考えてみましょう。
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商社などの人気かつ難関な企業は、SPI以外にWEBテスティングを実施します。まず筆記試験・適性検査をクリアしなければ、就活のスタートラインにも立てません。そこでキャリアパークは「玉手箱」「WEBテスティング(SPI WEBテスト版)」「Web-CAB」「CUBIC」「TAL」などの適性検査対策ができる資料を作成しました。コレ1冊で弱点の把握と克服が効率よくでき、筆記試験・適性検査の通過率もアップするでしょう。
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CAB適性検査の問題は5択が中心
また、CAB適性検査は、基本的に5択である面を考慮に入れると良いといえます。例えば、暗算の問題があります。暗算レベルなので、時間さえかければ誰もができる問題が出てきです。とりわけ、暗算が得意な人はその通り行ない、得点を積み重ねて下さい。
直感で答えるための方法を身につけておくと良い
例えば
「34.5-28.7」
A、3.8 B、5.8 C、7.2 D、8.8 E、10.2
という問題があった場合、答えはBですよね。
こういった問題では直感的に解答するために、34-28で捉えて、6弱という大まかな答えを見出しておくのです。そうすると、その答えに近いBを解答しようと結びつきます。このように、問題を直感で答えられる方法を身につけておきましょう。ポイントは消去法ですので、パターンを見抜く力をつけましょう。
SEが受ける論理的思考力を確認するCAB適性検査は5択問題が中心だが解答時間が95分少ない点に注意する
ここまで、CAB適性検査の実態と導入する理由などについて紹介してきました。CAB適性検査はSEのためのテストという枠を超えて、本当に多くの会社が使用するようになってきました。この検査を解答する能力を身に着けられるかが、希望企業採用の可否を握ると言っても過言ではありません。CAB適性検査は、学歴や履歴書にとらわれず、努力のみで振り分けられる部分でもあります。弱音を吐くことなく努力したいものです。大量に過去問を解くというよりは、要領を身に着けるよう心掛けましょう。SE志望者以外でも、特にIT企業への就活に向けて基本はおさえておいてください。
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