2017年06月28日(水) 更新

内定後に留年した場合の企業への正しい対応

内定を貰ったのに留年が決定する人もいる

3月に入ると大学での期末試験の結果が発表されますが、中には試験結果が悪く、留年が決まり卒業できない4年生もいると思います。大学によっては、毎年取得単位が決まっていて、毎年留年者が出る場合と、4年次までは無条件で進級できるものの、卒業時に必要単位が足りなければ卒業できない場合があるようです。留年する原因としては、単位の取得忘れ、うっかりあるいは勘違いが多いように思いますが、卒業予定年度の留年は、精神的にもダメージが大きいことは容易に想像できます。

大学に救済処置を問い合わせよう

成績が発表され単位が取得できず卒業できない場合でも、必ずしもすぐに諦めてはいけません。ほとんどの大学では試験結果の発表後、点数に不満がある場合は採点を再度依頼する制度があります。また、そうでない場合でも、担当する教授によっては、お願い次第で救済措置がある可能性もゼロではありません。追加のレポートなどで、単位取得できることもあると聞いたことがあります。

内定があるのに留年した場合はすみやかに企業に連絡を

もし単位不足となれば、内定を取り消される可能性が大きいでしょう。まずは、すみやかに企業に報告して下さい。

企業によっては卒業まで入社を待ってくれることも

電話やメールなどで済ませるのではなく、直接会える機会をなんとか作るべきです。最後の最後に人の心を動かすのは、誠意や熱さなのです。

就職留年は就活では不利にならない

前述の場合とは異なり、留年あるいは就職留年し、不利な状況の中、内定を勝ち得た場合です。そもそも、就職留年は不利になるのでしょうか。実は、あまり不利にはなりません。

就職留年後は就活に失敗した原因の解明と対策をする

ただ就職留年をするだけでは、決してうまくいきません。就職留年をした二年目の就職活動も、一年目とほぼ同じ条件で勝負できます。しかし、一年目の就職活動で上手くいかなかったのには、それなりの原因があるはずです。それを放置したまま、漠然と二年目の就職活動を行っても、なかなか上手くいかないでしょう。就職留年を成功させるには、戦略的に次の年に向けて準備をしなければなりません。たとえば、学生時代に頑張ったことをさらに強化し、せっかく学生時代が続くのですから、学生時代をよりパワーアップさせるんです。就活での自己アピールのためですから、目的がはっきりしてやりやすいでしょう。もし、学生時代に誇れるものが内のであれば、就職留年中につくってしまえばいいわけです。

内定獲得後に留年が決定した場合は速やかに企業に連絡を取ることが重要

内定後留年と、留年後の内定では、ずいぶん違う経験をしたことになります。全く関係のない2つに見えますが、結局、その難しい状況から脱するだけの人間力が必要です。失敗をしないことが重要なのではなく、失敗を活かして成長できるかが重要です。失敗を活かして成長した経験を語れば、むしろプラスにつなげることも可能だと思います。留年しても大手企業に内定した人や、現役時のいただいた企業よりも良い企業に内定できた人なんてたくさんいます。

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