2019年11月05日(火) 更新

修士課程で留年するパターンとその対策

大学院の修士課程は進路の大きな分岐点

留年について説明する前に、まず前提として修士課程とは何か説明しましょう。通常4年間で大学を卒業して得られるのは「学士」と呼ばれる学位で、そこから更に大学院の修士課程を卒業すれば「修士」、更に進学して要件を満たせば「博士」の学位を獲得できます。修士課程は、就職するか学問の世界で生きるかの最後の分かれ道で、博士課程に進めば研究者以外の道は進みにくくなくなるでしょう。

修士課程では自発的な行動が必要になる

修士課程は、4年制の学士を得られるカリキュラムとまったく違います。大学では、授業をきちんと受けてある程度の勉強や授業への出席率があれば、自動的に単位が取得できるので、留年はしません。しかし、大学院ではアカデミックな素養、論文作成能力やプレゼンの能力があるかを単位取得の際に見られるので、人数が少ない分自発的な行動が求められるのです。

修士課程で取得単位が足りないと留年してしまう

一般的に大学院の修士課程は2年間で必要単位を取得し、修士論文という論文で合格すれば卒業できます。大学院で留年するパターンとしては、「単位が足りない場合」、「修士論文が書けない場合」の2つが考えられるでしょう。ちなみに、大学より1コマの授業は濃くなって準備時間も必要となりますが、取得しなければならない単位数自体は少なくなります。したがって、授業単位数が多く、どれにも手が回らないという状況にはなりません。

真面目にしていれば単位は取得できる

留年するパターンのうち、単位が足りないパターンの場合は、授業への参加率に問題があると考えられます。修士課程は発表の場が多く、授業に関して積極的に寄与する行動が求められますが、そのクオリティーが低いからと言ってすぐに単位不認定には繫がりません。受講人数が少ない分、出席点や授業態度などの教授の情状が単位に反映されやすいからです。よって、真面目に修士課程の授業に参加していれば、単位が足りずに留年する事態は避けられるでしょう。

修士論文のプレッシャーから留年する場合も多い

真面目に修士課程で授業に参加しているのに留年してしまうパターンは、修士論文が書けない場合になります。修士論文は大学院生活の集大成で、博士課程に進む際には最初のアカデミックな成果となるものです。よって、修士論文は大学の卒業論文と比較しても、論理性や実験の妥当性などが求められます。この様な修士論文のプレッシャーから、修士論文が書けない、書いたけどクオリティーが低く留年につながる場合が多いのです。

修士論文の執筆は計画的に進める

修士論文が原因で留年してしまわないよう、執筆は計画的に行いましょう。修士課程では担当の指導教授が入学から修士論文の指導・進捗確認などを行なってくれますが、基本的には執筆の進捗は自己責任となります。テーマがぶれて中々修士論文の中身が決まらない、大事な実験を後回しにしていて修士論文の提出期限までに間に合わないといったケースは、修士課程で留年する際によくあるパターンなので気を付けましょう。

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修士課程では単位不足や論文が書けずに留年する人が多いので真面目に計画性を持つべき

修士課程は、大学よりもアカデミックな能力と専門性が求められます。修士課程で留年するパターンとしては、「単位が不足している」、「修士論文が書けない」の2パターンが考えられるでしょう。前者は、真面目に授業に出席していれば問題ありませんが、後者で留年するパターンは、きちんとした修士論文の執筆の進捗管理を行わないと、誰にでも発生しうる問題となります。しっかりと対策を踏まえて、留年せずに修士課程を修了しましょう。

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