2019年11月06日(水) 更新

大学院を留年した場合の就職活動への影響

大学院生が留年すると就職で大学生との年齢差が広がる

一般的にイメージされる大学生と同様の大学院生の就職活動は主に修士課程で行われます。大学生と比較すると大学院の卒業の為に2年間かかる分、高い専門性を持っているでしょう。なお、留年すると更にこの年齢の差は広がります。この年齢のデメリットを解消する提案と、専門性のアピールが大学生の就職と比較すると必要です。

大学院の博士課程の就活は一般的な枠から離れてしまう

博士課程に行くと研究者としての道がある程度決まってしまいます。教授になるための助教の就職ルートであったり、民間企業に就職する場合であっても、研究室の紹介であったりコネでの就職が中心となり、一般的な就職の枠から離れてしまうのです。博士課程の就職活動に関しては大学生、大学院の修士課程とは別のものとして考えた方が良いでしょう。

大学院生の就職が有利になる業界も存在する

大学院で就職活動を行うことによって年齢のハンデが発生してしまいますが、大学院生の方が有利な業界も存在します。例えば、シンクタンクや企業の研究職は大学院で研究の下地を積んでいる大学院生の方が有利です。ただし、就職したい会社に対して専門性が生かしにくい研究内容だと、専門性がアピールできずにどうしても大学生と年齢で比較されて、不利になってしまいます。

就職では留年した理由や大学院での学習内容を聞かれる

エントリーシートや筆記試験・グループディスカッションなどは、大学院・大学で有利不利はありません。問題は面接に入ってからで、大学院で留年して就職すると、最短の大学生よりも3年遅れて就職活動を行うことになります。その際によく面接で聞かれる質問が、「なぜ留年したのか?」「なぜ大学院で勉強をしているのか?」ということです。この2つについては業界問わず聞かれる傾向がありますが、同じ答えを使いまわせるので事前に答えを作り込んでおくと良いでしょう。

面接において第一印象が与える影響は大きい

自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。

理系の大学院生は推薦で就職を狙う

理系の大学院生の就職は、教授推薦などで研究室と付き合いのある企業の研究部門に対して有利な条件で就活できる場合があります。研究室に入った時に先輩にヒアリングを行い、自分の行きたい業界や会社がある場合は、研究室で真面目に研究活動をして、推薦を狙っていくのも良い方法です。この場合、留年はあまりハンデとなりません。ちなみに、この様な枠が無い場合は、文系の大学院と同様の就職活動になります。

文系の大学院生は学部卒と同様の就職活動をする

文系の大学院の場合、研究室が民間企業に対して推薦枠を持っていることが少ないので多くの場合、大学の学部卒と同様の就職活動になります。留年した場合、大学生と年齢のハンデが開いていくので、上手く留年した理由を説明して、専門性をアピールしてください。ちなみに、大学院生を採用する会社、採用しない会社が分かれる場合もあるので、事前に採用実績などを調べて大学院生の採用実績がある会社を狙っていくのも一つの方法です。

留年した大学院生は年齢のハンデがあるが専門性をアピールすれば就職できる

大学院で留年すると3年程度年齢のハンデができます。その代りに大学院卒業という専門性をアピールできるでしょう。この年齢のハンデが問題とならない合理的な説得を行いつつ、会社の役に立てる専門性をアピールするのが大学院生の就職活動の基本スタンスになります。なお、会社によっては留年した大学院生をとらない会社もありますので、企業が発表している採用実績の確認やOB訪問で、留年・院卒を歓迎してくれる会社を絞って就職活動を行う方法もあります。

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