2019年09月10日(火) 更新
内定式で英語のテスト・TOEICを実施する企業の意図とは
目次
内定式はただのイベントではない
無事志望先企業の内定を勝ち得たら、内定式もしくは内定者が集められて内定通知書を受理されることになる訳ですが、ひょっとして内定式を入社式と同じようなイベント、もしくは儀式的なものと理解してしまってはいませんか。勿論イベント的な要素や意味もありますが、決してそれだけではないのです。
試験や健康診断などを同日に実施する場合がある
内定式は、その会社の内定者が一堂に会する機会です。入社式を除けば、これが最初で最後となるケースも多いのではないでしょうか。そのため、内定者全員を対象とした試験や健康診断、あるいは適性検査など、効率化が求められる件は内定式のタイミングで一斉に実施されることがあります。その場合、たいていは事前に告知があるはずですので、準備をして臨めるといいですね。
内定式でおさえておくべきマナー
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英語のテストが内定式で実施される場合が増えている
企業によっては内定式の日に内定通知書や承諾書等の手続き的な作業が終わったら、さっそく研修を実施したり、工場等の見学に向かったりする場合もあります。また、語学力をシビアに求める企業などではTOEIC等、内定式の日に英語の試験を課すことも珍しくありません。と言うより、英語の試験を課す企業は増える傾向にあります。従って内定式に浮かれた気分で参加したら、後々後悔する場合も生じますので気を引き締めて臨む必要があります。
テストの形式は企業により様々
英語のテストが実施される場合、そのテスト形式は一概に「これ」と言えません。企業によって、求める英語力、あるいは見る部分が異なるからです。TOEICが実施される事もありますが、日程の都合もありますから、やはりすべての企業がTOEICを実施するとは限りません。企業側がどうしてもTOEICのスコアで計測したい場合は、内定式とは別日に、各々で受験することになります。ですから、英語のテストが実施される場合は、色々な形式で出題されるつもりでかまえておきましょう。
内定式で試験を実施する理由は企業で異なる
それでは、企業側がなぜ内定式の日に英語の試験を課すか、その意味や狙いをまず確認しておくことにしましょう。内定式で英語の試験を課す狙いや目的は企業ごとによって異なりますので、一概に断定することは出来ません。しかしながら大凡共通していると考えられる狙いや目的としては「英語を重視している企業側の姿勢を改めて理解してもらう」、「内定を得たその日から英語力を高めるための自己啓発を促す」、「試験結果によって配属部署を振り分ける」以上3つの狙いや目的がある、もしくはいずれかが含まれると考えて良いと言えます。
英語力を無駄にしないための試験が実施されるケースが多い
日本では日常的英語を使用する環境が乏しいため、英語はほっておくとあっという間に錆びついてしまいます。従って内定を獲得するまで、必死に頑張った英語力を錆びつかせないで欲しいと企業側が考えるのも当然です。そのために内定式で英語の試験を行うこともあるということです。
配属部署が決まることもある
先ほどの項目でご紹介したとおり、内定式の英語の試験結果次第で配属部署が決まる可能性もありますし、極端に失敗してしまえば内定を取り消されることはなくとも、入社式までに英語の復習を命じられる場合もあり、卒業旅行を優雅に楽しむことが出来なくなる可能性もあります。要は備えあれば憂いなしということです。配属は、自らのキャリアのスタート地点です。勝ち組や負け組といった概念は適切ではありませんが、自分で納得できる配属を勝ち取るためにも、頑張る価値はありますね。
意味はあるのか?英語の重要性とは
近年はグローバル化によって、だんだん英語がより浸透した世の中になってきています。一昔前では、英語があまりできないという人も多かったようですが、最近では様子が異なります。学生時代から外国人の教師や留学生と触れ合うことで、読み書きにとどまらず、英会話も自然と身についてきている人が増えているそう。
英語は、社会に出てから活用できる機会が今後増えると見込まれています。これからはグローバル社会になっていくわけですから、英語をマスターするということは、将来のチャンスや視野を広げるという意味にもつながりますよね。自分のキャリアを考えるならば、英語の意味と重要性も、今一度再認識してみるといいかもしれませんね。
グローバル化が進むと、英語がさらに重要になる
大手企業の場合は、海外新規エリアへの進出検討の際、分析レポートを作成するために現地と英語で打合せ・リサーチしたり、英文契約書のレビューまで行うような会社もあるようですね。グローバル社会では、メールや電話をはじめ、海外の取引先とでは英語を使って交渉、打合せしたりすることも多いようです。
内定式での英語試験に備えて事前準備をしよう
では内定式で英語の試験が必ず実施されるかというと、それは誰も断言出来ません。採用時にTOEICのスコアを大変重視していた企業であったとしてもそうです。また、昨年実施されたから今年必ず実施されるとも限りませんし、昨年実施されなかったから今年実施されないとも限りません。つまり大切なことは、あくまで一つの可能性として英語の試験があることを想定しておき、いざ実際に実施されたとしても慌てないで済むような準備をしておくということです。
TOEICならば、参考書で対策を立てると◎
もし内定式のときに行われる英語テストがTOEICなら、考え方によってはラッキーともとらえることが可能です。というのも、TOEICとはその出題形式がほとんど決まっており、対策・準備のしかたによっては、スコアを上げられるからです。もちろん、TOEICが簡単という意味ではありません。しかし、TOEICは誰でも聞いたことがあるくらい有名なテストですから、内定式までの日程に余裕があるならば、参考書でしっかり対策を立てられるでしょう。
結果は会社の人事データに残る
TOEIC等の英語テストを受けるとき「参考程度だろう」とか「今回は時間もないし、別にいいや」などといった、軽い気持ちでいると、思わぬ悔し涙をのむかもしれません。というのも、テスト結果含め、適性検査の結果や健康診断の結果などは、会社の人事データとして残るからです。出来ない事を無理にやれとは言われないかもしれませんが、結果を見た時に「意欲が低いのかな」と思われるような事態が避けたいですよね。極度に堅くなる必要はありませんが、自分が受けた試験や検査の結果は残ると心得ておきましょう。
企業が内定式で英語のテスト(TOEIC等)を実施するのは「身に付けた語学力を無駄にしてほしくない」から
内定式で英語のテスト・TOEICを実施する企業の意図について見てきましたがいかがでしたか?まとめますと、内定式で必ず英語の試験が実施されるとは限りませんがその可能性があると考えることが大切です。すると、英語試験が課されたとしても慌てることがないよう、しっかり準備しておこうという結論に至りますね。
そうした準備をしっかり行えば、内定式も内定式の英語試験も楽しみに待てるといった心のゆとりが生まれます。そうした心のゆとりを持って内定式に臨むようにしましょう。英語の試験には、意味があり、場合によってはテストの結果で配属、つまりキャリアのスタート地点にもかかわってきますから、その辺りも認識しておきましょう。
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