2021年09月27日(月) 更新
TOEICスコアの履歴書への書き方|最高点や期限についても紹介
目次
TOEICは点数を書けばいいものではない
汎用性から就活生の多くが取得する資格でもあるTOEICですが、履歴書へスコアを正しく記入できているでしょうか。
とりあえずTOEICを受けたから、と点数を書いてみたとしても、記入した点数が企業の求める点数でなければ意味がありません。まずは企業がどの程度の点数をスコアとして求めているか、確認した上で目標となるTOEICスコアを確認しておきたいものです。
TOEICを受けた経験を正しく就活に反映させるためにも、点数の書き方や扱い方を間違えないようにしましょう。
では、実際に履歴書に記入できるTOEICスコアはどの程度の点数なのでしょうか。履歴書への正しい記入の仕方も含めて、TOEICスコアの就職への生かし方について紹介します。
履歴書に記載するTOEICスコアの正しい書き方とは?
資格欄に日付とスコアを書く
TOEICスコアは、履歴書の”資格欄”に記載します。取得した年月、受験したTOEICの種類、スコアを書きましょう。
スコアは何点中どのくらいのスコアを取ったのかわかるように書きましょう。下記のように記載します。
TOEICスコアの書き方
2016年 3月 TOEIC公開テスト 750 点
2016年 10月TOEICスピーキング&ライティング公開テスト スコア310/400点取得
TOEICの種類に注意し正式名称で記入する
TOEICにはいくつか種類があるため、資格欄に記載する時は間違えないように注意しましょう。種類によって計測している能力は異なるので、間違って記載すると誤解が生じてしまいます。そのため、正式名称で記入するようにしてください。
TOEICテストの種類
・TOEIC Bridge
・TOEIC リスニング&リーディングテスト
・TOEIC スピーキング&ライティングテスト
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履歴書でアピールするのに有効なスコアは700点以上
履歴書でTOEICスコアをアピールする際は、何点が最低ラインで有効なのでしょうか?様々な意見がありますが、履歴書に記載するなら700点以上からが有効です。TOEICリスニング&リーディングスコアとできることの目安を確認してみましょう。
スコア700~795でできることの目安
●会議の案内等の社内文書・通達を、読んで理解できる
●自分の仕事に関連した日常業務のやりかたについての説明を理解できる
実際の仕事で英語を活用するなら、700点以上は必要だとわかります。特に大企業、商社や外資系などを志望するなら、目安から考えると800点以上は欲しいところです。志望先にとって、自分のスコア・実力はアピール材料として有効なのかしっかり考えて履歴書に記載しましょう。
平均点以下は記載しない
TOEICのスコアを記入する上で気を付けておきたいのが、平均スコアです。TOEICを受験しても、その時の回での平均スコア以下の点数になってしまった場合は、むしろ記入しない方がいいでしょう。
より具体的に言えば、TOEICの平均スコア+標準偏差をした点数以下の場合は記入しない方がいいでしょう。例えば第239回の平均スコア596.9+標準偏差167.9の点数である764.8以上の場合は、履歴書に記入するという形です。
標準偏差は全受験者のスコアが平均点からどの幅の中にばらついているかを示す数値になります。つまり平均点からどの程度偏っているかということになり、平均スコアに標準偏差を足した数値より高いスコアであるなら、自信を持って履歴書に書けるということでもあるのです。
外資系の場合は高い得点が求められる
標準的な記入できるスコアが分かったとしても、企業によっては平均より更に高いスコアを取得していることが求められる場合も多々あります。
特に英語を頻繁に使うことになる、外資系企業へアピールする場合はより高い点数である方が好まれます。外資系や海外への事業展開をおこなっている企業を目指すのであれば、TOEICスコアが800点以上を狙いましょう。実際外資系企業でかつ採用時にTOEICスコアを参考にする企業では、大体が800~900点程度のスコアを求めていることが多いのです。
英語スキルが求められる企業への就職にTOEICスコアを生かすのであれば、できる限り高い点数を目標にして受験するように心がけましょう。
TOEICの点数に有効期限はない
履歴書に記載するTOEICスコアは、いつまでに受験した結果が有効なのでしょうか?
実際、TOEICスコアに有効期限はありません。TOEICスコアの有効期限とは、「あなたのスコアが協会本部に保存される期間」という意味なのです。例えば、2年以上前のTOEICスコアも履歴書に記載できます。
「受験から2年以上経っていれば履歴書に書いてはいけない」というルールはないという認識で構いません。
TOEICの公式認定証の再発行は「試験日から2年以内」
公式認定証 はTOEIC公開テストを受験した人を対象に発行されます。もし、公式認定証を失くしてしまったという人は、再発行してもらいましょう。
再発行の手続きは、再発行依頼書、定額小為替を用意し、国際ビジネスコミュニケーション協会IIBCへ送付すれば完了です。再発行依頼書はTOEICテストの運営サイトからダウンロードできます。
また、再発行の対象はTOEICテストの試験日から2年以内のものに限りますのでこちらは注意点として覚えておいてください。
基本的に直近2年のスコアがのぞましい
TOEICのスコアに有効期限はないとお伝えしましたが、履歴書に記載する場合のTOEICのスコアは、直近2年に取得したものがいいでしょう。
あまりにも前に受験した結果だと、内容を忘れているかもしれません。企業側も、3,5年前に受けた結果を出されても「あなたの正確な実力」をつかみづらいからです。
あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある業界を選ぶことが大切です。向いていない業界に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する業界と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの業界を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな業界に適性があるのか診断してみましょう。
新卒に求められるTOEICのスコアはある?
では、採用試験で新卒に求められるTOEICスコアの基準はあるのでしょうか?現在は海外に部署を設置する企業や、研究や商品開発のために海外勤務する機会も少なくありません。また、社内で英語を用たり、3~5年後に海外進出を検討していたりする企業もあるでしょう。新卒に求められるTOEICスコアの例をいくつか紹介します。
企業によってはTOEICスコアが採用条件に含まれる
企業の募集要項を見てみると、新卒にTOEICスコア〇点以上と記載されている場合があります。もしくは採用時ではなく、入社までに800点以上といった条件を提示するケースもあるでしょう。目安として、以下で紹介する企業の例を確認しておいてください。
TOEICスコアが採用条件に含まれる企業
・三菱東京UFJ銀行 グローバルCIB 900点以上を目処
・楽天株式会社 最終面接前までに800点
・日本IBM 二次面接終了までに600点相当
・日本板硝子株式会社 600~700点を推奨
TOEIの点数に有効期限はないが履歴書に記載するときは一定以上の点数がのぞましい
TOEICを一度受験しておけば、2年以内であれば英語力に説得力を持たせる判断材料として活用できます。またそうでなくても、一度受験をした経験は長く履歴書に記入することのできる経験でもあるのです。この経験を、就職に生かさない手はないでしょう。
ただ良いスコアを取ることを目指すだけではなく、その点数を今後生かすことについても考えて、受験に臨みましょう。
また就活に向けてTOEICを受験するのであれば、目的に応じた点数を取得して、履歴書に正しく記入することを心がけましょう。その際にはできる限り、平均以上の点数を取得しておくのが望ましいです。
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