2019年10月02日(水) 更新
TOEIC高スコアなら鬼に金棒!理系就活生の英語力の有用性
目次
TOEICについて理解しておこう
多くの企業では、日々の業務などに英語を使用する場合、英語が堪能な人材の採用を優先します。しかし理系の就活にTOEICのスコアは、関係ないと考えている方も中にはいます。英語の能力を測るもののなかには、リスニングやリーディング、スピーキングそしてライティング能力があります。
そのうちTOEICでは、リスニングとリーディング能力のみが測定の対象となるテストです。理系で文献の研究や論文の作成に携わる方以外でも英語力は、どの企業でも客観的に把握できる採用の判断材料として重視しています。企業として求めているTOEICの平均的なスコアとしては、470点から670点程度です。
英語は必要ないという場合でも、TOEICは600点は取っておいた方が就活でのリスクでは安心です。継続的な勉強をしていれば、決して難しいという点数ではありませんのでぜひTOEICを受けておきましょう。
就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!
まずTOEICとはどういったものなのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。
質問:エントリーシートを企業に提出する際に悩んだことと一番気を遣った部分、その理由を教えてください。(封筒、宛名、学歴、資格欄の書き方)
就活生の回答
エントリーシートを企業に提出する際に悩んだところは、資格欄の書き方です。履歴書に記入する資格としてTOEICがありますが、私は取得していなかったので他にはどういった資格を記入すればいいのか悩みました。また、英検の場合は何級までなら履歴書に記入していいのかもわからなかったです。資格をいくつか持っていたとしても、履歴書に書いていいような就活で評価される資格が何かわからなかったので、気を遣いました。資格欄は学生時代の頑張りをアピールできる部分でもあるので、できればなるべく空欄がないように埋めておきたいところでもあります。
※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。
理系出身の就活生はグローバル化に対応できると考えている
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「理系学生の英語力は就活でどのように活きてくると思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 海外進出ができる
- 外国籍企業が増えてるから、海外派遣などのときに活きてくる。
- 企業によるがプラスになる
- エントリーシートに書くネタが増える
- グローバル化に対応できる
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「理系学生の英語力は就活でどのように活きてくると思いますか?」
就活生の皆さんからいただいた回答には「海外進出ができる」や「グローバル化への対応」など国際的な活躍のチャンスが見いだせるのではといった意見が目立ったほか、「エントリーシートに書くネタになる」と就活自体を有利に進めるための好材料になるとの意見もありました。英語力によってその人自身の評価アップにつながるとの考えが浸透していることがわかります。そんな英語力をアピールするために用いられるのが「TOEIC」ですが、その中身についてまずは確かめましょう。
企業も注目する英語能力TOEICとは?
企業のエントリーシートには、応募者の英語能力を知るための「TOEICスコア記入欄」がある場合があります。
民間資格だ、就活に意味がない資格だ、と言われることもあるTOEICですが、重視している企業が多いのが実情。
TOEICの高いスコアを持っていて、就活に損になる事は無いと言われていますが、これはもちろん理系就活生に限った話ではなく、文系の就活生も共通です。では、TOEICに関して詳しく見ていきましょう。
TOEICはその人の持つ英語力をあらわす数値
TOEICは、Test of English for International Communication(国際的なコミュニケーションのための英語能力テスト)の略です。
世界共通で行われているテストであり、このTOEICのスコアが高ければ高いほど英語力に長けているという風に考えられています。就活をする上で、このTOEICのスコアを採用の基準に取り入れている企業も少なくありません。
TOEICは、英語によるコミュニケーション能力を測るもの
TOEICは幅広く評価する世界共通のテストです。
現代の就活市場でグローバル化が進んでいるという事もあり、就活生に英語力を求めている企業も非常に多いのです。それは理系の就活市場でも例外ではありません。
その企業によって「TOEIC○○点以上」などと公表をしているケースもありますので、志望企業の求めているスコアに達するように、就活生は勉強に励まなくてはいけません。
就活におけるTOEIC~英語能力の有効性と評価される理由~
理系に限らず英語力を重要視する企業が増えている
近年ではグローバル化に伴い、英語力を持った学生を求める企業が増えてきています。
その基準となるのにもっともベターなものが、TOEICであると言われています。海外とのやりとりが必須である以上は、必然的に英語力が必要という事です。
外資系の企業はもちろんの事、日本の企業でも海外に支店や工場を持つ所は多くなっています。そうした所と円滑にコミュニケーションを取る為にも、英語力は必須なのです。
TOEICのスコアで足切りをする企業もある
大きな企業になればなるほど、書類選考の段階で足切りをされる可能性も高くなってきます。
TOEICのスコアをはじめとする英語力が無いと判断され場合は、書類選考の段階で足切りされてしまう可能性も高くなってきます。理系就活生も例外ではありません。
応募資格の段階で「TOEICのスコア○○点以上」としている企業もあります。技術や知識を持っている事も重要ですが、それを世界中の人に伝えられる能力があるか無いかも重要なのです。
就活生に人気の高い業界を知る
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TOEICで有利になる点数は企業によって違う
TOEICのスコアを重要だと捉えている企業には、かなりのスコアを要求されます。そのため企業ごとに最低ラインが異なります。例えば理科系の企業のGE Healthcareでは、EEDP・OMLP部門で740点取っておく必要があるのです。740点はどんな状況においてもコミュニケーションが適切にできるという状態です。
上場企業が求めているTOEICスコアは、新入社員では平均すると565点となっています。しかし仕事に就く部門別にTOEICスコアの平均点も細分化されているのです。例えば理系でも研究部門や国際系のグローバル部門などでは、平均750点は業務をする場合に欲しいと示されている場合があります。技術部門や営業部門であれば、650点程度という場合もあるでしょう。
470点以上のスコアであれば、仕事上のコミュニケーションが限られた範囲内ではできるという程度となります。600点を取得できていれば、受験者の平均よりは上の点数になっている場合が多いので採用担当者の方も点数が低すぎるというイメ-ジにはならないでしょう。
TOEIC試験全体の平均スコアは約580点
初めてTOEICにトライする場合、平均点が気になることがあるでしょう。公開テストの場合では、社会人としての平均点は607点です。そして学生の平均点の場合には562点で学生よりも社会人の方が平均点は上回っています。平均すると580点程度となります。大学生の場合には、TOEIC平均スコアをみると、一般的な公開テストとIPテストでは点数がかなり異なっているのが特徴です。
公開テストの大学生の平均点は568点です。しかし大学生の平均点でもIPテストの場合は、443点でした。ちなみに社会人の企業や団体受験のIPテストでは、平均点が484点となっています。公開テストの場合には、個人受験でTOEICに関心の高い学生たちが受験しますが、IPテストの場合には団体受験となりますので義務的に受けている方もおり、どうしても平均点に反映されることになります。
内定に必要なスコアを確認しておこう
TOEICを受験する場合には、自分が就活をする企業の内定に必要な点数の確認をしておきましょう。そのことでどのくらいの点数を目指すべきかを知ることができ、勉強をしっかりとすることができます。例えばトップ企業などでは、最低ラインを900点以上としている場合があります。また流暢に会話や説明ができるという点も求められるでしょう。
外資系企業や大手の総合商社などでは700点から800点以上ですし、一般の企業の場合でも600点以上は求められますので、実際の点数が500点未満の場合には書かない方が無難です。TOEICの就活における点数としては、一般的な雇用先では600点、人気のある企業を目指すのであれば730点は最低限必要だということです。時間の比較的ある学生時代に勉強をしておけば、採用時にかなり有利になります。
TOEICのスコアが有利にならない企業もある
外資系以外の理系などの企業では、TOIECの点数があまり関係ないということを聞くことがあるようですが、それも雇用先の希望内容によって違ってきます。企業によっては、大学などでの専攻や研究していた内容の方が採用する場合に重要視されるということもあります。
しかし受験する企業がたとえ理系であっても最近では英語力をかなり求められますので、説明会やOB・OG訪問でしっかりと質問し確認をしてください。それほど英語力を求められていない企業であっても日本人としての平均的な英語力は当然身につけているだろうという前提での試験となるでしょう。
TOEICはテクニックを勉強すると比較的簡単に500点程度は取れる試験です。様々な企業を今後受けるということを予定しているのであれば、ある程度勉強をして600点以上は取っておくと就活としては安心です。やはり他の人との競争の場が就活ですので、比較の対象となるものは頑張って習得し選考上で有利な位置につけたいものです。
TOEICはエントリーが始まる1ヵ月前までには受けよう
TOEICの点数は、履歴書には2年以内のものを記入する方が無難です。そのため大学の3年生の夏から準備して複数回受けるということをすすめます。企業やその年度によって就活のシステムが変更になるようでしたらそれに合わせて対策を立てましょう。大学に入ってしばらくしてすぐに勉強を始めたという方もいるでしょう。
やはり継続して勉強をしておかないと点数を維持するのも難しいということもあります。就活を有利に進められるようにTOEICには、ぜひ挑戦してください。ある調査結果では、約70%の上場企業で採用時にはTOEICの点数を参考にしているというデ-タもあります。また最近各企業が設けている注目度が高いインターン制度ですが、その参加条件としてもTOEICの点数を明記してそれが選考の対象となっている場合があります。
インターンのエントリーには、応募者の情報として保有資格などを企業側が提示しています。早めにチェックしておきエントリーが始まる1ヵ月前までには点数を示せるように対策を取りましょう。インターンの選考の際にTOEICの点数が高いとその時点で選考対象として選ばれますしアピールポイントとなります。
理系学生の就活にTOEICのスコアが加われば「鬼に金棒」!
TOEICのスコアによって、英語を活用できるレベルをある程度把握できます。600点台であれば海外旅行で簡単な会話が可能です。700点台だと、ビジネスで英語を使えるレベルだとみなされます。英語を必要としている企業の場合は、このレベルを求めている場合が多いです。そして、800点や900点台になると、英語が主流になる環境に身を置けるレベルと評価されます。
面接官から見た印象は非常に良くなる!
理系に限らず就活をする時には、必ず採用担当者との面接をする事になります。
そこで本来は必要としないTOEICの高いスコアを持っていると、面接官の印象はグンと上がります。勉強熱心な学生だと思ってもらえますし、これからの可能性も感じてくれる材料になるのです。そういった意味では、就活においては間違いなく有利になるでしょう。
キャリアアップの面でも英語力があると良い
就活生として就職する時だけでなく、数年後に転職でより高みを目指す事もできます。
その場合は、TOEICのスコアがいつ取得されたかという問題が起きてくる場合もありますが、そもそもの英語力があるという武器に変わりはありません。
グローバル化が進み、今後はどんどん海外進出をする会社も増えてくるはずですから、英語力は持っていて損はありません。いわゆる大企業へキャリアアップを目指したいと考えているならば、英語力を高めるのは有効なスキルと言えるのです。
理系学生の就活でも英語力の有用性を評価される"TOEIC"は役立つ!
企業は理系学生のTOEICの点数にも、スコアを取るためのプロセスにも注目しているようです。
また、入社後に英語を使う機会も増えつつあるので、受験しておいて損はありません。普段の勉強がそのままスコアに現れるTOEIC。大学1~3年生のうちに、ハイスコアを狙って勉強しておくことをおすすめします。
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