2019年04月26日(金) 更新

就活で必要なTOEICの点数の書き方や期限|勉強法も紹介

履歴書へのTOEICの書き方に悩む人は多い

履歴書作成の際に気をつけるところとはどういったものなのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:エントリーシートを企業に提出する際に悩んだことと一番気を遣った部分、その理由を教えてください。(封筒、宛名、学歴、資格欄の書き方)

就活生の回答

私がエントリーシートを書く際に悩んだことは、資格欄の記入です。履歴書を書いていく中で、自分が思っていた以上に持っている資格が少ないことに特に不安を感じました。また、TOEICの最新の結果がまだ届いていないため2年以上前の点数を書くしかなかったことも残念です。一番気を遣った部分は、全てにおいて字を丁寧に書くということです。自分はもともと丁寧に何かを記入する習慣がなく、もっと普段から字をきれいに書いていればと後悔しました。さらに、知っている漢字なども書きやすいからといってひらがなで書いていたので、知らない感じが多く、記入の際には辞書が必須でした。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

TOEICは英語のコミュニケーション能力を認定する資格

TOEICとは、国際コミュニケーション英語能力テスト(Test of English for International Communication)の略です。通称TOEIC(トーイック)と呼ばれている有名な試験なので、知っている人は多いでしょう。TOEICの対象者は、母国語として英語を話さない人です。英語を使ったコミュニケーション能力を、スコアで評価する資格試験になります。本ページでは、このTOIECについて、就職前に知っておくべき内容を見ていきましょう。

TOEICは「TOEIC L&R」と「TOEIC S&W」の2種類

TOEICには、「TOEIC L&R」と「TOEIC S&W」の2種類があります。「TOEIC L&R」とは、TOEIC Listening & Reading Testの略であり、リスニング45分、リーディング75分の試験内容となっています。2時間で200問の問題に答える、マークシート方式のテストです。「TOEIC S&W」とは、TOEIC Speaking & Writing Testsの略であり、スピーキング20分、ライティング60分の試験内容となっています。特に「TOEIC L&R」は採用時に参考にされることが多いといえます。

TOEICはグローバル化に伴い就活で主流となっている

TOEICは、英語によるコミュニケーション能力を評価する、世界共通のテストとして開発された資格です。TOEICの試験は、以前は高スコアの取得が就職試験でアピール材料になり有利になるとも言われていました。しかし近年、グローバル化はさらに進んでおり、高得点のTOEICの結果を履歴書に記載する人は増加しています。

グローバル化が進む企業や外資系の企業は、「入社するまでに最低〇〇〇点以上のTOEICスコアを獲得しておくようにして下さい」と課題を出すところもあります。また、入社後の昇格の条件に「TOEIC〇〇〇点以上」と点数を求められる企業も多くなっています。これらから、TOEICは今や就活中だけでなく就職後も必須になっていると言えます。

あなたの就活力はどのくらい?

就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。就活力は今から伸ばすことができます。ぜひ、「就活力診断」で今の自分の就活力を診断してみましょう。無料でダウンロードできるので、今の実力を踏まえた上で必要な対策をしてはいかがでしょうか。

就活におけるTOEICの点数は企業での判断基準

TOEICは、企業で英語力を判断する基準として設けられている資格です。TOEICには、合格や不合格といった基準が存在していません。TOEICでは点数(スコア)が出されることで、英語力の高さを示します。就職する前には、TOEICで何点とれば資格として良い評価が貰えるのか、確認しておきましょう。

点数が700点未満だと書いてもアピールにならないことも

TOEICを履歴書の資格欄に書く場合、どのぐらいの点数ならばアピールできるのでしょうか。TOEIC公式サイトの「スコアとできることの目安」を見るとわかります。700点未満のスコアの場合は、基礎的な英語しか理解することができません。そのため、英語を用いる職場ならば、最低でも700点以上はとっておくべきでしょう。英語を用いる職場で700点未満の点数をアピールしても、評価には繋がりにくいのです

企業によっては入社時までの目標点数を定めている

入社時までの目標点数を定めている企業もあります。その場合は、履歴書を提出する前に目標点数をとれるよう、努力が必要です。目標点数に達さない場合には、履歴書に現時点での点数を書いて、入社までに目標点数をとるための努力計画と方法をアピールしてください。そうして意気込みややる気が伝われば、良い評価を受けられる可能性があるでしょう。

就活で履歴書にTOEICの点数を書く方法

次に、履歴書にTOEICの点数を書く方法を紹介します。間違った書き方をして採用担当者に悪いイメージを与えないためにも、把握しておきましょう。

受験年月・試験名・スコアを「免許・資格欄」に記入する

履歴書にTOEICを記載する場合、テスト名は省略せずに「受験月日・試験名・スコア」を書きます。受験年月は試験の実施月を他の資格と同じように書き、試験名は「TOEIC Listening&Reading Test」と書いてください。スコアは「○○点取得」と書いておけば伝わります。字が汚くならないように丁寧に書きましょう。

点数に有効期限はないが証明書の再発行は2年以内

国際ビジネスコミュニケーション協会によると、TOEICで獲得した点数に有効期限はありません。取得から何年経っても、履歴書の資格欄に記載できるのです。しかし、証明書の再発行は2年以内と決められています。もし企業がTOEICの点数提出を求めた場合は、確認しておきましょう。

TOEICは就活を始める1ヶ月前までに受験しておく

TOEICを受けたが把握しておくべき、TOEICを受けておくべき時期をご紹介します。TOEICを履歴書に記載する場合は、就活を始める1ヶ月前までに、受験をしておきましょう。その理由を、次でご説明します。

1ヶ月を切ってから受験しても点数が出ない

TOEICを履歴書に書く場合は、就活を始める1ヶ月前までに受けようとご紹介しました。その理由は、TOEICの結果が出るまでの期間が大体1ヶ月だからです。つまり、就活まで1ヶ月を切ってからTOEICを受検しても、履歴書を記入するまでに結果が出ないのです。履歴書にTOEICの点数を書いて就活でアピールをしたいのであれば、必ず1ヶ月前までに受験しておいてください。

空き時間を使って細目に勉強する

大学の勉強や就活、アルバイトなど毎日忙しくしている学生にとって、TOEICを受験するために別に勉強時間を設けることは、難しいかもしれません。TOEICは2~3日だけ集中して勉強をしたからと言って、スコアがすぐに上がる訳ではありません。また、山を張って一部分だけ集中的に勉強しても、なかなか点数に反映しにくいです。

そこで、忙しい毎日を上手に使い、細目な勉強をおすすめします。毎日〇時間以上TOEICの勉強をすると決めてもなかなか実践できません。日々の生活に自然に取り入れられる、空き時間をこまめに使った勉強法がおすすめです。TOEICには聴く能力と話す能力のテストがありますが、電車やバスなどで移動する際に対策用に録音された会話やスピーチなどを聴くと、耳を英語に慣らすことができます。また、単語やイディオムなども手帳にまとめておき、繰り返し見ることや、小さいサイズの参考書で常に持ち歩いて、まめに読むなどの勉強法もおすすめです。

専用の問題集を使った勉強法がおすすめ

TOEICで高得点を目標として勉強するときは、TOEIC専用の問題集の使用をおすすめします。総合的な英語力を身に付けることはもちろん大切です。しかしTOEICは決まった時間の中で実施される試験です。毎回、どのような内容の問題が出題されて、正しい答えは何なのかを自分で理解してシュミレーションすることが最も有効な勉強法と言えます。検定試験や資格試験を合格したい場合、総合的な知識に加えて過去の問題と回答を勉強する方法の「傾向と対策」が大切です。

書店の資格コーナーには、TOEIC専門の一角も設けられていますので、自分でいくつかの書店に足を運び、使いやすいテキストや問題集を探してみましょう。問題集は過去問題集・ボキャブラリーなどの専門のテキスト、などさまざまなタイプがあります。できるだけ公式テキストを選ぶようにすると、効率的にTOEIC対策ができますので、ぜひ覚えておいて下さい。

就活でTOEICの嘘の点数を申告してもバレにくい

TOEICの点数は自己申告制となっています。TOEICで点数を取得した際には、証明書が発行されるでしょう。万が一、点数に関して嘘の申告を企業にしてしまった場合、「確認のため証明書の提出を求められたらどうしよう」と、不安になりますよね。TOEICのスコア証明書は、就職前に確認されたりするものなのでしょうか。証明書の提出の有無について、以下で見ていきます。

面接の時点で点数の証明書を求められることはほぼない

内定後に、点数確認のためTOEIC証明書の提出を求められるケースは、ほとんどありません。ですので、履歴書にTOEICの嘘の点数を書いたとしても、バレる可能性は少ないでしょう。しかし、あくまでも「ほとんどない」というだけで、企業によっては提出を求められる場合もあります。ですので嘘はつかないようにしましょう。

企業によっては内定後に英語力を試す機会を設ける

点数確認のため、TOEIC証明書の提出を求められるケースは少ないです。しかし、内定後に英語の実力を試すために、テストを実施する企業もあります。採用時にTOEICを重視している企業ならば、特に英語力が求められるわけですから、実力確認をおこなうのも納得でしょう。そのため証明書を出さなくとも、もし嘘をついてしまえば、バレるのは時間の問題なのです。

嘘の点数だとバレたら最悪の場合は内定取り消しとなる可能性もある

もちろん大前提として、就活における嘘はいけません。そもそも履歴書は、文書としては公的な書類に分類されます。ですので、嘘の記述をしてしまえば経歴詐称となるでしょう。TOEICに嘘の点数を書いたとバレた場合には、経歴詐称として内定取り消しになる可能性も高いです。十分に気を付けて、嘘はかかないようにするのが得策といえるでしょう。

TOEICの点数は就活で評価されやすいため勉強して損はない

TOEICの点数は、就活において重要視されやすい傾向にあります。そのため、就活前に勉強をしておきましょう。しかし、1か月前に受検しておかなくては、結果が届きませんので、早めの受験をおすすめします。
ここで紹介したように、専門書を購入したり、最近では学習用アプリも登場していますので、そちらを活用したりして、時間を有効に使い勉強していきましょう。

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