2016年12月12日(月) 更新

初任給の額に惑わされない新卒での企業選びの方法

新卒初任給は企業や学歴・職種で異なる

新卒の就職活動における指標ではとして、どうしても初任給に目がいってしまいがちです。企業によっても新卒の初任給は大きく異なっています。初任給については業界ごとのランキングもあり、ある程度は確認可能です。
また、4年卒の場合と大学院卒、さらには文系と理系、職種の違いによっても初任給の額は大きく異なってきます。

大卒初任給の方が高い企業が大半

一般的には高卒よりも大学卒のほうが初任給は高く、文系よりも研究職を含む理系のほうが高く、さらいいえば、4大卒よりも大学院卒のほうが初任給の方が高い傾向にあります。
これは大半の企業に当てはまります。就職活動時にその企業によって異なる新卒初任給について把握しておくとよいでしょう。

新卒の給与では年収額が分かりにくい

初任給はあくまでも毎月の給与であり、新卒の年収ベースで考えた場合は分かりにくい面があります。
求人が出ている場合でも、1年目の新卒の年収ベースがいくらかという明確な想定金額は示されていません。記載されていても1年目の賞与が寸志レベルなのか、数ヶ月支給されるのかといった情報にとどまっています。もちろん、この年間所得で考えた場合には初任給に加えて、残業代や諸手当、さらには福利厚生といった年収にみえてこない部分も出てくるわけです。

福利厚生や賞与額もチェックしたい

さらにはもっとも大きな福利厚生である住宅手当など、新卒の初任給だけでは分かりづらい要素です。だからこそ、求人の情報に少ない福利厚生、諸手当、賞与などの情報も加味したうえで、年収がいくらになるかといった観点を持ちましょう。企業選びにおいて重要な部分です。

新卒初任給だけでなく企業の将来性も判断する

新卒の初任給、そして新卒の年収ベースの見方を説明しましたが、実際に長く務める企業であれば、最も重要なのは生涯賃金であり、昇給率です。他にも、年功制が強い賃金体系なのか、実力主義の賃金体系なのかというところの見極めと調査になります。こうした広い視野での賃金の見方をしておけば、就職活動の際の求人情報の見方、そしてOB訪問や人事との質疑でも違った対応ができます。

企業説明会やインターンシップで雰囲気を知ろう

もちろん、賃金をストレートに聞くことはNGですが、従業員に対する賃金の考え方は従業員をどれだけ大事に考えているのか、どれだけ人人材に投資しているのかをはかる重要なファクターになることは間違いありません。ネットの口コミサイトの情報は不確定のため、できれば企業説明会やインターンシップに参加し、先輩社員の生の情報を手に入れましょう。
新卒の就職活動でできることには限界がありますが、常に意識しておくべき要素です。

新卒は初任給の額だけでなく年収や企業の将来を見据えた判断を

就職活動を行うにあたって、新卒の初任給は間違いなく目に留まる項目の1つです。しかし、この新卒の初任給にあまりとらわれすぎてもいけません。なんといっても年収ベース、生涯賃金、賃金の考え方が年功序列か実力主義かという大きな部分とは異なるからです。実際に企業へ訪問する機会などがあれな、先輩社員に聞いてみるのもよいです。上記の内容をある程度は意識した就職活動を勧めましょう。

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