2018年12月20日(木) 更新
ANAのインターンシップの内容とは|事業の詳細と選考対策資料もご紹介
目次
ANAは国内トップの航空会社
航空業界は、就職企業人気ランキングでも上位にランクインする企業が多いのですが、中でもANAグループは、半世紀以上の歴史があり、海外にも多くの路線を抱える世界有数のメガキャリアです。
業界動向サーチによると、日本の航空業界の売り上げシェア率はANAホールディングスが52.6%を占め、国内トップとなっています。このような人気企業の内定を勝ち取るには企業研究は欠かせません。まずはANAの事業内容を把握しておきましょう。
ANAグループの事業内容
ANAグループとは
ANAグループとは、日本ヘリコプター輸送と極東空港が合併して誕生した、売上高、旅客数とも国内トップの航空会社です。傘下に、バニラ・エアとピーチ・アビエーションのLCC2社を持っています。2013年4月1日に、全日本空輸株式会社からANAホールディングス株式会社へ商号が変更になりました。
2016年度の年間輸送客は、国内線3,866万人、国際線911万人と国内最大の輸送力を誇ります。
また、90都市に就航していて、アジアの航空会社への出資も検討中です。英国SKYTRAXが運営するワールド・エアライン・アワードでは、最高評価の「5スター」を4年連続で受賞し、世界に認められる航空会社に成長しています。
ANAグループの事業内容:国際線
ANAグループの国際線における事業内容をみていきましょう。1986年に成田‐グアム線で定期路線進出を果たすと、これをきっかけに80年代末までに欧米やオーストラリアへも路線を拡大していきました。1999年には航空連合に日本で初めて加入し、国際線ネットワークを充実させたのです。その後は、アジア路線に戦略転換をおこない、日本とアジア市場を結ぶ国際貨物ネットワークを構築しています。
ANAグループの事業内容:国内線
続いて、国内線における事業内容をみていきましょう。ANAグループは1960年代になると、ほかの航空会社との合併や路線継承で、国内線ネットワークを拡大しました。2011年代には、どの航空会社よりも早くボーイング787型のワイドボディ機を導入し、国内線で旅客数首位の座に立っています。2015年には、世界最多の44機のワイドボディ機を運用し、日本を代表する航空会社であるJALグループに匹敵する存在に成長している、といえるでしょう。
ANAと他の航空会社を比較しよう
航空業界は就活生からの人気が高いといえます。難関大学からの志望者も多く競争率が高いため、真剣に取り組まなければ内定を獲得するのは難しいでしょう。航空業界への就職を志望しているなら、業界研究・企業研究が欠かせません。
そこでおすすめなのが、航空業界大研究Bookです。ANAやJALの特徴、ポイントを比較することができ、業績推移などもまとめて確認することが可能です。無料でダウンロードできるため、航空業界への就職を目指している人はぜひ参考にしてみてください。
航空会社と一般企業のインターンシップは違う
「航空会社のインターンも、ほかの企業と同じなので、とくに対策はしなくていい」と思っている就活生も多いのではないでしょうか。実は、航空会社と一般企業のインターンは違います。一般企業のインターンは、働いている社員の方と同じ業務をする場合が多く、どのように働くのか直接体験することができるのです。しかし航空会社のインターンは、お客様の命や個人情報を扱うため、社員の方と同じ業務はほとんどできません。
「航空会社のインターンシップも、ほかの企業と同じなので、とくに対策はしなくていい」と思っている就活生も多いのではないでしょうか。
ANAグループのインターンシップ内容
ANAのインターンシップは職種によって異なる
ANAのインターンシップは、応募する職種によって内容が異なります。募集職種は、グローバルスタッフ職(事務)、グローバルスタッフ職(技術)、客室乗務職、自社養成パイロットの4つがあり、それぞれでエントリー受付期間や、受入期間、就業体験内容が異なるのです。そのため、応募するときには注意しましょう。
ANAのインターンシップ【グローバルスタッフ職(事務)】
航空会社の仕事であるエアラインビジネスについて、どのくらいの人がイメージできるでしょうか。ANAでは、航空会社がもつ「オペレーション」「マーケティング&セールス」「経営」といったさまざまな機能について、理解してもらえるようにインターンシップのプログラムが組まれています。
「グローバルスタッフ職(事務)」のインターンシップは、社員が日々取り組んでいるテーマを「社員の視点」で考えるプログラムになっているのです。
ANAのインターンシップ【グローバルスタッフ職(事務)】
【予定されているインターンシップ日程】 4日間
1.エアラインの事業戦略・サービス・プロダクト・プロモーション等の企画提案
2.エアラインの事業環境・マーケティング戦略など、エアラインビジネスに関する講 座
3.事業所(汐留本社・羽田空港・その他)の見学 など
ANAのインターンシップ【グローバルスタッフ職(技術)】
ANAのエンジニアの活躍領域は技術的な領域のみならず、「品質保証」「生産計画」「部品調達」「教育訓練」「総務企画」「整備現業」など航空機整備業務に関連する領域をも含みます。また、現場で培った知識や技量、経験といったものを基に、専門性が構築されるのです。
技術職のインターンシップでは、エンジニアとしての業務を「働く」視点で伝え、ANA社員の目線でエンジニアを実感してもらいます。
ANAのインターンシップ【グローバルスタッフ職(技術)】
【予定されているインターンシップ日程】 4日間
【予定されている就業体験内容】
1.エアラインの事業環境・ANA経営戦略などに関する講座
3.事業所の見学 など
なお、2については、昨年は実際の職場で約1日実務体験がおこなわれました。
ANAのインターンシップ【客室乗務職】
このインターンシップで、お客様から見えない客室乗務員の仕事までも知ることができ、客室乗務員として働くことを体感することができます。現役客室乗務員も参加するので、現場の話を直接聞けるのです。エアラインビジネス全体についての講座もあるので、業界研究をこれから始めるという方も参加できるようになっています。
ANAのインターンシップ【客室乗務職】
【予定されているインターンシップ日程】 1日間
【予定されている就業体験内容】
下記テーマに基づいた講座やグループワーク
1.エアラインビジネスについて理解を深める
2.安全を支える客室乗務職の業務を知る
3.「お客様視点」に基づいたANAのおもてなしを体感する
※現場社員からのフィードバックを予定
ANAのインターンシップ【自社養成パイロット】
ANAの「パイロット」の仕事を、グループワークや座談会を通し、知ってもらうための2日間です。パイロットの魅力について現役パイロットから話をきくことができます。安全運航を支える訓練など、グループワークから学ぶようになっているのです。
ANAのインターンシップ【自社養成パイロット】
【予定されているインターンシップ日程】 2日間
【予定されている就業体験内容】
1日目:業界を知る
①エアライン事業について
②パイロットの仕事とは
2日目:パイロットを知る
①グループワーク(模擬訓練体験・コミュニケーションスキル)および、現役パイロットからのフィードバック
②パイロットとの座談会
③職場見学
ANAのインターンシップ選考対策
①エントリーシート
ANAのインターンシップ対策として、まずはエントリーシートについて見ていきましょう。
ANAのインターンシップ選考で、とくに難関であるエントリーシート選考を突破するには、特殊な質問に答えなければいけません。「あなたを自己評価するとして、あなたは何におけるNO.1ですか。その理由をあわせて記入してください」などの特殊な質問がされるので、事前に頭に入れておくことが大事になります。
.現時点の自分を自己評価するなら何のNo.1だと思うか。理由も含めて
【チームの目標達成の為に努力を惜しまないNo.1】
サッカーサークルで「年間リーグ優勝」に向け尽力しました。チーム強化の為に広報係として何ができるか考え、試合における選手の動きを細かく記録し随時ブログに更新する事を提案し、実行しました。専門知識が乏しかった私にとってスピーディーに試合の記録を取る事は困難でしたが、ベンチの選手に質問したり、効率的な記録を取るための方法を体育会のマネージャーに聞いたりして、漏れなく試合の記録を残すことに努めました。それにより、個々の現状を本人も他メンバーも認識し、チーム力の底上げに繋がりました。結果、年間リーグ優勝の目標を達成することができました。この気概を持って貴社でも活躍したいです。
②面接
ANAのインターンシップ選考の最後となるのは、面接です。上記でエントリーシートが一番重要だと述べましたが、当然ながら書類選考を通過すると面接選考も受けなければなりません。面接では、一般的なコミュニケーション能力が重要になります。面接で落とされる可能性がまったくないわけではありませんので、事前に模擬面接などの対策をしておきましょう。
ANAの就活はインターンシップから始めて採用に近づこう
国内トップの航空会社ANAが実施するインターンシップは人気があり、倍率も高いです。ANAのインターンシップは、応募する職種で実施日や内容など異なります。エントリーシートは、「何度も添削を繰り返しレベルの高いものを作成する」こと、面接では「最後まで気を抜かず取り組んでいる姿勢を見せる」の2つを意識して、インターンシップ選考の対策をおこなってください。インターンシップは採用選考への第一歩ともいえます。インターンシップに参加して就活にはずみをつけましょう。また、キャリアパークでは、内定した先輩方のESを資料にまとめています。インターンシップに参加して、絶対受けようと思う人が大半でしょう。後々のために、今から準備しておくことが、内定への近道です。航空業界の内定が絶対に欲しいという方は、今すぐ下の画像をクリック!
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