2020年06月17日(水) 更新

私服を指定されたら?説明会・インターンでの服装マナー

会社説明会やインターンに「私服でお越しください」という会社の意図は?

ほぼすべての人が、就活は基本的にスーツで行うもの、という認識が強いでしょう。しかし、最近の就活はそうとも限りません。
企業の中でも、昨今は私服出勤というスタイルをとっている会社が多く、会社説明会や企業説明会をはじめとして、インターンなどの就活についても、会社のカラーに合わせて私服でOKという会社も多くなっているのです。
会社がそういうスタイルを導入するのは、どういった意図があるのでしょうか?企業の意図を把握すると、適切な服装も見えてくるものです。

説明会の場で「就活生の普段の雰囲気」を見たいという意図がある

「スーツを着てくるとかしこまってしまうだろうから」
「普段の服装から、その人『らしさ』を見たい」

企業が就活生に、会社説明会・企業説明会での私服参加を求めるのは何故でしょうか。これは、インターンで会社が私服指定をする場合も同じような意図です。ましてや、会社説明会や企業説明会となれば緊張せずに肩の力を抜いて、しっかりと自分たちの企業の事を理解してほしいのという思いは、どの会社にもあるもの。だからこそ、あえて「私服」で来て欲しい、としているのだと考えましょう。

ですが、例えばアパレル系や、選考がある程度進んだ段階で、私服の指定がある場合は事情は別です。その場合も当然ながら、改めて「素の就活生を見たい」という理由が含まれてくる可能性は高いものの、かなり限定的な企業や段階で確かです。どちらかというと、その人のセンスを見極めたいという意図があるでしょう。

会社側の「リラックスして会社説明会に参加できるように」という想いも

就活生に、「就活で緊張をするな」といっても、どうしても無理があるものです。着慣れていないスーツを着て緊張しますし、採用担当者を前にすると頭の中が真っ白になる人もいるはず。
ですが、就活では選考のときに自分を出せないようだと、当然ながらマイナスの評価しか与えられません。「それならば、いつもの服装で」という考えの元に、この「私服でお越しください」という企業からの想いでもあるのです。

その他にも、業界によっては「応募者のファッション感覚をアピールしてもらう」という考えもあります。特に販売職として就職を希望する場合、自社ブランドの服を着ることになるでしょう。ですが、店頭に立ってから「このタイプの服は彼女のイメージに合わないので、宣伝効果が薄い」となっても、採用した企業は困りますし、就活生本人にとっても気の毒な話。こういった、お互いのミスマッチを防ぎましょうという意味もあるのが、会社説明会・企業説明会やインターンで私服を指定される意図なのです。

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インターンや会社説明会に相応しい「私服」の形とは?

就活生に対して、企業が「私服でお越しください」という意図について見てきましたが、ではインターンや会社説明会に相応しい、「私服」の形とは何でしょうか?

就活生を対象に1678名から集計したアンケートによると、「就活で私服指定だった時、何を着ていいかわからない?」という質問に対して、66.1%の人がYes、33.9%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)やはりいきなり私服指定をされると、就活生の多くは困ってしまうようです。

会社説明会やインターンで私服を指定されたときの適切な服装は、意識としては「スーツと完全な私服の中間ぐらいの服装」と考えれば良いでしょう。とはいえ、就活生として注意すべき点はありますから、相応しい私服の形もしっかりとチェックしてください。

「就活生としてどうか」考えてみる必要がある

まず大事なのは、いざ私服を身につけた際、姿見などで自分の姿を確認してみることです。
就活生として清潔な服装であるか。みっともなさはないか。客観的に見て印象良く見えるか。何となしに「これでいいだろう」では危険なのです。いくら「私服でお越しください」と言われて、企業からも素のあなたが見たいという意図があったとしても、説明会やインターン、そして面接などで服装が与える第一印象は、面接官からすれば意外と大きな採用の要因にもなり得るのです。

では具体的に、どのような服装(私服)で会社説明会(企業説明会)やインターンに臨むのが良いのでしょうか?

「私服でお越しください」と言われたらオフィスカジュアルがオススメ

会社説明会(企業説明会)に、「私服でお越しください」と言われたら、あまりラフな服装は避けるようにしてビジネスシーンでも通用する、いわゆる「オフィスカジュアル」のような服装がベストの私服です。これはインターンでの服装にもいえるでしょう。Tシャツにジーンズなど、完全にプライベートな恰好で参加すると、企業側からすれば、「場をわきまえないのかか」と思われてしまうかもしれません。そうした点を考えると、私服に近いもののビジネスマナーを弁えてるオフィスカジュアルが良いといえるのです。

私服におすすめな組み合わせの具体例をご紹介

説明会に私服でお越しくださいといわれた場合、気楽に参加してほしいというのが企業側の意図ですが、とはいえあまりラフすぎる格好は浮きますし、ビジネスの場と考える相応しいともいません。そうなると、あくまでもオフィスカジュアルが望ましいという事は分かりましたが、具体的にどのような服装が私服として好ましいのでしょうか?
最後に、その点を男女別でご紹介します。

会社説明会・インターンでの男性の私服は「ジャケット」「チノパン」「革靴」

男性の「オフィスカジュアル」の服装は、スタンダードもあることから、考え方は非常にシンプルかつ簡単です。
ジャケット、シャツ、チノパンなどを使った「綺麗めな服装」を想像して組み合わせるのがオススメです。ダークトーンでまとめるのが望ましいですが、全身真っ黒も避けた方が無難です。

ベージュやブルー、ライトグレーといった明るい色味の私服を選ぶと、会社説明会(企業説明会)やインターンでは、就活生らしい清潔感が演出され好印象を持ってもらえるはず。また、足元は黒の革靴を選ぶと全体のバランスが取れますよ。

会社説明会・インターンでの女性の私服は「ジャケット」「襟付きシャツ」

女性は会社説明会(企業説明会)やインターンでは、私服を普段着に見せない工夫が必要です。清潔感があり、かつ明るめな格好を心がけましょう。
トップスは襟付きのシャツかブラウスが無難です。素材は張り感があったり、なめらかな質感の素材を選ぶと、より女性らしさを演出してくれるでしょう。ポイントは就活生らしく、あくまでも清楚なイメージを持って私服をコーディネートする、という点です。
では、ボトムズと靴の組み合わせもご紹介します。

女性はボトムスを「膝丈スカート」にして「パンプス」を履くのが無難

ボトムスは膝丈のスカートが、女性らしく上品に見せてくれるのでオススメです。あまりしないとは思いますが、短めのスカートは避けたい私服なので注意が必要です。
また足元は、黒の革パンプスがスタイル良く見せてくれるのでオススメです。服装は足元から。パンプスに合うコーディネートがベターですよ。

私服で指定されている場合スーツは避けよう

服装の指定がない場合はスーツで行くのが無難といえます。しかし、「服装は私服」と明記されている場合は「スーツ以外の服装」という認識でいましょう。人事側は、会社の雰囲気に合わせることができるか、という点も採用基準のひとつとして見ています。

スーツを万能視し過ぎない

もし、ラフな社風の会社なのに、不安のあまりスーツで参加してしまったら、「社風」に合わないという判断をされかねません。スーツは決して万能ではない、ということをしっかり認識しつつ、志望企業に会わせた服装で挑みましょう!

会社説明会・インターンで「私服」を指定されたらオフィスカジュアルを!

会社説明会やインターンに「私服でお越しください」と指定されたときの、適切な服装についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
私服といっても、服装はどうしても人によって嗜好が違いますし、個性も出てしまう部分です。だからこそ、就活で相応しい私服選びに迷ってしまうかもしれませんが、重要なのは清潔感とマナーを守る事です。
会社説明会やインターンの場では、目立つ事よりも無難に学びに行くという点を意識して、適切なオフィスカジュアルをTPOにあわせて使い分け、有意義な時間にしましょう。

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