2019年05月20日(月) 更新
【内定後のお礼状の書き方】記載項目や例文をご紹介
内定後にお礼状は必要?
内定が決まると大変だった就活も一段落し、ほっと落ち着く人も多いでしょう。しかし、内定が出たからといって、すべてが終了するわけではありません。内定後もやることは数多く存在し、お礼状もそのひとつです。お礼状は感謝の気持ちを表すものであり、必ずしも送らなければならないわけではありません。
企業に感謝したい、少しでも丁寧に気持ちを伝えたいと思った時に、希望者だけが作成するのが普通です。しかし、内定後は感謝の気持ちを伝えたいと思うかどうかに関係なく、お礼状をを送るのがマナーです。内定後にお礼状がないと、印象が悪くなることも少なくありません。内定後に関してはお礼状は必須と考え、どのように作成するのか、細かい書き方までマスターしておきましょう。
内定後のお礼状は手書きかメールか
内定後にお礼状を作成する場合、手書きかメールかで悩む人は多いでしょう。メールの場合は厳密にはお礼状とは違い、お礼メールとなりますが、感謝の気持ちが伝えられるという点では共通しています。企業への感謝の気持ちは、内定後素早く伝えることが大切で、間を開けるのはNGです。素早く感謝の気持ちを伝えるためにも、まずはどのような方法で連絡すべきかを知りましょう。
基本的にはメールでOK
内定後のお礼状は、基本的にはメール、つまりお礼メールで問題ありません。メールは素早く相手に気持ちを伝えられることがメリットで、送信してすぐに感謝の気持ちが企業に伝わります。内定にのお礼はとにかく早く伝えることが大切であるため、スピードを重視してメールを選んでも問題はないでしょう。手書きのお礼状でも当然問題はありませんが、企業に届くまでに若干時間を要する点には注意が必要です。
内定の通知を受けて当日中に送ったとしても、企業に届くのは数日後です。企業の休業日を挟む場合はさらに伝わるのが遅れて、場合によっては連絡が遅いとも思われかねません。その場ですぐに感謝の気持ちを伝えるためにも、メールを利用するのが一般的と考えましょう。
メール+手書きの書状がおすすめ
内定後に企業にお礼の気持ちを伝えるならメールがおすすめですが、その後重ねてお礼状を送っても問題はありません。むしろメール+お礼状で重ねて感謝の気持ちを伝えることで、より丁寧さがアピールでき、好印象にも繋がりやすいでしょう。メールは素早く伝えられることがメリットの反面、手書きと比べると温かみが感じづらいです。
手書きは時間はかかるものの、気持ちをより念入りに伝えやすく、印象もよくなりやすいでしょう。どちらか一方だけでも構いませんが、就職する企業なら両方送って、少しでも印象をよくしておくのがおすすめです。内定を保留、辞退する企業はお礼メールのみ、就職する可能性のある企業は、メール+お礼状と使い分けてもいいでしょう。
内定後のお礼状は封筒に注意
お礼状を出す場合は、書状を作成して郵送となるため、封筒に入れて送らなければなりません。この時使用する封筒には注意が必要で、どのような封筒を使うかで与える印象は違ってきます。企業に郵送物を送った際、最初に見られるのは封筒です。この時点で印象が悪いと、せっかくのお礼状の魅力が半減しかねないことは理解しておきましょう。感謝の気持ちをより丁寧に伝えるためにも、入れ物となる封筒にも細部まで気を遣うことが大切です。
白色無地が基本
お礼状を封入する封筒は、白色無地が基本です。色が付いていたり柄が付いていたりすると、それだけでカジュアルに見えて印象が悪くなるため注意が必要です。内定が決まったからといって、企業とフランクに接していいわけではなく、これまで通りフォーマルな関係を心がける必要があります。
むしろ内定後は、就活時よりも社会人としての振る舞いを求められるため、内定後のお礼状のやり取りもフォーマルなものと考え、細部までこだわりを持つことが大切です。また、マナー的には茶封筒でもOKとされる場合もありますが、少しでも見た目の印象を大切にしたいなら、白色を選びましょう。白色無地の封筒のほうが、清潔感がアピールしやすく、見た目もよく見えてお礼状から好印象を獲得しやすいです。
サイズは同封する書類の有無で決める
封筒のサイズは、お礼状と一緒に送る書類の有無で決めましょう。お礼状のみを送る場合は小さめの長封筒でも構いませんが、それ以外の書類も含む場合は、大きめの角形2号サイズがおすすめです。内定後に書類提出を求められることは多く、内定通知後一定期間以内に、内定承諾書を郵送しなければならないということもあります。
内定承諾書はA4サイズが一般的で、折り目を付けずに企業に届けなければなりません。そのため、お礼状と一緒にこれを送るなら、A4サイズがそのまま入る角形2号の封筒を選びましょう。反対にお礼状しか送るものがないなら、折って小さめの封筒に入れても構いません。折る場合は折り方にも注意し、雑な印象を与えないようにしましょう。
内定後のお礼状に記載する項目
お礼状は企業に対しての感謝の気持ちを伝えるものであるため、自分なりの言葉で正直な気持ちを記すことが大切です。そのため、フォーマルな書類ではあるものの、内容はそれほど形式ばっている必要はなく、その他の就活書類に比べると自由度は高いと考えましょう。しかし、自由に作成できるといっても、最低限記載しておくべき項目は決まっています。どのような項目で記載するかを知り、ふさわしい内容を考えていきましょう。
導入のあいさつ
お礼状は手紙の形式を取っているため、まずは導入のあいさつから始めなければなりません。手紙の形式では「拝啓」から始め、その後時候のあいさつに移るのが基本です。「前略」といった別の表現もありますが、これは親しい間柄で使用するもので、企業に対して使用するのには不向きです。
敬意を表することが大切であるため、「拝啓」で始めて時候のあいさつへと移りましょう。時候のあいさつは、その時の季節に合った表現を用いることが大切です。「○○の候」といった表現が多く、○○の部分はお礼状を出す時期によって変えましょう。また、「時下」というオールシーズン使える表現もあり、こちらを使用するのもおすすめです。
内定へのお礼
お礼状は内定をもらったことへの感謝の気持ちを伝える書状のため、お礼の気持ちは外せません。導入のあいさつが終わってすぐに述べることで、より丁寧に感謝の気持ちを伝えやすくなるでしょう。お礼を後回しにしてしまうと、気持ちが伝わりづらく、お礼状を出す意味が半減してしまいます。
文中でお礼の言葉が記されていれば失礼になることはありませんが、より印象付けたいなら前半で感謝の気持ちを述べることを意識しましょう。また、お礼の言葉は最初だけに限らず、途中でも繰り返し伝えることが大切す。何度か繰り返すことで、より丁寧に感謝の気持ちを伝えることができ、好印象にも繋がりやすいでしょう。
就職に向けての気持ち
内定を承諾することが決まっているなら、意欲も述べておきましょう。まだ迷っているなら単にお礼を述べるだけで終わっても構いませんが、就職への意欲があるなら、仕事に対する気持ちも伝えておくことが大切です。意欲の高さを述べると、やる気が伝わって好印象を与えやすいでしょう。
就職後どのように活躍したいか、どのような仕事をしたいかを簡単に伝えることが大切です。また、残りの学生生活の過ごし方について述べてもいいでしょう。仕事への意欲や企業に対する優先度の高さをアピールする項目のため、できるだけ熱意が伝わる前向きな内容で書くことが大切です。
締めのあいさつ
締めのあいさつでは、重ねて感謝の気持ちを伝えると、より全体を通してお礼を述べていることが伝わりやすく好印象にもなりやすいでしょう。きちんと締めの部分を作っておかないと、全体にメリハリがなく印象に残りづらくなってしまうため注意が必要です。締めのあいさつは、ある程度形式が決まっているため、それに即して考えるといいでしょう。
基本的には、「末筆ながら、貴社ますますご清栄をお祈り申し上げます」という文言で締め、最後に敬具とします。「末筆ではございますが」や「貴社ますますのご活躍を」など、細部の表現は変えても構いません。「拝啓」で始まっているなら、必ず「敬具」で結んで最初と最後をリンクさせるようにしましょう。
お礼状の例文
例文
- 拝啓 時下、貴社益々のご活躍のことと、心よりお慶び申し上げます。 この度は内定のご連絡を頂き、誠にありがとうございます。春から貴社の一員として活躍できるよう、残りの学生生活も悔いなく過ごしたいと考えています。 面接では皆様方には大変お世話になり、1日でも早く恩返しができるよう、日々精進して参りたいと思います。 今後ともご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 末筆ではございますが、貴社益々のご清栄をお祈り申し上げます。 敬具
お礼状では自分の素直な気持ちを伝えることが大切なため、個人的な感想を含めるようにしましょう。自分なりの言葉を使うことで、テンプレ通りと思われることなく、より丁寧に気持ちを伝えられます。また、書面の場合は「御社」ではなく「貴社」のため、細かい表記にも注意して書き上げることが大切です。
内定後はお礼状を送るのがマナー
内定後はお礼状を送るのがマナーであり、特に就職したい企業なら、できるだけ早く送ることを心がけましょう。スピードを重視してメールを送るのはOKですが、さらに丁寧に感謝の気持ちを伝えたいなら重ねてお礼状を送るのもおすすめです。メールと書状の両方で感謝の気持ちを伝えると、より丁寧さが伝わって印象がよくなるでしょう。
お礼状は自分の気持ちを正直に記すことが大切ですが、ある程度形式や記載する項目は決まっています。テンプレの形に添って作成しながらも、細部では自分の言葉で気持ちを伝えることを心がけ、作成することが大切です。お礼状は内定後の最初の作業であるため、スムーズに就職へのステップを踏んでいくためにも上手に作成しましょう。
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