2020年01月31日(金) 更新

【エントリーシートの写真の撮り方】好印象を得る髪型・表情とは

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

第一印象となるエントリーシートの写真は重要

エントリーシートの写真は、企業への就活生の第一印象として重要な意味を持っています。

エントリーシートは履歴書よりも先に企業に提出することも珍しくありませんので、就活用の写真を撮影する最初の機会は、エントリーシートになることもあります。そのため、エントリーシート提出時点で自分をより良く印象付けられるかどうかは、その後の選考にも大事になってきます。

最近は就活用の写真を撮影する環境も、色々と恵まれています。方法によってはすぐに撮影して印刷することもできるので、エントリーシート用以外にも手軽に使いたい写真を手に入れたい時にも使えるようです。

自分の使いやすい方法を使って、良い就活用の写真を撮影していきましょう。

身だしなみや表情で印象が変わる

ES用の写真に写るときは服装や身だしなみに気をつけて、清潔感や真面目さを表すようにしてください。好印象を持たれたいのなら、真顔よりも口を閉じて少し微笑むくらいがよいでしょう。無理して笑顔を作ったり、歯を見せたりのはNGです。不自然な表情は良い印象を与えません。

キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

小さなミスで印象を落とさないために隅々まで目を配ろう

人は初対面の他人の情報のほとんどを身だしなみや表情などから受け取ると言われています。人事は数多くの選考書類に目を通しますので、「やればできること」で減点されないよう写真にも気を配りましょう。

写真を撮る前に身だしなみを見直そう

企業に入社する新入社員として、清潔感のある身だしなみを意識することが大切です。

身だしなみに整えるためにも、改めて就活マナーマニュアルを確認してチェックしておきましょう。

マナーを守った正しい身だしなみの知識があれば、見た目の面で失敗することがなくなるはずです。無料でダウンロードできるため、少しでも印象をよくするためにも内容を確認しておくことがおすすめです。

エントリーシートの証明写真を撮る方法とメリット・デメリット

写真スタジオ

写真スタジオでは写真の専門家が撮影を請け負うため、細かいデータ修正や焼き増しのしやすい印刷データの受け渡しなど、使い勝手のいい良質な写真を撮影しやすいです。

特に一度撮影した写真をデータ化してもらえるのは大変便利で、一度撮影してもらえばデータから速やかに焼き増しがしてもらえたり、データによってはコンビニなどでも印刷をすることが可能なのもありがたい点と言えるでしょう。

基本的に、写真スタジオで撮影をおこなう際は、証明写真用の写真撮影でも十分良いものが撮れることが多いです。

最近では、就活用写真専門のプランがある写真スタジオなども増えてきており、こちらではより就活にふさわしい写真を撮影することも可能です。

メリット:準備や調整をプロがしてくれる

写真スタジオでは撮影のための準備や写真調整など、細かな部分も全てプロが対応してくれます。そのため、就活生は指定された時間にスーツ着用で身だしなみをある程度整えてで向かうだけで、撮影可能なのが嬉しいところです。

撮影についての指示もプロが全ておこなってくれるので、指示通りに撮影してもらうだけで、良い部分を引き出した良質な写真になることでしょう。

就活写真専門の撮影をおこなってくれる写真スタジオ、例えばスタジオフォプロやスタジオ728などでは、更に細かくプロが対応してくれます。上記に挙げたこれらの準備とあわせてメイクやヘアセット、撮影後の写真修正も、撮影プランに含まれるものが用意されているようです。

こちらを使えば、より写真の品質を上げることも可能でしょう。

デメリット:金額が高い

様々なサービスがある分、写真スタジオで撮影をおこなうと金額もそれなりに高くなります。スタジオ撮影は安くても1,000円以上、メイクなどのセットプランであれば場合によっては10,000円前後かかる場合もあるようです。

その分一度撮影した写真は比較的安く焼き増しができるのですが、撮影の時点からできるだけ安く撮りたいという場合には、これはデメリットと言えるでしょう。

またこういったプランをおこなっている写真スタジオの場合、事前に予約をおこなう必要があることも珍しくありません。全国チェーンのスタジオであるカメラのキタムラなどなら、予約なしの簡単な撮影も可能なようです。

またこういった写真の撮影は、その場ですぐに写真が必要な場合に用意することが難しいというデメリットもあります。

スピード写真

スピード写真はコンビニやスーパーなどによく用意されている、写真撮影機を用いた写真です。これらは撮影機の中で指示に従うだけで、証明写真などを手軽に撮影することができます。

パスポートなど、身分証明用の写真を撮影するのに使用したことがある人もいるのではないでしょうか。

最近の撮影機では就活向けの写真をきれいに撮れるモードが追加されている機体があったり、撮影後の写真とは別にスマートフォンにデータをダウンロードすることができるものもあり、webエントリーシートにも使えるなど、使い勝手が向上してきています。

こういった点から、急に就活用写真が必要になったり、写真スタジオが近場にない場合などに利用する就活生も多いようです。

メリット:近所にもありお手軽

スピード写真の機体は比較的どこにでもあるので、近所でも見かけたことのある人は多いでしょう。このため、手軽に撮影することができるのが一番のメリットと言えます。

近所ですぐ見つからなかった場合でも、最近ではインターネットで設置場所が探せるため、急に必要になった場合もすぐに使えるというのはありがたいことです。

また値段も写真スタジオと比べればそこまで高くはなく、大体は700~800円程度の金額で撮影可能なのもメリットと言えるでしょう。データのダウンロードが可能な機体もあることを考えれば、場合によっては写真スタジオよりも便利に感じるかもしれません。

このように、写真撮影に時間や手間をあまりかけたくない場合は、スピード写真の方が良いという場合もあるようです。

デメリット:取り直しが1回で良し悪しの判断が自分のみ

簡単に撮影できる分、スピード写真では基本的に撮り直しが1回のみとなっています。

また、撮影にかけられる時間もあまり長くはないので、撮影前に自分で身だしなみなどをチェックしておかないと、撮影に失敗してしまうことになりかねません。

またスピード写真では、撮影後の写真の良し悪しの判断をできるのは自分のみとなってしまいます。写真スタジオでの撮影と比較すると、自力で質の良い写真に仕上げるのはなかなか難しくあります。

撮影時間が短いうえ、写真撮影のプロの力を借りられないというのは、スピード写真の大きなデメリットになるでしょう。時間がかかっても良質な写真を撮影したいのであれば、やはり写真スタジオの利用がおすすめです。

携帯(スマホ)

プライベートで自分の写真を携帯電話、あるいはスマートフォンでの撮影は経験あるでしょう。最近は携帯やスマホのカメラの質も非常に高くなっており、古いデジカメと比較しても良質な写真が撮れるようになってきています。

カメラの性能や、専門のアプリを使用して、エントリーシート用の写真を自撮りする就活生も増えています。

特にスマホの場合、就活用写真の専用アプリであったり良質なカメラアプリも簡単にダウンロードできるのが便利な点です。

撮影した写真をコンビニなどで手軽に印刷できることから、急に写真が必要になった場合でも使いやすいと好まれているようです。

メリット:お手軽でお手頃

自身の持っているスマホで撮影をする場合、その場ですぐに撮影が可能なだけでなく、金額もほとんどかからないのがメリットです。

コンビニなどで印刷する場合はプリント代こそかかりますが、多くても100円以内で印刷できるのがほとんどです。また自宅でプリントする場合でも、あまり値段がかかることはありません。

このため、他の方法と比較しても、一番安く写真を用意することができるでしょう。

また普段から写真を撮ることがあれば、そのための道具を就活用写真に使い回すことが可能です。アプリも無料でダウンロードできるものがそろっているのがメリットのひとつと言えるでしょう。

このように、スマホで撮影するのは一番手軽な方法であり、金銭的にも手頃であることが好まれる部分といえます。

デメリット:撮影の準備や良し悪しの判断が自分

スマホでの撮影の場合、やはり写真の良し悪しを判断するのは自分一人になってしまいます。その点はデメリットと言えますが、スピード写真と違い納得がいくまで撮り直しが何度も可能なのはありがたいところです。

あまり写真を撮り慣れていない場合でも、印刷に使うまでに何度か撮影すれば、ある程度の写真を撮影することは可能でしょう。

スマホ撮影のデメリットとしては、撮影の際の準備をすべて自分でしなくてはならない点も挙げられます。就活用写真の背景を用意したり、写真位置の調整や修正などの作業は全て自分でしなくてはいけないので、これらの撮影準備や道具などの用意が面倒に感じるのであれば、写真スタジオなどに行く方が良いでしょう。

写真を撮る際に押さえておきたい好印象を獲る身だしなみ

髪型は顔にかからないようにする

女性は顔周りをスッキリとさせるように、前髪やサイドに注意を払いましょう。ロングヘアの場合は、ハーフアップやポニーテールで髪をまとめるとよいです。

髪の毛の結べない長さであっても、ヘアピンなどを使用して耳とおでこを出して明るく清潔感のある印象を持たれるように意識しましょう。

男性は、整髪料ですっきりとまとめてください。好印象を持たれたいのなら、横髪は耳にかからないくらいで、前髪は眉と同じくらいの長さにします。清潔感をアピールするために、眉は適度な長さにカットし、もみあげ部分も短めにしましょう。

服装はリクルートスーツ

ES用に限らず、就活用の写真を撮るときの服装の基本は、白シャツに黒ジャケットといった就活向けの服装です。清潔感や誠実さを表現してみましょう。

シャツは、きちんとアイロンを掛けたものを使用してください。シャツがしわくちゃになっていると、だらしない印象を与えてしまいます。

襟や胸元にシワが無いようにする

就活用の写真は基本的に上半身の頭から胸元までの写真を使用します。撮影の際は、この実際に写る部分の身だしなみに、特に中有位をする必要が出てきます。

特にスーツを着用して撮影する際、襟や胸元にシワがある状態で撮影するのはNGです。シワがあるだけで、だらしなく見えたり不衛生に見えてしまうことがあるので、印象の良い写真にはなりません。

だらしなく見せないためにも撮影前にしっかりとスーツやシャツなどにアイロンをかけることももちろんですが、撮影直前には一度鏡などを使って確認しておきましょう。

撮影直前にも胸元周りをチェックし、しっかりと小さなシワなどを整えて撮影するだけで、より良い就活用写真に仕上げることができるものなのです。

写真を撮る際は肩の力を抜き口角を気持ち程度上げる

就活用の写真となると、真面目に顔を作って撮影しなくては、とどうしても肩に力を入れすぎてしまうことがあります。

確かに真面目な写真を求められているのですが、あまりに力が入っていると逆に印象が悪くなってしまうこともあるのです。

実際の撮影では適度に方の力が抜けている方が印象が良くなるので、できれば撮影前に深呼吸をするなどして、いらない緊張を抜いた状態で撮影しましょう。

また口もまっすぐ閉じた状態より、口角を気持ち程度上向きにした状態で撮影した方が、より印象の良い写真に仕上がります。

猫背や上目遣いは暗い表情になるためNG

座っているとついつい猫背になってしまう人もいるでしょうが、写真撮影の際は猫背はよくありません。

また目線だけでも上に向けようと上目遣いをするのもNGです。猫背での上目遣いは、撮影した写真が暗い表情に見えてしまい、印象を悪くしてしまいかねません。

写真撮影をする場合は、背筋をしっかりと伸ばし、顔もカメラへ向けて真っ直ぐに向けることを意識しましょう。背もたれのある椅子に座る場合は、背もたれに沿わせるように背筋を整え、やや胸を張るようにして姿勢を作ると、姿勢正しく撮影できます。

また目線は上に向けすぎず、気持ちやや上へ向けておく程度でいいでしょう。気持ちやや上ぐらいの目線でも、自然と前を向いている写真に仕上げられます。

好印象を与える写真は服装や身だしなみに注意して撮影しよう

写真から受ける印象で、人柄を見られる可能性があります。そのため、ESでは好印象の写真を準備する必要があるのです。

好印象を与える写真を撮るには、服装や身だしなみが重要になります。就活向きの服装で、真面目で清潔感のある印象になるようにしましょう。

写真館で写真撮影すると、クオリティの高い写真ができあがるため、印象に残る写真となります。

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