2019年10月01日(火) 更新

面接で聞かれる「最後に何かありますか」への適切な回答とは|逆質問の意図・上手な活用法を徹底解説

「最後に何かありますか?」と、逆質問はなぜ行われる?

「最後に何か質問はありますか?」とは、説明会や面接の最後におこなわれる逆質問。

なんとなく慣例化してるものと思っている人はいませんか?「最後に何か質問はありますか?」の逆質問には、重要な意図があるのです。

企業に対する志望度を測っている

本当に入社したいと思う企業であれば、募集要項や企業HPなどを調べ尽くして、面接質問したい内容、確認したい内容が自然と生まれてきますよね。

企業は、「何か質問はありますか?」という面接での質問を通して、その企業への志望度がどれくらい高いのか図っているのです。つまり、「ありません」と答えてしまうと、「御社の志望度は低いです、興味薄いです」と言ってしまっているようなものなのです。

良い逆質問ができる人は生産性が高いと判断される

「最後に何かありますか?」と聞かれ、適切な質問ができるのは、募集要項や企業HPや、説明を受けたことを、適切に理解しているからです。これは、社会人になっても活用できる能力と言えるでしょう。

「最後に何かありますか?」と聞かれ、よい質問ができる人は、相手から効率的に情報を引き出せます。そのため、生産性が高いとみられるのです。つまり、不適切な質問や、自分で調べればわかるような質問をすると逆効果になるので注意しましょう。

逆質問「最後に何かありますか?」を自己アピールに活用

「最後に何かありますか?」は、せっかく逆質問です。

「何か質問はありますか?」と聞かれたら、質問と同時に自己アピールも織り交ぜてしまいましょう。では、自己アピールに活用する方法を紹介しますので、参考にしてください。

具体的な仕事の内容を逆質問して、やる気ありますアピール!

面接で「最後に何かありますか?」と聞かれたら、具体的な仕事の内容を質問しましょう。そうすると、やる気のアピールにつながります。会社の概要や職種はすでに聞いているはず。

自分の長所を織り交ぜながらの逆質問で長所アピール!

面接で長所を話せる質問がなかったり、うまく話に組み込めなかった…。そんなときは、「最後に何かありますか?」などの質問で、アピールし損なった部分を強調しながら逆質問に組み込みましょう。

また、具体的な経験や資格を出して、「御社で役立てたい」という思いを質問に込めるのも有効です。「この資格を活かしたいのですが…」というふうに、言葉を選びながら、強調しながらも謙虚な気持ちで面接官に話しましょう。

企業への質問を準備しておく

逆質問を考えるのが苦手という就活生は多いと思われます。そこで活用したいのが「逆質問100例」です。こちらでは、一次面接、二次面接、最終面接の三段階にわけて逆質問を列挙しています。注意点やNG例も取り上げているため、マイナスの評価を防ぐこともできます無料でダウンロードできるので、面接に備えていくつかピックアップしておきましょう。

「最後に何かありますか?」にふさわしい逆質問の例を一挙紹介!

それでは「最後に何かありますか?」に、ふさわしい逆質問の例を見ていきましょう。
逆質問はだいたい5個くらい準備して、そこから状況に合わせて選ぶようにしてください。

・「チームに貢献するために、このポジションに求められるスキルは何でしょうか?」
・「御社に入社後、早い段階で貢献できるプロジェクトや業務はどのようなものでしょうか?」
・「御社における『成功』は、どのようなことを達成したときに実現しますか?」
・(この事業の市場シェアは)「なぜシェアがトップなのでしょうか」
・「シェアがトップであることで他社とはビジネスの優位性はどう違うのでしょうか」

更に!逆質問の例とその質問の意図

1:●●さん(面接官の名前、以下同様)のこれまで最もやりがいのあった仕事はどのようなお仕事ですか?
→面接官の過去の成功体験を聞くことで、自分自身がやりたい仕事に近づけるか、ということが確認できます

2:貴社の今後の事業展開に★★の可能性があると思うのですが、いかがお考えでしょうか?
→会社の事を理解しよう、という姿勢がないと出てこない質問です。またその人なりの仮説があるので、面接官も追加の評価情報にすることができます。

3:貴社で早い段階で実績を出される人の特徴はどのようなものがあるでしょうか?
→自身のキャリアイメージに会社が重なるかの確認になりますし、面接官も自社を人の側面で理解しようとしているのではないか、と考えます。

「最後に何かありますか?」と聞かれた時の逆質問例を参考に面接を成功させよう

面接で「最後に何かありますか?」と聞かれた時の逆質問例をご紹介しました。面接で、イマイチ印象に残ってないときや、受け答えに失敗したときにぜひ活用してみてください。

もちろん、その企業ならではの逆質問や、説明を受けたときに疑問に思ったことを聞くのが一番です。「何か質問はありますか?」と聞かれたときのために、まずは事前の企業研究や、説明会のときも気を抜かず、しっかりアンテナを張り巡らせておいてくださいね。

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