2020年06月23日(火) 更新

【就活に使える】「お大事に」敬語の意味と具合を気遣う定型文

「お大事に」の意味を知っておこう!

ビジネスシーンに限らず、日常の中で良く使われる「お大事に」「お大事にしてください」「大事になさってください」という言葉。
これらの言葉はどういった意味を持ち、どういったシーンで使うのが最適なのでしょうか? まずは、お大事に、という言葉が持つ本来の意味から見ておきましょう。

意味は「早くよくなってください」という意味で掛ける挨拶表現の一種

「お大事に」「お大事にしてください」「お大事になさってください」とという言葉の意味は、風邪など病気にかかっている人などに「早くよくなって下さい」「お体を大事にして下さい」という意味合いで声をかける際の、挨拶表現の一種です。
病院でよく、お医者様から「お大事に」と子を掛けられることがあるでしょう。それらは「お体が大事に至りませんよう、お祈りしています。」「お大事に至りませんよう、ご自愛ください。」という意味の略なのです。
これ以上、病気が大事に至らず平癒しますように、という意味でもありますが、上司や目上の方にメールなどで「お大事に」と声を掛ける際は、敬語表現は違ったものになってきますので注意が必要です。
では次からは、実際に「お大事」「お大事にしてください」「お大事になさってください」を上司を目上の方へのメールなどで使う際の敬語表現の注意点と正しい使い方を見ていきます。

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上司や目上の方に「お体をお大事に」と言うのは失礼か?

上司や目上の方と話をするときは、敬語を使うのが当然のマナーです。しかし、たまに判断に迷う言い方が出てきます。例えば、「ご苦労様です」が良い例ですね。今回取りあげる「お体をお大事に」といった表現も、上司や目上の方に掛ける敬語として適切なのかどうか、迷うところです。
では実際に、「お大事に」という言葉は、「お体をお大事にしてください」や「お体をお大事になさってください」という敬語表現で使うのが良いのでしょうか?それとも、「お体をお大事に」だけでも問題ないのでしょうか?

目上の方には「お大事に」だけでも意味的にはOK!

上司や目上の方に「お大事に」という場合、実際にはなんて言うのが良いのか。
「大事になさってください」「お大事にしてください」という敬語表現が良いのか、考えれば考えるほどわからなくなってきます。
ですが上司や目上の人に「お大事に」と使うのは失礼かという問いに対する答えはシンプルで、「お体をお大事に」だけでも問題ありません。上司や目上の方への「お大事に」は基本的には失礼な言葉ではあたらないのです。

ただし「お大事になさってください」などの敬語がベター

ただし、「お大事に」で切らずに「お大事になさってください」「お大事にしてください」といったような使い方をするのが正しいビジネスマナーだとも言えます。
基本的には、もっとも丁寧な敬語としての「お大事になさって下さい」が一番ベター、文法的に間違いではないが、やや丁寧さで劣る別の表現として「お大事にしてください」も使えると覚えておき、メールなどでは「お大事に」というフレーズを避けるようにしましょう。
同様の意味では「ご自愛ください」を使っても問題ありませんから、参考にしてください。

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メールで使える相手の具合を気遣う「定番の敬語」を覚えておこう!

お見舞いに限ったことではありませんが、大切なのは気遣いと言葉遣いです。具合が悪いときは特に、会話中の言葉を悪く捉えてしまう人もいます。なるべく「ゆっくり」や「気長に」などの言葉を避けてメールを書くようにしましょう。

「お大事になさってください」「ご自愛ください」が相手を気遣う言葉として一番無難!

上でも述べたように、体調を心配する場合の言葉として、「お大事にしてください」や「ご自愛ください」という言葉をメールに添えるのは、相手の体調を気遣う際に一番無難な敬語です。
特に「ご自愛ください」はメールや手紙で体調を気遣う際に積極的に使いたい言葉です。一般的には、「ご自愛ください」は上から目線だといわれることもありますが、それは違うのです、むしろ、目上の方に対して使うべき敬語なのです。
「くれぐれも」という言葉を前につけると、更に丁寧な印象になりますので、メールを送る際のコツとして覚えておけばい良いでしょう。

「お大事になさってください」は「ゆっくり休んでください」を丁寧に述べたい際に最も良い敬語!

「お大事になさってください」は「ゆっくり休んでください」を丁寧に述べたい際に使いたい、最も丁寧な敬語です。
上司など目上の方は、どうしても自分がいない間の仕事を気にしてしまいます。そんなときは、メールに「お大事になさってください」と添えると、目上の方をしっかりと敬った敬語として適切なうえ、丁寧な心遣いも見せられる最適なフレーズなのです。
上司を安心させたい際には、是非メールなどで積極的に使っていきたいワードだと覚えておきましょう。

快方されたら「思ったよりお元気そうで安心しました」と述べればベスト

メールで相手の体調を気遣うのは大事ですが、それとともに覚えておきたいのが、上司や目上の方が快方された際の言葉掛けです。
一般的なお見舞いの言葉としてよく使われますが、「顔色が良いので安心しました」「あまり無理をなさらないように」などの声掛けも、メールを送ったあとに必ず実践したいビジネスマナーといえます。

敬語としてメールで「お大事に」を使う際のフレーズ例もチェック!

具体的に、上司や目上の方にメールを送る際の、「お大事に」の正しい敬語表現についていくつか例を列挙しますので、フレーズとして参考にしてください。

■どうぞ、お大事になさってください。
■一日も早いご回復をお祈りしております。どうぞお大事に。
■どうか、お大事に。
■どうか、お大事になさってください。
■どうか、一日も早く回復なさってください。

「お大事」の意味は挨拶表現の一種!

「お大事に」の意味と敬語の使い方とは?上司や目上の方へのメール術と題して見てきました。上司が風邪などの病気になったときなどは、「お大事になさってください」や「ご自愛ください」とメールで添えれば、正しい敬語使いであり失礼な言葉遣いにはなりませんので、是非覚えておきたいフレーズです。

その他にも、今回ご紹介した定番フレーズの例は覚えておいて損はありません。「お大事に」の意味を理解したうえで丁寧な気遣いの言葉を選んで使うのも、社会人として身につけておくべきスキルのひとつですから、メール送信の際は細心の注意を払いましょう。

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