2020年06月23日(火) 更新

「伺います」の正しい使い方|ケースに応じたメール例文も紹介

「伺います」は就活中も社会人になっても使用頻度の高い言葉

就活生の場合は面接や説明会、社会人になったら取引先や訪問先に行く場合など、「伺います」は使用頻度の高い言葉です。

そのため、間違って覚えてしまうと、間違えたままいろんな人に使用してしまう可能性があります。「伺います」について言葉の意味を正しく把握しておきましょう。

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「伺う」は「訪問する」「意見を尋ねる」「聞く」の謙譲語

「伺う」は、3つの言葉の敬語表現として用いられています。3つの表現は以下の通りです。

敬語として「伺う」を用いる3つの言葉

①訪問する・行くの謙譲語として:「伺います
②聞く・聞いたの謙譲語として:「伺いました
③尋ねる・質問するの謙譲語として:「伺いたい

このように、数多くの言葉の敬語として用いられる「伺う」ですが、その言葉のひとつである「訪問する・行く」の敬語は他にも存在しています。それが、「参る・参ります」です。

「訪問する・行く」の敬語表現である「伺います」と「参ります」どちらも使う機会の多い表現ですが、それぞれどのタイミングで用いるのでしょうか。

取引先などを訪問する際のメールでの使用は「伺います」

「伺います」も「参ります」も「行く・訪問する」の謙譲語なのですが、用途や敬う相手の違いによって使い分けられるでしょう。以下の例文をご覧ください。

「伺います」を用いた例文

「私は11時に貴社へ伺います。」

この例文を見てわかるのは、「貴社」に対して「伺います」と用いていること。つまり、相手の企業そのものを敬う表現となるのです。

このルールに当てはめると、取引先やお客様など、外部の方に対してビジネスメールを送る際には「伺います」を用いるのが適切でしょう。

「伺います」と「お伺いします」はどちらが正しいのか

「お伺い」という言葉には「訪問する」「質問する」などの意味があり、どちらもビジネスで必須の言葉です。

「話を聞きたい」「会社を訪問したい」という内容の問い合わせメールを送る機会が多いビジネスパーソンにとっては、「お伺いします」や「お伺いさせていただきます」など、「伺う」との言葉ひとつで表現がさまざまあることに困った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ここからは、「お伺いします」との表現がビジネスメールに適切な言葉なのか見ていきましょう。

本来は「伺います」が正しい表現

「伺う」自体が敬語なので、「~します」の意味で用いる際には「伺います」とするのが正しいとされています。先程出てきた「お伺いします」の場合、「伺う」が敬語のひとつであるにもかかわらず、「お」をつけてしまうことによって「敬語+敬語」の二重敬語状態になってしまうでしょう。

そのため、「お伺いします」の表現は本来であれば使用できないのです。

「お伺いします」は二重敬語だが使用できる

ただし、二重敬語だからといって「お伺いします」を一切使ってはいけないのかというと、そうではありません。長年「お伺いします」が使われ続けてきたこともあって、二重敬語でありながら慣例として使用できるとされているのです。

ただ、敬語の決まりからは外れている表現なので、メールのやり取りではなるべく使用しないことをおすすめします。

「お伺いさせていただきます」はNG

「お伺いさせていただきます」の使い方はNGです。「お」「伺い」「させていただきます」この3つの敬語によって成り立っている表現で、「多重敬語」です。

丁寧に丁寧に表しすぎると、むしろ不自然な表現になってしまいますので、「伺う」敬語の使用には気を付けなくてはいけません。

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「伺います」を使用するメール例文

ここでは、「伺います」をケース別に、メール例文を紹介します。

「伺う」訪問する

件名:OB訪問の日程調整につきまして_〇〇大学3年△△△

○○○株式会社
人事部 △△様
お世話になっております。〇〇大学3年△△△です。
先日はOB訪問のご承諾、誠にありがとうございました。
早速ですが、OB訪問の日程調整の件でご連絡致しました。
下記のいづれかの日程でお伺いしたいのですが、
ご都合いかがでしょうか?
候補①×月×日×時~
候補②×月×日×時~
候補③×月×日×時~
ご検討のほど、何卒よろしくお願い致します。
========
署名
========

「伺う」聞く・聞いた

件名:2020年度採用の問い合わせ_〇〇大学3年△△△

○○○株式会社
人事ご担当者様
こんにちは。私〇〇大学3年△△△です。
先日、〇〇主催の〇〇合同説明会に参加したものです。
そこで人事の方に、2020年は〇〇部署で採用があると伺ったのですが、おまちがいないでしょうか?
2018年から〇〇部所の採用はなく、私のあこがれていた部署でしたため、もう一度確認させていただいた次第です。
~~~~
お返事いただけますと幸いです。
========
署名
========

「伺う」尋ねる・質問する

件名:選考結果の問い合わせ_〇〇大学3年△△△

○○○株式会社
人事部 △△様
お世話になっております。〇〇大学3年△△△です。
先日は面接選考にお時間いただきまして、
ありがとうございました。
選考結果について伺いたく、ご連絡致しました。
~~~~
========
署名
========

「訪問」だけでなく、「聞く」「質問する」で用いる「伺います」は正しく使用する

「伺います」訪問だけでなく、聞くや質問するといった意味でも使用する謙譲語です。就活中だけでなく、社会人になってからも使用頻度の高い言葉ですので、使い方を覚えておいて損はありません。

正しい使い方を身に付けて、言葉としても自然に使えるようにしましょう。

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