2021年04月01日(木) 更新
第二新卒とは|就活のやり方と採用が活発な時期~着用すべきスーツについてもご紹介~
目次
就活における既卒と第二新卒の定義の違いとは?
まずは、就活における既卒と第二新卒の定義について紹介していきます。
第二新卒と既卒の定義を知り、違いをはっきり理解しておきましょう。就活の場では第二新卒、既卒という言葉は頻繁に使われますし、採用側の基準も既卒と第二新卒で異なります。
第二新卒の定義は「新卒で入社して数年以内に退職した人」
就活における「第二新卒」の定義とは、大学を卒業し就職をしたのち、数年以内に退職した休職中の若者を指します。一般的に、卒業から1~3年以内の25歳以下の若者が対象です。 新卒に比べると採用されるのは難しいと言われていますが、それでも中途採用より第二新卒を積極的に採用してくれる企業は多いことから、中途採用よりは有利といえるかもしれません。
既卒の定義は「卒業してから一度も就職していない人」
第二新卒に対して、既卒とは学校を卒業してからどの企業にも一度も就職をしていない人を指します。就活においては、既卒という言葉そのものがそれほど浸透していないので、知らない人も多いかもしれません。しかし、第二新卒と既卒の意味の違いは大きいですよね。 既卒は在学中の就活が上手くいかずにそのまま卒業してしまった人や、そもそも就活を行っていない人が対象です。第二新卒は一度就職していることから、就活においては既卒より有利といえるかもしれません。 また、ポテンシャル重視の新卒や第二新卒採用に比べると、既卒は資格や能力など中途採用の基準に近くなってくるのも、第二新卒との違いです。
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既卒や第二新卒が就活をする際に覚えておくこととは?
第二新卒または既卒の場合、新卒の就活にくらべて書類選考が通りにくいとも言われています。ここで重要になってくるのは、書類や経歴よりも働きたいという熱意です。 第二新卒・既卒であっても、企業に成長の可能性を感じさせるのが就活を成功させる一歩です。
第二新卒・既卒は卒業後どう過ごしていたかが重要
第二新卒でも既卒でも、就活で必ず聞かれる質問が「卒業後にどのように過ごしていたか?」です。 この質問への回答内容は非常に重要ですので、面接の前にしっかり準備しておきましょう。答え方次第では、即刻不採用の烙印を押されてしまうかもしれません。第二新卒や既卒として就活する場合は、新卒以上にきちんとした準備が大切です。
就活で第二新卒や既卒が内定を得るには武器が必要
新卒や第二新卒など、例えば能力が同じくらいと考えたときの採用の判断基準としては、新卒がもっとも有利です。次に有利なのが中途採用の経験者、そして最後が第二新卒や既卒となります。 そのため、第二新卒や既卒が内定を勝ち取るためには、新卒や中途より有利になるための武器がなければ厳しいのです。
就活における第二新卒・既卒の採用基準の違いは?
就活において、企業側から見た第二新卒・既卒の採用基準の差はどこにあるのでしょうか。 第二新卒の場合、既卒と違い社会人経験があるという点で就活に有利といわれますが、実際に企業はどのように捉えているのでしょう。
企業によって異なるが既卒はほぼ確実に中途採用扱い
企業側から見た場合、第二新卒であっても新卒とさほど変わらない採用基準とする企業もあれば、中途採用と同じ扱いで選考を行う企業もあります。採用基準や選考は、企業ごとによるものです。 しかし既卒になると、ほぼ確実に中途採用者と変わらない採用基準で採用選考が行われます。既卒で就活を有利にしたいなら、何かしらの経験や資格などアピールできるポイントを準備しておきましょう。
第二新卒でも既卒でも就職のためにした準備をアピールする
第二新卒・既卒で企業側が重要視するのはあくまでも「会社にどう貢献してくれるのか 」という点です。つまり、第二新卒・既卒は学校を卒業してからの期間で「就職するためにどんな準備をしてきたか?」がポイントになるのです。 第二新卒・既卒の期間に業界の勉強していた、資格を取得するために学んでいた、同業界でアルバイトなどで経験を積んでいたなどという回答が最も望ましいでしょう。
第二新卒の採用時期は1~3月と7~9月
第二新卒の採用が活発になる時期は、新年度を迎える前の1~3月や下半期に入る前の7~9月になります。4月は転職を考える人が退職をする時期であり、人事異動がある10月も同じく人の出入りが活発になる月です。これらの時期に入る前の採用を視野にいれておくと、空いたポジションに配属される可能性が高まるかもしれません。
新卒と同じ4月入社だと同期ができる
4月に入社することで新卒と同期になり、新人研修などを一緒に受けることができます。必要な手続きを一度に済ませられるため、企業側としても労力を省けるというメリットがあるのです。また、中途で入社すると同期がいない場合がほとんどですが、4月入社だと同期の社員がいる可能性が高くなります。入社した会社に同期がいるとお互いに相談に乗れるので、困ったときなどに助け合えるでしょう。
新卒の採用に力を入れる4~6月は就活に向かない
4~6月は翌年度の新卒採用に力を入れるため、第二新卒などで中途採用の応募をするには適していない時期といえるでしょう。また、4月に入社した新入社員の教育などがあるため、新しく人材を採用する余裕がない企業も多いです。就職活動をする場合、この時期は採用を貰うのが難しいと考えておいたほうがいいでしょう。
採用にベストな時期後の10~12月も避ける
先程、7~9月が採用に適しているとご紹介しました。その後の10~12月も、就職活動には向いていないといえます。採用のベストシーズン後は、中途採用の募集が少ないのです。10月には人事異動が完了しているので、新しい人員の配置がおこなわれた後になります。新しい仕事の引き継ぎや人事関係の整理などがあるため、新しい人材を採用する可能性は小さいでしょう。
第二新卒が就活する方法とは
第二新卒が就活をするには、どのような方法をとればいいのでしょうか。働きながら就活をするのは大変だからといって、退職後に本格的に始めようと思う方も多いかもしれません。しかし、退職後になかなか転職先が決まらないと焦りがでてきたり、空白の期間が長くなって印象を悪くしてしまう可能性があります。できれば、在職中に就活をするのがおすすめです。
第二新卒向けの就活イベントに参加する
就活のイベントは、新卒だけでなく第二新卒や既卒者向けのものもあります。人材紹介会社や転職サイトを運営している企業が主催するものが多いため、就活に弾みをつけることができるでしょう。就活イベントでは一度にたくさんの企業を見ることができ、社風などのリアルな情報も得られるのです。転職先のイメージがつかめないという人は、業界研究のためにも参加してみてはいかがでしょうか。
転職エージェントを利用すると相談もできる
転職エージェントを活用すると、効率よく就活ができる可能性が高いです。転職エージェントは、企業側が求めている人材を熟知しています。第二新卒として自分をどうアピールしていいのか分からないという人でも、転職エージェントの分析でおすすめの求人案件を紹介してくれるメリットがあるのです。ただ、転職エージェントの相性もあるので、1社だけでなく2~3社ほど登録しておくといいでしょう。転職エージェントを利用すると気軽に相談もできるので、面接などの対策においても心強いです。
第二新卒はリクルートスーツでなくてもOK
新卒はリクルートスーツの着用が基本ですが、第二新卒の場合はその限りではありません。一般的に黒いスーツは礼服のイメージが強いので、一度社会人を経験している第二新卒ならば紺やダークグレーのスーツがおすすめです。ただし、ストライプなどは派手な印象になるためおすすめできません。
ネクタイやベルトは必ず着用する
スーツを着用する場合は、マナーを守った着こなしをするためにもネクタイやベルトも忘れてはいけません。ネクタイの色は、自分が与えたい印象によって選ぶといいでしょう。青は爽やかで落ち着きがある印象、赤は熱意がありアクティブな印象など、自分のアピールポイントに合わせて選ぶのがおすすめです。
清潔感のある身だしなみが大切
スーツや私服に限らず、清潔感のある身だしなみは印象を左右する大切なものです。シャツのしわや汚れなどは、見られていないようで意外とチェックされています。襟元や袖口は汚れやすいので、普段から手入れをきちんとして鏡でのチェックも忘れずにしましょう。また、靴も清潔だと好印象です。移動中に靴が汚れても大丈夫なように、簡単なお手入れセットを持ち歩くといいですよ。
第二新卒の就活は新卒にはない仕事の経験をアピールしてベストな採用時期に活動することが大切
第二新卒には、新卒にはない社会人経験があります。一度就職したからこそ、自分が本当に求めているものや適性を理解できている人は多いです。転職先の企業に2意欲やバイタリティをアピールすることで、志望度の高さをわかってもらえるのではないでしょうか。採用が活発な時期に転職エージェントなどを使うと、効率的に就活を進められます。在職中に第二新卒向けのイベントなどにも参加して、視野を広げておくのもおすすめです。
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