2021年04月01日(木) 更新
第二新卒の面接でよく聞かれる質問ベスト3~退職理由の上手な伝え方・自己紹介の例・身だしなみマナーを徹底解説!
目次
第二新卒とは大卒後就職して3年以内に転職をする若者
まずは、第二新卒の定義から見ていきましょう。実は第二新卒の定義は明確には定められていません。しかし、一般的には「大学を卒業後、就職した企業を3年以内に退職して転職活動をする若者」とされています。では、どういった理由で第二新卒になるのでしょうか。
第二新卒になってしまう理由はさまざま
第二新卒になってしまう理由は、実にひとそれぞれです。たとえば、残業をしても残業代が出ない、イメージと違う仕事だった、上司と上手くいかなかったなどが多いでしょう。しかし、転職活動中に辞めた理由をそのまま伝えてしまうと、印象が悪くなるのでNGです。
面接で落ちる第二新卒の特徴とは?
第二新卒は、新卒に比べると不利ということを耳にしますが、実際はそうでもありません。とはいえ、落ちてしまう第二新卒の方もいます。 では、面接で落ちる第二新卒の特徴とは、どういった点にあるのか見ていきましょう。
退職理由がネガティブ
先ほども述べましたが、本当の退職理由が「残業代が出ない」「上司と上手くいかなかった」だったとしても、面接でそのまま述べてしまうと不採用になってしまいます。それを聞いた面接官は「うちの会社で残業代が出ないことになったら辞められるのでは」や「うちの会社に入っても、上司と上手くいかなければ辞めてしまうのか」などといった印象を持ってしまうのです。退職理由がネガティブな内容だと、不採用になる確率は非常に高くなります。
志望動機が不十分
また、志望動機が不十分な場合も面接で落ちてしまうでしょう。本当の退職理由がネガティブなものだと、「とにかく他の会社で再スタートしたい!」という思いが強く、「どこの会社でもいい」と考えてしまいがちです。そうなると、どうしても志望動機が不十分になってしまいます。第二新卒として転職活動を始める場合は、志望動機を特に意識しましょう。
将来を見据えていない
将来のキャリアをしっかり考えていない場合も、面接に落ちてしまう可能性を高めます。自分がどういうキャリアを積みたいのかをしっかり考えておかなければ、面接で聞かれたときに答えられず、「先を見据えて辞めたわけではないのか」と思われてしまうでしょう。
企業が第二新卒に求めていることとは?
では、企業が第二新卒に求めているのはどういったことなのでしょうか。落ちる第二新卒がいるのは事実ですが、もちろん採用されている人もいるのです。第二新卒に求めていることとしては、大きく3つあります。 ①社会人としてのビジネスマナー ②やる気やポテンシャルがあるか ③明確なキャリアプラン 以下で、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①社会人としてのビジネスマナー
第二新卒は、ある程度の社会人経験があるため、新卒のときには求められなかった「ビジネスマナーがあるかどうか」が求められがちです。電話対応の仕方や挨拶・メールのやりとりのマナーなどには、新卒の時以上に気をつけなければいけません。そういった部分の指導をしなくていいのが、第二新卒を採用するメリットだと考えている企業は、少なからずあります。
②やる気やポテンシャルがあるか
第二新卒には、やる気やポテンシャルがあるかどうかも求められます。もちろんこれは新卒にも求められる部分ではありますが、やる気やポテンシャルがある第二新卒は、新卒以上に会社の雰囲気を変えてくれる可能性もあるのです。そういった部分に期待して採用する企業もあるので、やる気やポテンシャルはどんどんアピールしましょう。
③明確なキャリアプラン
先ほど将来を見据えていない人は面接に落ちやすい、とお話しました。つまり企業は、明確なキャリアプランを持っている第二新卒を求めているといえます。明確なキャリアプランがあれば志望動機が強くなり、前職を辞めたのも意味のある退職だったのだと思ってもらえるはずです。第二新卒として転職活動をする場合は、キャリアプランを明確にしておきましょう。
第二新卒の面接では新卒の時よりも元気に自己紹介をしよう
次に、面接が始まった時に気をつけたいポイントを見ていきます。第二新卒としての面接では、新卒の時よりも元気に自己紹介をしましょう。自己紹介で言うべきなのは、大きく「お礼と経歴」の2つです。面接の時間を取っていただいたお礼をまず述べ、それからどの大学を卒業したのか、現在はどうしているのかなどを話しましょう。 実際の自己紹介の例をご紹介します。
自己紹介の例
自己紹介の例文
本日は面接のお時間を割いていただき、ありがとうございます。(お辞儀をしながら)私は20XX年XX月に○○大学○○学部○○学科を卒業し、○○株式会社に入社しました。現在は新たにやりたいことを見つけたため、転職活動をおこなっております。本日はどうぞよろしくお願い致します。
第二新卒の面接でよく聞かれる質問①:退職理由
第二新卒の面接でよく聞かれる質問の一つ目は、ずばり「前の会社をなぜ辞めたのか」です。これは新卒の面接では聞かれない、第二新卒の面接ならではの質問です。企業としては、退職理由はぜひ聞いておきたい項目だといえます。なぜなら、企業としては「簡単に辞めない」人を社員として雇いたいからです。
前の会社の悪口は禁句!ポジティブに伝える
上司と合わなかったことや、待遇が良くなかったことが原因で退職していたとしても、前の会社の悪口は絶対に言わないでください。会社側に落ち度があったとしても、受けている企業からすると「対応力のない人なのか」という印象を与えてしまいかねません。どんなに会社が悪かったとしても、悪口を言って自分の評価をマイナスにしてしまわないよう、ポジティブに伝える練習をしておきましょう。
前職で学んだこともまとめておくと◎
また、退職理由に付随して、前職で学んだこともまとめておくのをおすすめします。第二新卒の面接では、退職理由と合わせて前職で学んだことも聞かれるケースが多いといえるでしょう。その際言葉に詰まってしまわないよう、あらかじめ書き出しておくとスムーズに答えられます。
第二新卒の面接でよく聞かれる質問②:志望動機
第二新卒の面接でよく聞かれる質問の二つ目は、志望動機です。新卒の場合は、志望動機を問われればその企業に対するあこがれや入社意欲を述べれば十分なのですが、第二新卒の場合はそれだけでは不十分です。第二新卒の場合、「前の職場ではできなかったこと(もしくは新たにやりたいこと)をするために御社に応募しました」というように答える必要があります。というのも、第二新卒の場合は「前の職場では実現できなかった夢を叶えるために転職するのだ」という前提があるので、新しい職場に変わったときそこで何をしたいのかが大切なのです。
仕事を軸にした内容にする
第二新卒の志望動機は、仕事を軸にした内容にしましょう。「前職ではこういった仕事をしていましたが、貴社の○○という仕事がしたいと考えています」といったように、具体的に述べる必要があります。仕事を軸にした志望動機なら、説得力も出てくるはずです。
第二新卒の面接でよく聞かれる質問③:スキルや実績
第二新卒の面接でよく聞かれる質問の三つ目は、「何ができるのか」です。入社してから配属先が決まる新卒とは異なり、第二新卒では応募の段階から、すでに配属先や入社した後の業務内容が決まっている場合が多いでしょう。
実績を具体的な数字で示してアピール
たとえば、「私は北関東地区のエリアマネージャーとして顧客数の2割アップ・売上高の4割アップを実現させました」というように実績を述べると、面接官はあなたのスキルを把握しやすいです。また、数字には相手を納得させる力があります。実績を述べるときには、具体的な数字をあげて答えるようにしましょう。前の会社で取得した免許や資格があれば、それもあわせて答えておきます。この質問の対策としては、自分がアピールできる実績をまとめておくことです。特に職務経歴書に書いたことと、面接で述べる実績に食い違いがないように気をつけましょう。
面接ではスーツや髪型など身だしなみにも注意!
最後に、面接での身だしなみマナーについて確認しておきましょう。いくら面接で志望動機や自己PR、退職理由がしっかり伝えられても、身だしなみのマナーができていなければ、不採用になってしまうかもしれません。リスクは減らしておくのが、第二新卒の面接におけるポイントともいえます。
清潔感を意識したスーツの着こなし・髪型にする
第二新卒の面接でも、新卒同様に清潔感を意識したスーツの着こなしや髪型にしましょう。スーツにシワがないかを確認し、靴もしっかり磨いておくのが大切です。 また、髪型も新卒のときのように男性はワックスでしっかり毛並みを揃え、女性はポニーテールにして前髪が目にかからないよう気をつけてください。
面接において第一印象が与える影響は大きい
自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。
面接に自信がない人は転職エージェントに相談
第二新卒の方で、面接に自信が無い人は転職エージェントに相談するといいかもしれません。転職エージェントは、求人を紹介してくれるだけでなく、面接対策も行ってくれます。そんな転職エージェントですが、オススメが2つあります。
1つ目が、「就職Shop」です。未経験からの正社員登用に力を入れており、転職後の定着率にも定評があります。
2つ目が、「マイナビジョブ20's」です。大手人材会社マイナビが運営していますので、安心感があります。在籍しているエージェントは、20代の転職市場に熟知した人たちばかりですので、ハイレベルなサポートが受けられますよ。
第二新卒の面接では退職理由・志望動機・実績が質問されやすいので対策を取ろう
以上、第二新卒の一般的な定義や落ちやすい人の特徴、第二新卒の面接でよく聞かれる質問ベスト3でした。第二新卒の面接では「退職理由」「志望動機」「実績」がよく質問されます。企業が求めていることがわかれば、対策も取りやすいはずです。事前にしっかりと対策を取り、面接に臨みましょう。新卒とは違い、第二新卒だからこそ可能な答えを用意しておくべきです。どんな質問がきても、働いてきた経験をもとに乗り切りましょう。
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