2019年10月04日(金) 更新
【海外インターンシップとは?】留学・ワーキングホリデーとの違いと参加する際の注意点
目次
多くの就活生が海外インターンシップの際に「言語」に対する不安を抱いている
キャリアパーク会員の就活生を対象に「海外インターンシップに参加するとしたらどんな不安がありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
就活生の回答
- 英語できない
- 治安の不安
- 英語
- 日本語でいいのかどうか
- 時期
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「海外インターンシップに参加するとしたらどんな不安がありますか?」
就活生を対象に実施したアンケート結果によると、海外インターンシップに際に感じる不安としては「英語」「日本語で良いのかどうか」などが多いようです。やはり環境の変化の中で「言語」の不安もあります。中には、インターンシップ先の治安を気にしている人も多いようです。日本は治安がいいといわれていますから、海外に行くときはある程度の注意が必要になるでしょう。 実際に海外にインターンシップをする際は、どのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。
海外インターンシップとは外国の企業やNGOでの職務体験
海外インターンシップとは、海外の企業やNGOなどでの職務体験です。仕事内容やインターンシップの期間、報酬の有無はインターンシップ先によって異なります。大学生だけでなく、社会人でも参加可能です。インターンシップを受け入れている国や企業は様々あり、自分の目的や条件に合うインターンシップに参加していきましょう。
異国の地での職務体験を通して学べることは多い
海外インターンシップの魅力は、異国の地での職務体験を通じて学べることが多い点です。その国の文化や価値観を実際に体感し、グローバルな視野を養えます。海外で働くことにより、経験やスキルだけでなく、海外勤務への足がかりをつくるチャンスも手に入ります。
低コストなものや短期のものがあるため都合に合わせて選びやすい
海外インターンシップというと、どうしても費用がかかるのではないか、長期になってしまうのではないかという心配をする方も多いでしょう。
しかし実は、海外インターンシップは約50万円のものや、短期のものなどもあるため、自分の都合に合わせて選べるのです。社会人でも海外インターンシップには行けるため、短期だと費用をおさえることができます。
日常会話レベルの英語力があれば参加できる
海外インターンシップというと、英語が完璧にできなければ参加できないと思っている人が多いでしょう。実際に、ハイレベルな英語力が必要とされるインターンシップもありますが、日常会話レベルの英会話が問題なくできれば、参加できるプログラムがあるのです。 ただし、英語ができるに越したことはないので、インターンシップ前には英語の勉強を徹底しておくのをおすすめします。
選考を通過するためにおさえておきたい体験記
海外インターンは学生にとって魅力的なものですが、参加するためには選考を突破しなければならないものも多いです。特に内定直結型のインターンになると多くの学生が応募するため、選考さながらの倍率になります。そこで、事前にやっておきたいのが面接やグループディスカッションの対策です。多くの学生が、インターンに参加するためにさまざまな対策を練ってきます。インターンの参加権を勝ち取るためにも「選考体験記マニュアル」で対策を始めましょう。
海外インターンシップ・留学・ワーキングホリデーの違いとは?
海外インターンシップとはなんなのか、ある程度ご理解頂けたでしょうか。海外インターンシップよりもメジャーなのが留学、ワーキングホリデーです。では、海外インターンシップと留学、そしてワーキングホリデーとの違いは、どこにあるのでしょうか?
留学とは勉強を目的に海外へ行くこと
留学とは、勉強を目的として海外に渡ることです。留学中に現地でアルバイトをする人もいますが、海外インターンシップで経験する仕事とは、内容や難易度がまったく異なります。勉強するために海外に行きたいと考えている人は、海外インターンシップではなく、留学を目指すべきです。
ワーキングホリデーとの違いは仕事の難易度・スキルアップになるかどうか
海外インターンシップとワーキングホリデーは、海外で働くという点は共通していますが、仕事の難易度やスキルアップになるかどうか、という点が異なります。基本的にワーキングホリデーで経験できる仕事は比較的簡単で、アルバイトのようなものが多いのが一般的です。それに対して海外インターシップでは、スキルアップを狙えるような仕事や、難易度の高い仕事を経験することができます。インターンシップ先の社員と同様の仕事を任されるケースが多いです。そのため、海外インターンシップは職務経験を積みたい人におすすめといえます。
海外インターンシップは就職に有利なのか
最近では、多くの企業でインターンシップが実施されており、インターンに参加する大学生の数は増え続けています。インターンシップ経験は就職に有利と考えられていますが、海外インターンシップの場合はどうなのでしょうか。
参加した動機や経験次第で就活を有利に進めよう
ただ海外インターンシップに参加しただけでは、就職は有利になりません。海外インターンシップへの参加経験で就職を有利にするには、参加した動機や積んだ経験をアピールする必要があります。「海外インターンシップに参加して語学力を身につけた」とアピールする人は多いですが、実はこれはあまり評価されません。海外インターンシップに参加しないと語学力が身につかない、というわけではないからです。語学よりも、参加の動機や目的、経験した仕事、学んだことなどを具体的にアピールすれば、就職は有利になるでしょう。
海外インターンシップに参加してそのまま就職する人もいる
海外インターンシップに参加し、そのまま就職する人も少なくありません。海外での就職を目指している人には、留学やワーキングホリデーではなく、海外インターンシップへの参加をおすすめします。 海外でも採用選考としてインターンシップを実施する企業があるため、そのインターンシップに参加すれば就職は有利になるといえるでしょう。
海外インターンシップに参加する際の注意点
海外インターンシップに参加する動機は人それぞれですが、何よりも大切なのは意識の高さです。近年では海外インターンシップもポピュラーになりつつあり、参加人口も増えています。つまり以前とは違い、海外インターンシップ経験者が珍しい存在ではなくなりつつあるのです。比較的簡単に参加できる短期の海外インターンシップに参加したとしても、自身で明確な動機や目標を設定して行動しなければ、大勢の就活生と差別化を図ることはできません。
明確な目標設定をする
就職に備えて海外インターンシップに参加する就活生は多いですが、それだけではスキルアップは期待できません。結果的に就職は有利にならないかもしれません。日本国内でのインターンシップでも同様ですが、大事なのは明確な目標です。海外インターンシップへの参加にあたり、明確な目標を立て、達成するための努力をしましょう。そうしなければ、ただ参加して終わり、という結果になります。海外インターンシップでしか達成できないような明確な目標を持っていきましょう。
英語力が必要なインターンシップに参加すべき
海外インターンシップでも、仕事で英語を使わないという場合もあります。現地で日本人を相手に仕事をするインターンシップの場合、仕事で英語を使う必要がないため、それほど英語ができなくても問題ないのです。魅力的にも思えますが、海外インターンシップに参加した意味がわからなくなります。英語を使った仕事をしていたわけではないため、就職も有利になるとは言い切れません。そのため、海外インターンシップに参加するなら、英語力が必要とされるプログラムに参加すべきです。自身の英語力を向上させるためにも、英語に囲まれた環境を選びましょう。
有給のインターンシップを選ぶ
海外インターンシップには、無給と有給があります。無給の方が参加しやすいといわれていますが、有給のインターンシップに参加すべきです。給料の支払いがある分、有給の海外インターンシップの方が仕事内容が難しく、厳しくなります。職務経験を積む良い機会といえます。受け入れる企業側としても、給料分を働いてもらうために、しっかりと教育をして仕事を与えてくれるのです。職務経験を積みたい、仕事を教えてほしいと考える人は、有給の海外インターンシップを探しましょう。
職務経験になるような仕事をする
せっかく海外インターンシップに参加するのですから、職務経験として人や企業に語れるような職務経験を積みたいですよね。職務経験として話せない仕事しかできなかった場合、海外インターンシップに参加した意味が薄れてしまいます。職務経験として話しやすく、理解されやすいのは、仕事上の問題点を解決したエピソードです。別に大きな問題点である必要はありません。なぜその問題点に気づいたか、どのように解決しようとしたか、結果どうなったかなどを説明できるような仕事をしましょう。
海外インターンシップ参加者の体験談
最後に、実際に海外インターンシップに参加した人の体験談をまとめて紹介します。体験談を参考に、インターンシップ先を決めるのもいいです。体験談を参考に、どのような海外インターンシップにしたいのか、具体的にイメージしてみましょう。
長期インターンシップの体験談
■海外で働くのが夢で、海外インターンシップに参加しました。日本のアーティストが出演するイベント業務に携わったり、香港雑誌のモデルページの仕上げ、SNSの更新、サイトの翻訳など、様々な業務を行っていました。最初は友達がいなかったため、寂しい思いをしましたね。積極的にコミュニケーションをとって、そのうち一緒に遊びに行く友達ができました。海外での生活は非常に刺激的で、魅力に感じます。
■退職して海外インターンシップに参加しました。インターンシップ先では前職の経験を活かしたいと考え、アメリカにある日系企業の営業として働くことに。新規開拓活動に励み、取引先獲得にも成功しました。実績は残せたと思います。他には、インターン先企業の職場環境改善に取り組みました。情報共有システムの導入や、クライアントへのDM作成も経験。日本に帰国後は、海外インターンシップの経験を活かし、食品会社の海外事業部で働いています。
インターンシップから海外で就職した体験談
■大学卒業後、日本で就職しましたが海外で働きたいと思っていました。そこで治安が良く、費用を抑えられるシンガポールの海外インターンシップに参加しました。シンガポールでは日本語の講師として働いていました。シンガポールは様々な国のご飯を食べることができ、どれも美味しいので楽しいですね。インターンシップ終了後、シンガポールで就職活動をして就職。夢を叶えられました。
■昔から英語が好きで、アメリカで仕事をしてみたいと考えていました。その目標を叶えるため、経験を積むために海外インターンシップへの参加を決めました。日本の旅行代理店の支店に勤務し、日本から来るお客様のサポートが主な仕事でした。インターンシップ終了後は、その支店に就職し、現在はマーケティング部に所属しています。アメリカでの仕事や生活を通じ、英語力がかなり上達したと実感しています。後悔したくないと思った結果、海外インターンシップに踏み切りましたが、この判断は間違っていなかったと思っています。
海外インターンシップとは外国の企業などでの職務体験で参加する際は目標を持とう
ワーキングホリデーや留学と違い、海外インターンシップは貴重な職務経験の場を提供してくれます。もし海外インターンシップの経験を就職にも活かしたいと考えているのなら、海外インターンシップ経験を通じて、どんな目的を達成したいのかを明確にして参加するべきでしょう。さらに、海外で働きたいと思っている人には、足掛けとして海外インターンシップへの参加をおすすめします。インターン先に就職したり、現地で就職する人も多くいるのです。志を高く持って、充実した海外インターンシップを経験してくださいね。
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