2019年10月07日(月) 更新

インターンシップは採用に直結するのか|内定に繋げるための心得と企業に対するお礼メールの書き方

インターンシップへの参加が採用で有利になると考える就活生は多い

■調査方法:メールを配信して学生にアンケート
■調査実施日:2017/1/26~1/29
■投票数:438

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「インターンシップに参加しておくと採用に有利だと思う?」という質問に対して、90%の人がYes・10%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)
やはり、大多数の就活生がインターンシップに参加すれば、採用を有利に運ばせることができると考えているようです。実際のところ、企業側は本当に採用するためのインターンを、おこなっているのでしょうか。まずは、企業がインターンを開催する理由をご紹介します。

企業がインターンを開催する理由2つ

優秀な学生の発掘

企業がインターンを開催する理由を、2つ見ていきましょう。1つ目は、【優秀な学生を発掘したいから】です。インターンのほとんどは、多くの学生を受け入れておこなわれます。企業側は、その多くの学生の中から、優秀な人材を見つけてキープしたいと考えているのです。実際に現場を体験させることで、自社と相性が良いかどうかも判断しているといえるでしょう。

自社のPRになるため

2つ目の理由は、【自社のPRをしたいから】です。「自社を知ってもらいたい」という目的のもと、インターンをおこなっている企業は少なくありません。とくに、知名度が低く事業内容があまり知られていない企業などは、インターンの実施メニュー作成に力を入れています。就労体験だけでなく、社内見学や製品紹介をスケジュールに組み込むことで、知名度を上げる工夫をしているのです。

インターンへの参加が採用に直結することもある

インターンは、企業側が時間・費用・人材を投入しておこなうイベントです。時間と手間をかけていることから、採用に直結する可能性もあるでしょう。しかし、実はインターンに参加した就活生に内定を与える行為について、経団連では明確に認めていません。そのため、実際にインターン参加が内定と直結しているかは、経団連に所属しているかどうかや、倫理憲章順守を表明しているかどうかで異なるのです。

選考を通過するためにおさえておきたい体験記

インターンは学生にとって魅力的なものですが、参加するためには選考を突破しなければならないものも多いです。特に内定直結型のインターンになると多くの学生が応募するため、選考さながらの倍率になります。そこで、事前にやっておきたいのが面接やグループディスカッションの対策です。多くの学生が、インターンに参加するためにさまざまな対策を練ってきます。インターンの参加権を勝ち取るためにも「選考体験記マニュアル」で対策を始めましょう。

インターンを採用に繋げるためにできること

見られているという意識を持つ

インターンを採用に繋げる方法をご紹介します。1つ目は、【見られているという意識を持つ】です。インターンが採用に直結するかどうかは、企業によって異なるため、就活生は知ることができません。だからこそ、採用に直結するかどうかにかかわらず、好印象を与えておくことが大切といえます。
インターン時に好印象を残しておけば、実際の採用選考において有利となるでしょう。企業側としても、初対面の人より、インターンで好印象を感じた相手の方が、選びやすいものです。インターンで好印象を与えるためにも、常に社員に見られているという意識をもって取り組んでください。

参加期間中に実績を残す

2つ目は、【参加期間中に実績を残す】です。与えられた業務を確実にこなし、担当者へ良い印象を与えられるよう、意識してください。とくに、ディスカッションで提示された内容に対してどう意見するかは、インターンにおける大切なアピールポイントとなります。また、「業務に真剣に取り組めているか」「周りとコミュニケーションを取れているか」なども、実績を残すうえで大切なポイントといえるでしょう。

インターンに参加する目的を忘れないようにする

3つ目は、【インターンに参加する目的を忘れないようにする】です。インターンは、企業と就活生のミスマッチを防ぐためにあります。そのため、企業が自分に合っているかという部分の確認も、忘れないようにしてください。採用されるために頑張るのは良いことですが、自分と合わない企業で働いたところで、後悔する可能性は高いでしょう。
確認する際には、「自分のイメージ通りの企業なのか」「自分が働いている姿を想像できるか」などを、基準とするのがポイントです。冷静に見極めれば、働き出してから後悔することを防げます。

インターン参加後はお礼メールで印象を良くする

企業への感謝の意思を文章にまとめる

企業は、時間・費用・人材を投入して、インターンを開催しています。ですので、インターン終了後にはお礼メールを送り、感謝の気持ちを伝えましょう。お礼メールを送ることで、担当者に好印象を残せるかもしれません。ただし、選考へ良い影響を与えるという目的でお礼メールを送るのは、失礼にあたります。以下では、インターンのお礼メール作成におけるポイントと例文をご紹介します。

何を学んだかを簡潔に書く

インターンのお礼メールには、経験した内容と学んだ内容、そして感想を書きましょう。ただ、「ありがとうございました」という一文だけを書いたお礼メールだと、感謝の気持ちが伝わりにくいものです。何を書けば良いか分からないという人は、インターン中に、日記やメモをつけるようにしておいてください。そうすることで、お礼メールに書けるネタが増えて、内容を充実させることができるでしょう。

長文は避ける

お礼メールを作成する際は、文章の長さにも注意してください。文章が長くなりすぎてしまうと、多忙な担当者にとっては面倒くさいメールになりかねません。そういった場合も考えて、お礼メールを作成する際は、ある程度の簡潔さも意識しましょう。ただ、「何を学んだか」という部分は大切なポイントです。なるべく具体的に書けるよう、意識してください。

お礼メール例文

○○株式会社
○○部 △△様
○○大学の△△と申します。この度は、貴社主催のインターンシップで受け入れてくださり、ありがとうございました。
インターンシップのお礼をお伝えしたく、ご連絡を差し上げた次第であります。

~~業界でも高い知名度を誇る貴社で、実際の業務に携わらせていただけたことで、更なる知識とノウハウを身に付けることができました。また、ユーザーの目には決して届かない、細かなところまで徹底して設計している点に、感銘を受けました。
とくに、○○の業務では、ユーザーの満足度が高い理由を知ることができ、良かったです。

○日間という短い期間でしたが、社員の方々の丁寧な指導を受けさせていただき、ますます貴社への入社意欲が高まりました。
貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。

△△△△(自分の名前)
××大学××学部××学科
〒123-4567
東京都○○区○○1丁目2番3号
電話:03-1111-1111
携帯:080-1111-1111
Mail:***@*.jp

インターンで担当者へ好印象を与える方法を知り採用を勝ち取ろう

企業がインターンをおこなうのには、【優秀な学生の発掘】【自社のPR】という目的があります。インターンの多くは、時間・費用・人材を投入しておこなわれますので、採用に直結する可能性が高いでしょう。そんなインターンで好印象を残すためには、見られていることを意識したり、実績を残したりすることが大切です。参加後のお礼メールでは、感謝の気持ちや学んだことを伝えるのがポイントとなります。本ページの内容を参考に、インターンで好印象を残しましょう。

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