2019年09月04日(水) 更新

外資系企業と言われる会社へ就職前に知るべき事実3つ

複数の外資系企業がすぐに思い浮かぶ就活生は少ない

キャリアパーク会員の就活生を対象に「外資系企業と聞いて思い浮かぶ企業を3つ上げてください」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • アマゾン
  • わからない
  • 楽天、P&G、ユニリーバ
  • モルガン・スタンレー シティーバンク ドイツ銀行
  • アクセンチュア、PwC

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「外資系企業と聞いて思い浮かぶ企業を3つ上げてください」

すぐに外資系企業が3つ思い浮かぶ学生は、決して多くはないということがわかりました。なかには「アマゾン」や「わからない」といった1社だけや全く浮かばないという就活生もいるようです。外資系企業とは、どのような仕組みの企業なのでしょうか。この記事では、外資系企業に就職する前に知っておきたい事実についてご紹介していきます。

外資系企業の事実①:様々な形態の会社がある

就職や転職希望者が多い外資系企業は外国投資家が株式もしくは持分の3分の1超を所有している会社を指します。外資系企業は海外に本社があり、日本にある会社は子会社という形になります。ほかにも、日系企業との合弁会社も近年増えてきています。この外資系企業は、日系企業の資本も入っていますから、一般的なイメージの外資系企業とは異なります。また、外資系企業ではなく、外国企業の支店もあります。これは外資系企業でなく純粋な海外の会社がそのまま日本にあると思ったほうがいいでしょう。この違いを知らずにただ外資系企業に就職や転職をしても活躍できないかもしれません。

会社の形態次第で外資系企業でも国際的な働き方ができないこともある

先述のように外資系企業といっても様々な形態の会社があります。そのため、いわゆる外資系企業と思われている会社のなかでも日本人社員の扱いは大きく異なるのです。ただ外資系企業に就職したいと思うだけでなく、しっかり調べなければいけません。たとえば海外の会社の支社に転職したいのであれば、外国企業の日本法人である子会社としての外資系企業とは違い、本国の会社と同じ会社なわけですから、就職したらグローバルに働くことが期待できますし、実力次第で出世の道も開かれやすいです。また、逆に外国の会社に買収された日系企業で外資系企業となった会社に就職や転職をしても、中身は日系企業なので、世界を飛び回る仕事ができる可能性は低いかもしれません。

外資系企業の事実②:給料の高い会社とは限らない

外資系企業に就職したい、転職したいと思う理由に給料が高いというのが挙げられると思います。たしかに、実力や成果に応じて給料が上がるのは間違いではありません。しかし、就職や転職を考える多くの人がイメージするほど、高給な会社はそう多くなく、日系企業に比べて10%程しか高くない外資系企業もあるのです。ただ、外資系企業はボーナスの際には実力や成果がしっかり反映される会社が多いので、就職や転職を考えるならその会社が当てはまるか確認してみましょう。

転職しても福利厚生がほぼないので実力に自信のある人がおすすめ

加えて、外資系企業には交通費以外の手当や福利厚生がほとんどありません。そもそも福利厚生は日本の制度だからです。給料はたしかに高めですし、実力があればボーナスの金額には期待できますが、毎月の給料が変動したり、実力が発揮できないと給料がずっと下がったままになったりします。不安であれば就職や転職の際に外資系企業は選ばない方がいいでしょう。

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外資系企業の事実③:日本の保険に加入する必要がある

外資系企業に就職や転職をしても、勤務先は日本国内なので、日本の社会保険に加入しなければいけません。日系企業と同様に、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険には加入する必要があるのです。外資系企業でも日本の労働条件に合わせなければいけないので、外資系企業に入社したら様々な手続きを行わなければいけません。

書類や手続きが英語のケースもあるので契約用語は勉強しておこう

外資系企業なので、保険の書類や手続き、採用の契約書などが英語の場合もあります。もちろん上記のように外資系企業といっても形態は様々ですので一概には言えません。しかし、基本的には英語だと思った方がいいでしょう。外資系企業に就職や転職をできた程度の語学力はあると思いますが、書類の手続きでは普段使わない単語もありますし、事前にチェックしておきましょう。

会社へ就職する前に外資系企業の3つの事実を知って万全な準備をしよう

様々な人種の人と外国語で商談し、世界各地を飛び回る、そんなカッコいいイメージのある外資系企業。しかし、就職や転職を真剣に考えるのであれば、知っておくべき知識や終わらせておくべき準備はたくさんあるようです。外資系企業で自分の思い通りに働くためには、その外資系企業の形態や給料・ボーナスの支払いなど、就職活動を本格的に始める前に知っておくべきでしょう。

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