2020年01月31日(金) 更新

【外資系企業の特徴】内定獲得のための選考対策も合わせて紹介

就活生にとって外資系企業は実力主義のイメージ

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「あなたが思う外資系企業のイメージを教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • ギラギラ
  • 成長著しい分野
  • できる人。
  • 自由、フレキシブルな就業スタイル
  • 厳しい、実力主義
  • 頭のキレが良い人が多いイメージ。
  • 実力主義
  • グローバルに力を発揮できる。
  • 大変そう
  • 成果主義で英語のスキルの高い人が多いイメージです。
  • 異文化交流

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月24日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「あなたが思う外資系企業のイメージを教えてください!」

就活生へのアンケート結果から、外資系企業は実力主義でありグローバルに活躍できるスキルが必要、という印象を持たれていることがわかります。「頭のキレが良い人が多いイメージ。」「成果主義で英語のスキルの高い人が多いイメージです。」など頭が良く語学力のある人材が求められていると感じているようです。では、外資系企業の実際の特徴についてご紹介します。

外資系とは資本の1/3以上が外国法人または外国人による出資の企業

そもそも外資系企業というのは、どんな基準によって区別されているのでしょうか。経済産業省が実施した『第52回平成30年外資系企業動向調査(平成29年度実績)』では「資本の3分の1以上が外国法人・外国人による出資である企業」を外資系企業と定義しています。

しかし実際は、日系企業であっても経営陣が海外の役員で構成されていることもあります。この場合でも、最近は外資系企業と呼ばれるケースがあります。また、定義通りの外資系企業であっても中には日系イメージが強い企業も存在します。

特徴①完全な実力主義

外資系企業とは、外国資本によって運営されている企業を指します。まず外資系企業と日本企業の違いで挙げられるのは、新人やベテラン関係なく、まさに結果が求められる実力主義といえる点でしょう。

年功序列ではなく完全な実力主義が徹底しているため、性別や年齢に関係なく能力が高い人が評価されやすい傾向にあります。

そして、能力に見合うだけの部署に配属され、仕事内容に見合うだけの給料が支払われるのです。実力主義であるため、結果を出せなければ解雇に繋がるケースもあるのが、外資系企業の特徴といえるでしょう。

特徴②時間をかけた教育ではなく実践習得

外資系企業は実力主義に伴い、時間をかけて社員教育をおこなうよりは実践習得の意識が強いです。

日本の新卒採用では総合職がよく募集されます。実は、総合職は日本独特の職種です。総合職は幅広い分野で活躍できる職種で、職種や所属がいずれ変わる可能性が高く、部署異動を前提としています。

海外では総合職ではなく、職種別に採用するのが基本です。日本のように部署異動が発生したり職種が変わったりすることは極めて少なく、職種替えが起こることは基本的にはありません。その代わり、採用する時点でスキルが備わっていることが求められます。

時間をかけて丁寧に社員を教育する日本とは違い、即戦力を求める傾向にあります。まさに実践習得という言葉の通り、実力勝負の世界でもあります。

特徴③チームでの取り組みより個人プレーが多い

日本では飲みニケーションという言葉があるように、仕事終わりに飲み会を開き社員交流を流す文化があります。また、皆が残業する中なかなか帰りづらく、定時での帰宅がしにくい雰囲気を感じることもあるようです。

日本は、仕事とプライベートの区別がはっきりしていなかったり、従業員一丸となって売上に貢献したりと、集団意識が強い傾向にあります。

反対に外資系企業では、仕事とプライベートは別という意識が強く、残業することはすなわち時間内に業務を終わらせられなかった証と見なされてしまいます。

そして、仕事は個人の責任であり連帯責任ではないという意識も強いです。ただし、定時で帰宅しやすい環境なだけに、残業をしないように予定を組み、時間内に業務を終わらせられるように効率よく仕事をこなしていかなければなりません。

特徴④有給休暇が取得しやすい

外資系企業の特徴として4つ目に紹介するのは、有給休暇が取得しやすいという点です。

基本的に休日はカレンダー通りにとれるので、自分のペースを保ちながら仕事に取り組めます。とはいえ完全なる外資系企業だと、本国に合わせるため日本の祝日は関係ありませんので、注意が必要だといえるでしょう。

特徴⑤勤続年数が短い傾向にある

外資系企業は勤続年数が短い傾向にあります。人の入れ替わりが激しい環境ともいえます。外資系企業の特徴として、成果報酬が主だっていることは説明しました。

ネガティブな考えとしては、成果報酬が安定しない場合です。給与は低くなり、生活に支障が出ることが予測できます。収入が安定しないことで、不安定な収入で生活していかなくてはならず、成果が出せないままでいると解雇の可能性も高くなります。

反対に、キャリアアップでの転職も多いのが特徴です。ヘッドハンティングで他者からの引き抜きで転職するケースもあります。

日本は終身雇用という言葉がある通り、長期的に就業することが前提になっています。退職金制度や福利厚生が手厚い面もあります。企業によっては住宅手当や社宅などの制度もあり、暮らしの点では会社のサポートが色濃い部分があります。

外資系企業はこのようなサポートは少なく、福利厚生は最低限のものとなっていることが多いです。日本のように長期的に働ける環境とは違う面もあるということは覚えておきましょう。

特徴⑥年功序列の考えがなく上下関係が厳しくない

終身雇用がなく実力主義の成果報酬型の働き方となると、就業環境はどのようなものなのでしょうか。外資系企業は年功序列の考えがそもそもありません。

そのため、上下関係があまり厳しくなくフラットな社風です。上司との距離も近く、仕事の相談がしやすい環境です。風通しのよい環境なので、年齢や経歴を意識してギクシャクすることなく意見が述べやすいです。

一方で、個人の行動における責任は強く求められます。いくら風通しがよいからといって報連相を怠ったり、独断でプロジェクトを進めてしまったりすることはよくありません。

また、フラットな環境なだけに自分の意見をしっかり発言することも求められますので、積極的に発言する姿勢を保つことが重要です。

外資系企業の就活スタートは早く3年の6月

応募時期は2020卒も6~7月

外資系企業では、2021卒も6〜7月にエントリーシートやインターン準備を開始します。多くの外資系企業は6月にエントリーシートを締め切るので、それまでに提出するようにしましょう。

8〜9月でサマーインターンが始まり、10〜11月で本選考が始まります。このようにスケジュールが日本企業と少し異なりますので、こういった点もしっかり確認しておきましょう。

外資系企業から内定をもらうには、インターンへの参加が重要になります。企業によってはインターンに参加していないと、本選考にはエントリーができないところもあるほどです。

そのため、外資系企業のインターンは本選考のようにレベルの高い選考が用意されています。インターンの選考を突破するためにも早いうちから十分な対策をしておきましょう。

外資系企業のこれまでの選考の内容や、やっておくべきことをまとめた「外資インターン選考対策」は下記から無料でダウンロードできます。選考対策に利用してみるといいでしょう。

では、次項から面接で見られる部分について見ていきたいと思います。

インターンの参加が本選に繋がるケースも多い

外資系企業のインターンは採用活動を兼ねていることが多いです。そして、外資系企業のインターンは夏に行われることが多いです。そのため「サマーインターンシップ」とも呼ばれています。

サマーインターンが夏に行われ、参加者に優先的に本選考の案内が来るケースが多いでしょう。他にも、サマーインターンに参加していることが新卒採用の応募必須条件になっていたり、サマーインターンで内定を出したりするケースもあります。

このように外資系企業は、日系企業に比べてインターンの参加が選考に有利になる傾向が強いです。外資系企業の入社を狙っている人は、インターン情報をこまめにチェックして、選考にどのように関わっていくのかを予測しながら就活するようにしましょう。説明会に積極的に参加して、選考スケジュールをくまなくチェックすることもおすすめです。

外資系企業の面接で最も見られるのは礼儀やマナーではない

外資系企業の面接において、もっともみられるのは礼儀やマナーではありません。もちろん多少は見られますが、日本企業ほどマナーを厳しくチェックされるわけではないのです。

では、外資系企業の面接で見られるのはどういった点なのでしょうか。詳しく見ていきたいと思います。

大人しい人よりも積極的な人の方が評価される

外資系企業の面接では、大人しい人よりも積極的な人の方が評価される傾向にあります。協調性がほとんど必要ない分、積極性が問われるのでしょう。

面接官の質問に答えるだけではなく自ら質問していくスタイルの方が好まれるといえます。根拠のない自信は危険かもしれませんが、意思表示はしっかりするべきです。

面接官とコミュニケーションを取った方がいい

外資系企業の面接では、お互いにコミュニケーションを取っていくのが望ましいとされています。日本企業での面接ではあまり見ない光景ですが、外資系企業での面接では面接官との握手などもごく一般的です。

日本では考えられないにしても、外資系企業ではこういったコミュニケーションの取り方も間違いではありませんので、積極的にコミュニケーションを取っていきましょう。

外資系企業の就活対策

では、外資系企業への就活で必要な準備には、どのようなものがあるのでしょうか。やはり就職を考えているなら、企業研究は欠かせません。企業研究が十分にできてから、やっとその会社に合った自己PRが考えられます。

また、志望動機に関しても会社が求めている人物像であるというアピールと、どうしてその業界・企業なのかという点をメインに考えていかなければならないでしょう。

英語力はマスト

外資系企業で通用する英語力があるかは、筆記試験や面接で厳しく見られます。英語の設問がある外資系企業もたくさんあるのです。TOEICでは750点以上はとっておきましょう。

さらに外資系の面接は逆質問の時間が長いため、つけ焼きの英会話力だけで凌ごうとしても難しいといえます。したがって、事前の企業研究含め、英会話の練習を日々行って面接に備えましょう。

自ら発言する言語化と自発性

外資系企業が求める人物像は、自分の考えていることを論理的に言葉に換えて説明するスキルがある人です。物事を具体的に説明し、意見をしっかりと伝えられる人物を重視しています。

どのような環境で自分の能力やスキルを発揮したいのかを強くアピールすることができ、自分の意思を論理的に述べるプレゼン力も重要になります。

個人のスキルや技術力も大切ですが、人柄という面ではプレゼン力、アピール力、コミュニケーション能力を重視しています。仕事をしていく上で当たり前に必要な能力に違いはありませんが、想像以上に自分の意見や考えをはっきり伝える文化が根強いことは覚えておきましょう。

外資系企業を狙っている人は、自発的に発言をして積極的に自分で仕事を勝ち取っていく姿勢が必要でしょう。

外資系企業の特徴4つを踏まえて応募時期までに対策をして就活に臨もう

いかがでしたか?外資系企業の特徴と就活において取るべき対策についてみてきました。外資系企業の特徴としては、【実力主義】【有給休暇が取得しやすい】【勤続年数が短い】【上下関係がフラット】という点が挙げられるでしょう。日本企業とは真逆といえる特徴を持つ外資系企業ですから、面接などの対策も変えていかなければなりません。

また、応募時期も日本企業とは異なり6月ごろからとなっていますので、スケジュール把握もしっかりしておきましょう。就活準備や対策をしっかりしておき、外資系企業の面接などに臨んで下さいね。

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