2017年07月07日(金) 更新

東京ガスの気になる評判と最近の取り組み

液化天然ガスを家庭に提供しているのが東京ガス

東京ガスはLNG(Liquefied Natural Gas)という液化天然ガスを扱う会社で、導管を通じて私達の家へとガスを提供しています。資源開発やガス製造、輸送などLNGに関する、あらゆる事業を手がけているのです。全国の家庭でガスが利用されていますが、その使用比率は最も工業用が多く鉄鋼、自動車、食品業界などにおける工場設備の稼動に多く使われています。

東京ガスの業績には波がある

東京ガスが2016年に公表した有価証券報告書を見ると、経営に波があるのを見て取ることができます。平成24年度の売上高は1,754,257(単位:百万円)で、平成27年度には2,292,548にまで上昇しました。しかし、平成28年度には1,884,656に低下してしまいました。公共事業的性格の強いガス会社ですが、売上が上がり続けるわけでは無いといえるでしょう。

東京ガスは新電力事業を開始した

東京ガスは電力自由化に伴い、新電力事業を開始しました。東京ガスは家庭での小売が可能になる前から電力自由化に着手していて、自前の火力発電所も有しています。既に工場や百貨店へと電力販売を行っていたという実績があるため、新電力事業市場において一歩抜きん出た形となっているのです。ただ、未だ発送電分離が行われていないため、大幅な電気代の値下げには至っていません。

エネルギーの入手先多様化や様々な活動に協力している

東京ガスのCSRは多岐に渡っています。東京ガスは大企業なので、様々な事に着手しているのです。例えば、エネルギーの入手先を多様化することは安定供給に繋がるので、オーストラリア、台湾、アメリカと新たに取引を開始しています。地域社会へ貢献する施策としては自然を体験するプログラムである「どんぐりプロジェクト」というものを開催していますし、防災活動、美化活動、環境活動などへの参加や協力も多数行っているのです。

福利厚生がしっかりしており安定している点が評判

東京ガスは、社会における重要なインフラのガスを取り扱う会社なので、安定感の高い企業です。雰囲気も平和で働きやすく、まずクビになることはありません。給料も高く福利厚生もしっかりしていて、海外赴任者における手当も厚いものとなっています。自然災害による電気事業所の代わりになれる企業なので、社会的意義は高まっていると言えるでしょう。

攻めの姿勢で責任感を持って働ける人を求めている

東京ガスはインフラを扱っているため安定している職場です。しかし、エネルギーのインフラを扱うということは、社会的責任のある立場になるという意味でもあります。さらに新電力事業は、2020年の発送電分離に伴い本格化していくでしょう。東京ガスは確かに高給で安定した環境にありますが、攻めの姿勢で責任感を持って業務に臨むことができる人材を求めているといえます。

新電力事業を開始した東京ガスは社会的意義が強く全体的に安定している点が評判

東京ガスの気になる評判と最近の取り組みについて見てきました。東京ガスは、関東圏を営業区域として活動している一般瓦斯事業者です。事業内容はLNG(液化天然ガス)における調達、ガス製造、輸送、販売などとなっています。また、近年は新電力事業にも乗り出しましたが、売上額には波があるといえます。また、東京ガスは安定した高給な企業ではありますが、社会インフラの一端を担い電力自由化によりその社会的意義は高まっていると言えるでしょう。東京ガスは、社会的責任を自覚し、攻めの姿勢で責任感を持って業務に臨める方に相応しい職場となります。

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