2020年06月23日(火) 更新
大学院への進学か就職か迷った際に把握すべきメリット・デメリット
目次
就職と大学院進学の選択に悩む就活生は多い
就職すべきか大学院進学を選択すべきか、という悩みを抱える就活生は多いです。自分の将来ですから、慎重になるのは当たり前です。
大学院進学を選んだ場合、どのようなメリット・デメリットがあるのかを知れば、選択しやすくなるのではないでしょうか。
大学院進学のメリット
大学院進学のメリットから見ていきましょう。大学院進学のメリットは、以下の5つが挙げられます。
大学院進学のメリット
- 専門的な知識が身に付く
- 就職の選択肢が増える
- 就職活動でアピールできるエピソードが増える
- 修士または博士の称号を取得できる
- 大卒より初任給が高い
- 学校推薦での就職も可能になる
では、以下で詳しく見ていきます。
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①専門的な知識が身に付く
大学院進学のメリットとして、1つ目に挙げられるのは「専門的な知識が身に付く」ことです。大学院に進学すると、大学生よりも専門的な分野を勉強・研究するためです。
1つの専門分野に特化した人材は、社会に出てから重宝されるはずです。
修士または博士の称号を取得できる
大学院に進学すると、修士または博士の称号も取得できます。修士は、大学院の修士課程を修めたことによって取得できる学位です。
また、博士は最高学位で、大学院の博士課程を修めた人にのみ与えられます。
②就職の選択肢が増える
大学院に進学すれば、卒業後に就職することになったとき、選択肢が増えるのもメリットの1つです。
職種によっては応募条件に大学院卒以上としている場合もあります。大学院を卒業してから就職すれば、分野によっては即戦力になりえます。
③就職活動でアピールできるエピソードが増える
大学院進学を選択した場合、大学院卒業前にする就職活動でアピールできるエピソードが増えるのも、メリットの1つです。
大学時代にこれといって力を入れたものがない人は、就職活動での自己PRなどで悩みやすいです。大学院に進学すればその分時間ができますので、エピソードになり得る活動もできます。
④大卒より初任給が高い
他にも、仕事をして働いていく上で重要な要素となってくる「給料」にも違いがでてきます。厚生労働省が発表した『平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)』によると、大卒者の初任給は以下の通りです。
大卒の平均初任給
・男性210,100円/女性202,600円
・男女平均約206,700円
また、大学院修士課程修了初任給は以下の通りです。
大学院修士課程修了者の平均初任給
・男性239,900円/女性234,200円
・男女平均約238,700円
⑤学校推薦での就職も可能になる
学校推薦とは、企業が大学に対して優秀な学生の採用枠を確保することです。
学校推薦を受けた学生は、一次面接や採用試験などの一般的な選考フローを免除されるケースもあります。そのため、学校推薦を得た学生は内定までの道が縮まり、内定をもらいやすいというメリットがあります。
ですが、学校推薦によって内定を得た際には、内定の辞退はできません。学校推薦を受けたいと考えている学生は、推薦先の企業が自分に合っているのかどうかをよく考えてから決定しましょう。
大学院進学のデメリット
大学院進学には様々なメリットがありましたが、逆にデメリットにはどういったものが挙げられるのでしょうか。大きく、以下のデメリットが考えられます。
大学院進学のデメリット
- 大卒で就職した同級生とキャリアの差が生まれる
- 学費がかかる
- なんとなく進学すると時間の無駄になる
- 理系の大学院卒生は専門的なことを求められやすい
- 文系の大学院卒生は研究がすぐに活かせるわけではない
- 分野によっては就職先が非常に少ない
①大卒で就職した同級生とキャリアの差が生まれる
大学院進学によるデメリットとして、大学院を卒業する頃には、大学を卒業して就職した同級生とのキャリアの差が生まれるでしょう。
それにより、「年下だけれども仕事上では上司」という人も出てくるため、円滑な人間関係を築くスキルも必要になってくるかもしれません。コミュニケーション能力に自信がない人は、ネックになる部分といえます。
②学費がかかる
また、大学院進学のデメリットとして「学費がかかる」ことも挙げられます。親族が出してくれるケースもあるかもしれませんが、大学院進学を決意すると、アルバイトなどをして自分で稼がなければいけない人もいるでしょう。
アルバイトをしながら大学院に進学する人は、両立もしなければならないことを覚えておかなければなりません。
③文系の大学院卒は研究内容が就職に活かせることは少ない
文系の大学院で研究した内容は、就職して必ず活かせるものでないことを把握しておきましょう。
文系の大学院は理系の大学院を卒業するよりも、就職するのが難しいとも言われています。慎重に選択する必要があるでしょう。
④専門性を期待される
泉温的な知識が身に付くことを、メリットと伝えましたが、ときにはでデメリットとなるケースもあります。
それは大学院まで進学しているから「これくらい知っているよね?」と過度に専門性を期待されるときです。
軽く受け流さる人は問題ありませんが、言い方や場合によっては、気になることもあるでしょう。
就職を検討する前に就活力を図るのもおすすめ
就職活動をする前に自分の「就活力」を図っておくことをおすすめします。進学と就職の2つをすすめる時に時間はとても大切です。
今の自分に何が不足しているのか、何に課題があるのかを認識していると、効率的かつ確実な就職活動をすすめることが出来ます。
大学院への進学か就職かで迷った場合にすべきこと
多くの大学生は、大学院へ進学するか、進学せずに就職するかという点で悩んでいます。そのような時には、何を基準として考えたらよいのでしょうか。大学院に進学することはメリットもデメリットもあるため、どちらを取るかという判断はとても難しいことでしょう。
進学か就職かで迷った時にすべきことは、就職したい企業から決めることと、大学や大学院生の先輩の話を聞くことの2つがあります。以下の項目で詳しく説明していきますので、大学院に進学すべきかどうかで悩んでいる学生は、参考にしてみてください。
就職したい企業から決める
まずは、自分がどのような職種の企業に就職したいかを考えてみましょう。希望の企業は、大学院を卒業していなくても採用枠をとっているのか、大学院生しか採用していないのかを確認します。
大学生と大学院生のどちらの採用枠も設けている企業ならば、大学院に進学せずに就活を進めても良いでしょう。ですが、就職後の待遇は、大学卒よりも大学院卒の学生のほうが良いケースが多いです。その点を踏まえたうえで、どちらを優先するのかを判断してください。
その一方で、大学院生のみを採用しているという企業もあります。重化学工業メーカーなどはそのような傾向が強く、理系の大学院生に絞って採用している場合が多いです。このような企業に就職を考えているならば、大学院への進学を決めても良いでしょう。
大卒・院卒両方の先輩に話しを聞く
就職したい企業の採用枠から卒業後の道を選ぶことも大切です。ですが、進学するか就職するかの判断は、今後の人生に大きく影響する選択ですので、なかなか決めかねることもあるでしょう。
そのような時には、先輩の意見を参考にしてみてください。大学卒の先輩と、大学院卒の先輩のどちらの話も聞くと良いでしょう。大学卒と大学院卒の先輩では、就活の仕方も変わってきますし、メリットやデメリットも違います。先輩のリアルな体験談を聞けば、就活に対して違った視点で見ることができるかもしれません。
もし身近に相談できる先輩がいない場合は、インターネットで調べればたくさんの先輩の体験談を読むことができます。また、大学の就職課でも、有益な情報を得られることがありますので、大学の就職課で相談しても良いでしょう。
大学院への進学も就職のメリット等把握したうえで2年を大切に使おう
就活において、大学卒よりも大学院卒のほうがメリットが多いと思われがちですが、メリットばかりではありません。
メリットとしては、専門的な知識をアピールして就活に臨むことができたり、就職後の待遇も良いといった点などがあります。大学院を卒業して得られる修士や博士などの称号は、大きな自身の強みとなることでしょう。
しかし、大学院卒の場合、大学卒の学生よりも専門的な知識を求められたり、文系の場合は就職先が狭まってしまうこともあります。大学院に進学する際にかかる多額の学費も、無視できない問題のひとつです。
進学か就職するかのどちらかで悩んでいる学生は、大学院卒で就活をする際のメリットとデメリットをよく理解しておきましょう。
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